300日後に校務分掌ICT主任を引き継がせたいアラフィフおじさんの引き継ぎ書の下書き 9 IT業界用語への翻訳
IT関係の業者さんや、メーカーのサポート担当の方は、学校でのITのことは、分からない。
逆に、教員は、IT関係の業者さんの仕事内容や、メーカーのサポート担当ができることが、分からない。
畑がまるで違うので、話そのものがかみあわない。
日本語で話をしているが、まるで別に国の人と話をしている、音として言葉は聞こえ話はできているが、内容がお互いに理解できない。
という、認識を持っておくことだ。
「共通言語」の介在が必要になってくる。
ICTのことであれば、IT系の用語が、それにあたる。
学校で使っている教育関係の用語では、はっきり言って、通じない。
よって、「学校で使っている教育関係の用語」を「IT系の用語」に翻訳して(言い方を変えて、相手方が分かる言葉に置き換えて)、話をしたり聞いたりすることが必要なのだ。
※他の業界の方と話をする際には、その業界の方の言葉を知り、翻訳して話をすることを意識した方がいい、というのはこれまでに学んだことの一つ。
そのためには、IT業界の最新情報を知ることであり、それを理解できるだけの用語や考え方、ニュアンスというものを、それなりに知っておくことが大切になる。
これができると、IT業者の方と、話が通じるようになり、こちらの考えを伝えたり、相手方の意図をくみ取れるようになる。
また、メーカーからのサポートを受ける時にも、こちらで発生している事態を伝えることができるし、相手方が説明してくれていることが理解できるようになる。
こちら側が、このくらいのことを理解している、ということを示せることで、それに応じて、相手方も話をしてくれるのである。
具体的な例として、しばしばMicrosoftのサポートを受けているのだが、若かりし頃は話がなかなか通じなくて困っていた。
しかし、今では、サポート担当の方が伝えてくれる情報ややり方が、おおむね理解できし、提供に必要な情報も分かる。
また、もう一つの例として、若かりし頃は業者の言いなりになって、導入された物が、こんなはずじゃなかった、ということもあった。今では細かい部分まで仕様を伝えて、ベストなものを導入してもらえている。