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若手デザイナーから見たミナペルホネン

スーパーのレジに並んでいるとき、なせがたまにメントスが食べたい欲にかられるマツムラです。

先日、コロナの影響で開催を延期していたミナペルホネンの展示「つづく」に行ってきました。

ミナペルホネンの名前は知っていましたが、詳しくは知らなかったのでどのようなデザインをしているのか自分で深堀りしつつ、皆さんに紹介しようと思います。


ミナペルホネンとは

デザイナーの皆川明さんが作ったテキスタイルブランド。
テキスタイルブランドは、生地を作るブランドです。マリメッコなどが有名ですよね。

フィンランド語で

''mina''=私
''perhonen'' =ちょうちょ

蝶の美しい羽のような図案を軽やかに作っていきたいという願いを込めてブランドの名前を付けたそうです。

最初はminaというのがブランド名で途中で変更しています。

皆川明さんはヨーロッパ各地を旅行してその中で北欧のデザイン、ライフスタイルに興味を持ち、またパリコレに関するアルバイトをしたことからファッションを志すきっかけになったそう。

確かにミナペルホネンは北欧のイメージがありますよね。

その考え方、ライフスタイルをテキスタイルデザインでボクたちに発信してくれて、それが多くの人に評価されているんだなぁ。

ミナペルホネンのデザインには何か優しさみたいなものを感じます。

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これは代表的な生地でタンバリンという名前が付いています。


ミナペルホネンの特徴

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このブランドの特徴としてはハンドドローイングの図案からテキスタイルを作るということ。つまりカンタンに言うと手書きのスケッチから生地の柄を作っているということ。

また生産地に足を運ぶことから制作を始めるみたいで生産地、工場に継続的に作ってもらうことで、その生産地に貢献したいという想いも展示では表現されていました。

展示会でも手書きのスケッチと工場の機会で地道に織り込んでいる様子が展示されてあって、意外とアナログでテキスタイルは作られているんだなぁって親近感が湧きました。

生地それぞれに名前が付いているのもとても親近感が湧きます。下の生地はchoucho。

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ほかの分野のデザインを見るのは楽しい。


展示会で触れた良さ

ボクはこの展示会でミナペルホネンが飾らずにいいものを作る姿にとても共感できました。

デザインはもちろん生地もとてもいいので展示の最後の方に実際に着ている服が展示されており、それには例えば10年と書かれてあり買った時の記憶、今も着ていてこういう時に着るとか、思い出と一緒に展示されてありました。

10年持つ服ってすごい。

長くものと付き合えるとその思い出も乗っかって手放せないものになりますよね。

展示のテーマである「つづく」がたくさん感じることができました。

「せめて100年つづくブランドに」

いまはミナペルホネンは25年。
この先どのようなデザインが見れるのかとても楽しみです。

ボクもなんか買ってみたいな。

展示の動画もありますので、興味がある方は見てください。
是非展示にも行ってみてくださいね!


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