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町議会だより(107号)が発行されました①

広報てしかが2023年8月号に合わせ。町議会だより第107号も発行されました。既に自治会を通して配布されている方もいらっしゃると思いますし、町内公共施設や主要店舗にも置いてありますので、ぜひお手に取ってみてください。

今回の議会だより第107号は、6月6日(火)7日(水)に行われた令和5年第2回定例会の内容について掲載されています。
紙面の都合で書ききれない点もあるため、萩原視点で補足をしていきますので、議会で審議された内容と実際の町の動きについて繋がりを感じていただければ幸いです。
議案(R5補正予算について)の抜粋と、萩原の一般質問の2回に分けて投稿しますので、ぜひ議会だよりと合わせてご覧ください。
(余談ですが、表紙の議場の写真は、コロナ対策のアクリル板が撤去された新バージョンになっています)


令和5年度補正予算・概要

令和5年度の当初予算がスタートしていますが、予算立後に発生した案件によって予算を変更する場合に、議会の議決を経て補正予算が成立します。
今回の補正予算で挙げられた主な内容を抜粋してみます。
(議会だより107号2ページの中~下段)

・牛乳消費拡大事業

新型コロナウイルス経済対策の一環として次の2点が行われます。
①町内全世帯への牛乳券の交付
②学校給食にて町内全校に地場産のアイスを提供する

①については、7月末に各世帯に牛乳券が届いていることと思います。
取扱店の情報も町ホームページに掲載されています。
牛乳、飲みましょう!

②については、既に各学校で町内3事業者のアイスクリームが提供されています。我が家の中高生からも、それぞれ美味しくいただいたと報告がありました(いいなぁ)。

・農産物価高騰対策事業

こちらも新型コロナウイルス経済対策の一環として、肥料・資料等の生産資材高騰による影響緩和を図るため、畑作・酪農・畜産・野菜農家の作付け面積に応じた交付が充てられます。

・企業振興促進制度

活力ある町づくりを推進するため、町内に事業所を新設する事業者に対し、補助金の交付、固定資産税の課税免除などの支援を行う制度です。
町長の諮問機関である、弟子屈町企業振興促進審査委員会での審査を経て正式に交付が決定となります。
今回は、計6件の申請について補正予算が組まれました。
・「サテライトオフィス設置補助金」1件
 →都市部の企業の支店を町内に置き、交流人口の増加を図る
・「宿泊業再生事業補助金」2件
 →新築もしくは空き施設を取得・賃借し、町内に宿泊施設を設置する
・「設備投資補助金」3件
 →様々な業種(宿泊業以外)で町内に事業所を新設する

制度の細かい要件については、町ホームページにも掲載されていますのと、関連する報道のリンクも貼っておきますので、併せてご覧ください。

この件は、議会だよりには掲載しきれていませんが各議員からも質疑が多くありました。
役場側からの答弁は、おおむね次のとおりです。
〇川湯温泉の再開発がリリースされて以降相談件数は増えている。
〇現状は申請ベースで対応しているが、単年ごとの申請件数の上限を決めるなど対策を講じることも視野に入れている。
〇すぐ閉業になった場合には交付金の返還という取り決めもあるため、毎年営業状況はチェックする。
町にメリットがあるよう注視していきたい案件です。

その他

項目のみですが、以下の補正予算も可決されています。
・スクールバスに置き去り防止装置の設置
・文化センター内のふるさと歴史館事務室設置工事

・弟子屈小温泉暖房導入工事
→CO2削減や再生可能エネルギー関連の国や道の補助金を活用し、役場敷地内の泉源を使用した暖房設備の新設するとのことです。


令和5年度補正予算・総括質疑

補正予算の説明後、各議員からの質疑を経て採決となります。
ここでは、萩原の質問について、補足も交えて取り上げてみます。
(議会だより107号4ページ)

<質問>
弟子屈町内での現在のヒグマの出没状況が昨年と比較して増加しているのかどうか。また学校現場では、町内の豊かな自然環境を活かして校外学習が行われているが、対策はどのようにされているか。

<答弁(農林課長・教育委員会管理課長)>
今年に入り町内でも4~5月末で全11件(昨年6件)の目撃情報が確認されている。
学校現場では、4~5月が春のヒグマ注意特別期間であるため、校外学習を行う際には十分注意するように各学校に周知をしている。学習活動についても、町内の自然を学ぶふるさと学習の推進と、ヒグマに遭遇しないための安全対策の両方を重視しながら各学校で進めている。

<補足の解説など>
ヒグマによる痛ましい事故が起きるなど盛んに報道がされているのは多くの方がご存じのことと思いますが、ヒグマの攻撃性にばかりクローズアップされていることには違和感がありました。
確かに、町内でもヒグマの目撃情報は昨年より増えているとのことですし(町ホームページ参照)、人間より大きく力も強い動物なので、とても怖い存在あるのはもちろんですが、全てのヒグマが積極的に攻撃をしてくるわけではありません。正しく生態を理解することと、過度に恐れず適切に行動すること、生態系の頂点にいるヒグマが暮らせる豊かな森が弟子屈町内に広がっていることを、特に子どもの世代には学んでほしいという意図での質問でした。
その後、町内の小学校ではヒグマの生態を学ぶ特別授業も実施されましたので、学びのチャンスとなるように願っています。
子どもも大人も遊びながらヒグマの生態を学ぶことができる、弟子屈発の「ヒグマかるた」という教材もありますので、要チェックです。

他にも、各議員からの質疑も掲載されていますので、誰がどんな質問をしているのか、ぜひご確認ください。

一般質問については、②で解説していきます。
(つづく)

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