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300日後に校務分掌ICT主任を引き継がせたいアラフィフおじさんの引き継ぎ書の下書き 23 予算要求1

ICTはとにかくカネがかかる。
他の校務分掌とは桁が違う。
ちょっとしたものでも数万円単位。それをまとめて導入しようとすれば数十万円。
半期だけでも100万円以上かかることはよくある。

世の中には、どのような製品があり、サービスがあり、それらはいくらぐらいなのか、知っておく必要がある。
教材カタログをぺらぺらめくって探すようなものではないのだ。
出回っている各種の製品、サービスで、これは!というものを選び、導入できるかを考えていくとだ。

ただ、それには、相応のカネがかかる。
しかし、必要な物であれば、ケチってはいけない。
ケチってしょぼいものを買うのはやめておくことだ。
高いだろうが、ちゃんとしたものを導入すれば、ちゃんとした効果が出る。

だが、「高い」と言うだけで、理解してもらえない、OKしてもらえないのはよくあることだ。
管理職からは、渋い顔される、やたらと問い質されることになる。
だが、その程度のことでめげている場合ではない。これらを導入し、教育に活用した場合の良さ、効果をがんばって説明することだ。説明できないようならあきらめろ。

何十万、百万円単位のお金を使う、ということがどれだけの責任なのかを自覚しておく必要がある。
学校は、予算として投資されたものを、お金として増やしてリターンすることはない。税金を使う以上、その教育的効果を明確な形にして示せるようにすることが、投資に対するリターンと考える。

だから、導入したものの適正な管理と活用をおこない、活用の実態を数字で示せるようにすることだ。そして、それらのうち、効果の高いものなどはホームページなどで公表して、ちゃんとやっていることを情報発信していくことだ。
「がんばっています」「楽しそうでした」ではない。「〇〇を活用したことで〇〇ができるようになりました」「○○回も取り組むことができ、〇〇人と共有することができました」と、示すことを忘れてはならない。


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