Twitterのフォロワーの増やし方を考えてみた話 ~スタートアップのTwitter活用~
FOLIOという資産運用系スタートアップで経営企画部長をしている石坂(@hiro_ishizaka)です。
FOLIO社内でSNSを通じて会社の認知度を高めていくぞ!という活動をしています。せっかくならちゃんと頭を使ってやろうということで、Twitterでのフォロワーの増やし方を素人ながらなるべく論理的に考えてみました。社内勉強会の様子を抜粋してご紹介します。
「いいツイートをするには?」「ターゲットをどうする?」みたいな再現性が低かったり個別アカウントに左右されたりすることは省き、超基本的なルールのみにフォーカスしています。
今回は良し悪しは置いておいて、会社のためにひたすらフォロワーを増やすことにフォーカスを置いています。
実名でTwitterをしている人間として「フォロワーを増やすために頑張ってます!」アピールは恥ずかしいですが、スタートアップであるFOLIOの認知度を1㎜でも高めるために背に腹はかえられません。ご笑覧いただけますと幸いです。
1.フォロワー増加の公式を理解する
Twitterを始めると「よし一発バズらせてやろう!」と思います。ただ、バズったからと言ってフォロワーが増えるわけでもありません。万単位のイイネが付いたツイートでも、アカウントを見てみるとフォロワー300人ぐらいとかよくあります。
基本の公式として、まず「認知を取る」→「プロフィールを表示させる」→「フォローボタンを押させる」というステップが必要になることを確認し、それぞれの向上施策を打っていくことが大事です。
2.Twitter上で取り得るアクションを理解する
基本公式の次に、施策を考えるためにTwitter上で取り得るアクションをおさらいします。できる行動は意外と限られており、主に上記の8つぐらいです。この組み合わせで各施策を考えていきます。
ツイッターでできることは、「ツイートする」だけではないので全部活用していきます。
3.「認知回数」を増やすためにできること
公式の1つ目、「認知回数」。フォロワーを増やすために最重要なのは「認知回数」を何が何でも増やすことです。質より量です。その後のCVRを上げても認知回数が少なくてはインパクトはありません。
「良質なツイートをしてファンを増やす」は重要ですが、再現性が低いですし、そもそもアカウントを知られていなければ意味がありません。自分のツイートは自分のフォロワーにしか届きません。フォロワーが少ない際にまず狙うべきは「通知欄」です。
フォロワーでない相手の通知欄に自分のアカウントを表示させることで効果的に認知を取ることが出来ます。通知欄に表示する方法は、下記の4種類です
1.リツイートする
2.リプライする
3.いいねする
4.フォローする
この中でも特に効果を上げたい際は「引用リツイート」をお勧めします。引用リツイートだと下記の様に通知欄に大きめに表示されるため特に認知度が上がることになります。
数十人のフォロワーを一気に獲得!とかを考えず、1人1人地道に認知を拡大していく作業です。
そんな中でも、手っ取り早く認知度を向上するためには、フォロワー数千人程度のナノインフルエンサーに絡みに行くのが近道です。
絡みに行った際に、引用リツイートいただいたり、リプライを返していただいたりすることで対象のナノインフルエンサーのフォロワーのタイムラインに表示され、一気に数千人への認知が取れます。失礼に当たらない範囲で絡んでいきましょう。(知らない人にも気軽に話せるのがTwitterのいいところだとも思うので)
4.「プロフィール表示率」を増やすためにできること
認知された次に考えるのは、「プロフィールを表示させる」ことです。なんと、フォローボタンはプロフィール画面がメインなのでこの工程が必要になります。(正確にはツイート詳細からもフォロー可能ですがわかりにくいため)
認知をした際に「このアカウント見てみたいな」と思わせることが重要なのですが、きっかけとなるのは下記の3つしかありません。
① アカウント名
➁ プロフィール画像
③ツイート内容
①アカウント名
名前だけでなく「何をやっているのか」を知らせるが詳細情報をみたいと思わせる余地を残す、ことを意識します。私の場合は「投資銀行」「スタートアップ」と書いてますが会社名をあえて書かないことでプロフィールへの誘導を意図しています。
➁プロフィール画像
実は画像を拡大して見るためにはプロフィールに飛ぶしかありません。そこで顔などが拡大しないと見えないぐらいの大きさにする、というのも効果があります。
③ツイート内容
一般的には、ツイート内容とアカウント名の訴求ポイントがずれていないことが大事です。
最近よく見る例として「●●をプロフの最後に書きました」「●●は固定ツイートを見てください」みたいなツイートをよく目にするのもプロフィール表示率を上げる施策の一つだと思われます。
SNSコンサル的な人が広めた手法かと思いますが、増えすぎてさすがにちょっと気持ち悪さがあります。
5.「フォロー率」を増やすためにできること
プロフィールページが自分のアカウントのLPであることを意識し、フォローボタンを押させるための仕掛けを入れ込んでいきます。
ここはかなり個別性が高いですが、ご参考までに私が作っている意図を記載しています。
6.施策の効果検証を行う
施策の成果検証は特別なツールは使わず、Twitter備え付けの「Twitterアナリティクス」で行っています。本業でもないですしあまり深く追いすぎても仕方ないので、1ヶ月に1度、下記の3つにフォーカスして検証を行っています。
WEB上のTwitter運用ノウハウを見るに、
・プロフィール表示率:3%
・フォロー率:1%
が一つの目安となっており、半年ほどやってみた私の感覚とも近いので、ここからずれてきた場合は施策に見直しをかけています。
7.これまで試した施策の一例
今まで最も効果があったのは、引用リツイートで業界の先輩に絡ませていただいた際のものと、自分語りnoteを公開した際のもので1つのツイートでそれぞれ20-40人程度フォロワーが増加しています。
一方で下記の施策はインプレッションが得られたものの、フォロワー増にはつながりませんでした。こちらもご参考までに。
・孫正義等の有名人アカウントへリプライ:ツイートにぶら下がるのでインプレッションは上がるがプロフィール表示に繋がらない。
・バズツイートにリプライ:上記のようにインプレッションも多く、イイネが300近くついたもののプロフィール表示率は異様に低く意味をなさなかった
8.便利ツールの活用
色々見て回った結果、social dogの無料プランのみ利用しております。便利機能は主に上記の2つです。特に予約投稿はTwitterデフォルトの機能がかなり使いにくいのでお勧めです。私も一週間分のツイートを週末に仕込んでいることが多かったりします。
9.個人的に気を付けていること
ここは、社内勉強会を開いた際にディスカッションした内容になります。特に気を付けているのは5番目です。フォロワーが少なくてもクソリプは突然やってきます。私は反応したら負けだと思っているので、どんなに頭に来ても徹底的に無視することにしています。
10.最後に
フォロワーが多ければ幸せなわけでもないので、無理して増やす必要はないと思ってます。ただ、スタートアップは,、すがれるものは何でもすがっていかなければ即死する世界ですしそんなことは言ってられません。ただ、無理して頑張る中で、その中で新しい知り合いが増える、古い友人から連絡をもらえる等、意外と楽しいことは多々あります。「Twitterみました」と言われる回数もかなり増えてきました。炎上リスクに注意しつつ実名顔出しをお勧めいたします。
そして、脈絡はないですがFOLIOは積極採用中です。ToC/ToBの事業が徐々に立ち上がっていく中でビジネス系のポジションはまだ大きく空いているのでぜひご連絡お待ちしています!
私のTwitter(@hiro_ishizaka)にお声掛けいただいてももちろん大丈夫です。