見出し画像

300日後に校務分掌ICT主任を引き継がせたいアラフィフおじさんの引き継ぎ書の下書き 25 校内ネットワーク

現在は、校務用と教育用は物理的に分けられ(と言ってもVLANなのだが)、2系統のネットワークになっている。ゆくゆくは統合されるだろうが、分けられているゆえに、使い分けが必要になる。

校務系ネットワークは、基本的に教員用の校務PCとしてWindowsが使われることから、これを管理するために、WindowsServerを設置し、ActiveDirectoryを構成している。従来的なWindowsネットワークの構成となっている。

対して、教育系ネットワークは、多様なOS、デバイスが使われるようになった。GIGA端末としてiPad、BYODとしてChromebookだけではなく、Androidタブレットなども入ってきている。それどころか、大型ディスプレイとしてAndroidTVなどもある。もちろんWindowsもあるので、混然とした環境になっていることから、従来のWindowsネットワークの考え方では難しくなっている。MDMが必須となるが、契約上GIGA端末とその他の端末では、使っているMDMも違い、この環境下のデバイス管理はかなり難しい。

デバイス管理、アカウント管理については別にまとめるとして、ネットワーク管理の肝になるのは、経路上にあるスイッチ(HUB)やWi-Fiのアクセスポイントだ。
どの経路に何があるのか、きっちり把握しておくこと。
ネットワーク経路図は最低でも年に一度は自分で書き直すつもりで、経路をチェックすること。
どの部屋がどの経路上でつながっているのか、どのアクセスポイントがあるのか、すぐに確認できるようにすること。

ネットワークはつながっていて当たり前なのではない。
ちゃんと動くように、見守り、手を入れている。
動かなくなったら、ちゃんと動かない理由があり、その理由に対応することだが、日ごろから経路を把握しているからこそできることである。

そして、ネットワークについて、難しいが、基本的なことは勉強しておくこと。今ならYouTubeで分かりやすく教えてくれる動画がたくさんあるので、勉強しやすい。
IPアドレス、DNS、DHCP・・・と言ったことを知っておかないと、経路を把握していても対応ができない、と言うか、なぜなのかが分からない。
今どきは、ITリテラシーの基本的な知識の範囲でもあるので、理解しておき、設定操作くらいできるようにしておくことだ。情報担当の嗜み、としておこう。

いいなと思ったら応援しよう!