令和3年第4回弟子屈町議会定例会を終えて
先日お知らせしていた通り、令和3年第4回の定例会が、12月13日(月)、14日(火)の2日間で行われました。
今後、議会だよりにて、議会としての公式な報告はありますが、どうしても発行までに時間がかかってしまうこともありますので、まずは速報までに、萩原メモよりお伝えしておこうと思います。
1.町長の行政報告
定例会の冒頭には、前回定例会以降の町政について、町長より報告があります。町内で何がどう動いているのかを知ることができるので、傍聴にもお勧めしたいポイントです。
■ゼロカーボンシティ宣言
弟子屈町には、既に「弟子屈町温暖化対策実行計画」というのがありますが、2050年までに二酸化炭素排出量ゼロを目指す「てしかがゼロカーボンシティ」へ挑戦することの宣言がありました。
弟子屈町ならではの、地熱エネルギー等を活用した持続可能な地域づくりが、地球温暖化対策にもつながるものと思っています。いち町民としても応援していきたい取り組みです。
■新型コロナワクチンの接種について
弟子屈町内の2回目までの接種率は89%となりました。今後、追加接種の3回目については、1月から医療・介護従事者に各事業所などで個別に。3月19日からは1・2回目と同じ会場での集団接種を行う考えだとのことです。
1・2回目の時と同様に、国からの指針やワクチンの供給によっては変更もあり得るのかと思われます。
2.一般質問
答弁の議事録がまだないので、メモ程度ですが、今回の一般質問の内容についてです。
■防災気象情報の発信について
天気予報をはじめ、気象警報・注意報、地震や火山などの「防災気象情報」は、近年ではスマホを使って手軽に取得できるようになっていますが、よりローカルで、信頼度の高い一次情報を自治体が発信すべきと考え、SNSの積極的な活用について、町の見解をお聞きしました。
町からは、SNSの活用は必要不可欠と認識しており、発信できるよう進めていきたいと、前向きな答弁をいただいています。
ただ、実際には、運用する体制をどう整えるかは課題であり、例えば、気象警報が解除された場合に、町ホームページへに掲載されるにはタイムラグが発生してしまうことも考えられるため、他の公的機関との連携や、自動的に配信される仕組みなどを模索する必要もあるとのことです。
これからの冬期間には、暴風雪などで防災気象情報が必要な状況も発生してくると思いますので、みなさんの安全につながるよう取得しやすく発信されることを願っています。
■美留和駅の廃止問題について
これは武山議員からの質問です。周囲で「内容が気になる!」との声を聞いていましたので、メモしておきます。
現時点で、駅廃止についてのJRとの正式な協議があるわけではないが、町としては廃止には反対である、と町長から明言がありました。地域での駅の利活用を図り、JRにアピールもしていくということでした。
JR釧網本線は、すでにJR北海道から、釧網本線を含む「当社単独では維持困難な線区」の一つとして発表(H28年11月)されています。沿線の釧路・オホーツク管内9市町村による「JR釧網本線維持活性化沿線協議会」も設立され、存続に向けての取り組みもありますが、美留和駅は過去5年間の通勤通学による平均利用人数が3人以下のという、廃止の基準に達してしまっているため、危ぶむ声もあるのです。
(↓JRの見解はこちら)
美留和地域では、小学生の学校活動で清掃や駅舎ペイントが行われていたり、駅活性化に向けたイベントも開催されています。
乗車人数こだわらない、駅存続の議論がなされるようにと願っています。
3.令和3年度補正予算 予算特別委員会
一般会計、上下水道事業についての令和3年度補正予算については、予算特別委員会において質疑などを経て審査が行われました。
■子育て世帯への臨時特別給付金
当初は、まず5万円を年内に先行給付し、残り5万円の給付は、国からの指針に沿って現金かクーポンかも含めて決めていきたいという説明を受けていました。が、報道でもあったとおり、自治体の事情に合わせて現金一括給付を認める旨が確認できたとのことで、閉会後に急きょ『10万円の現金一括給付を年内に行う』ということになりました。対象者によっては申請が必要な場合もありますので、詳細はおって町からの情報も確認していただければと思います。
予算上は、5万円分は議決済みということになりますが、残り分は専決処分にて処理し、年明け1月12日の臨時議会にて報告されるという流れになるようです。
↓有料会員しか読めませんが…
今後、新たに情報があれば追記していきたいと思います。
※追記 役場ホームページに掲載されました。