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300日後に校務分掌ICT主任を引き継がせたいアラフィフおじさんの引き継ぎ書の下書き 22 経営計画・学校評価
学校全体としてのグランドデザインを、各部署として具体的に落とし込み、各部署としての方向性、目標、達成度などを定めていく。
ここら辺が、主任がマネージャーとしての知見や手腕を見せるべき一つとなる。
これを作成する裏側では、校長の考え、意向がどこにあるのかを理解していくために、よく話をすることになる。考え、意向を聞いたうえで、「なるほどそうですか」と言って、それをそのまま経営計画として書くようでは、マネージャーとしては足りていない。
聞いたうえで、「では、このようなことをやってみたいのですが」と、自分の中のカードを出して、自分の考えと行いたいことを提案して、すり合わせていくことだ。
その反応を見て、Goサインがもらえれば、それを経営計画の中で具体的に書いていけばいいし、年間計画の中で、いつ何をするのかをプロットすることができる。
そのためには、手持ちの提案できるネタや考えをため込んでおく、つまりは、勉強しておくことになる。
ICT関係で求められてくるのは、まずICTを活用した授業改善が来る。
ここで提案するのは、自分の授業実践ではない。
学校として、すべての学部学年にかかわるような活用として考えることである。現状、このレベルまでできているので、今年度はこうした活用を進めてこのような授業改善をしていきましょう、と言えるかどうかである。活用する場面を具体的に示し、どのように授業が改善されるのかのイメージを伝えていく。それによって、児童生徒がどのように学んでいくのか、先生方はどのように指導を考えていくのか、自分の考え、イメージを具体的に降ろしていくことである。
この話ができる、ということは、当然自分自身がそれを試行的にでもやっていて、できそうかどうか、効果が出せそうかどうかをつかんでおく必要がある。
もう一つは、校務の効率化である。
こちらは、今学校として業務上の課題点を指摘したうえで、それを改善する手立てとして提案するものとなる。
こちらについても、改善するための様々なテクノロジーやサービス、活用方法を、手札としてストックしておくことである。
ただし、DXが進んでいくような流れを考えての提案にした方がいい。単に目の前の課題だけに対応するような活用で考えてしまうと、アプリだのタブレットだの、というところに終始してしまいがちになる。
究極的にはこうなってほしい、というイメージを持ちつつ、現状としての改善策として、これで対応しましょう、少しレベルを下げてでも実行、実施できる話にしていくことは大切だ。
そのような話を校長と何度もして、コンセンサスを得て、経営計画に落とし込むことだ。
校長から言われたことを、そのまま書いたものでは、実施する際に苦しさが出たり、つじつまがあわなくなったり、方向性が変わってしまったりする。
ビビることなかれ。話を聞いたら、自分の言葉で提案し返して、これならできる、というところを探るべす。