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完璧に理解して描こうとして進まないから困っている

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24・8・15
絵について
完璧に理解して描こうとして進まないから困っている
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バランスが悪い時は過渡期だから不安定になるんだよなヒロです(考えすぎて描けない)

自分が困っていることは誰かの困っていることだと思うのですが、今回は「線画を描く時に考え方がわからなくて困っている」という記事です。

資料をできるだけ集めて仕事をする癖がついていたり、線画は構造を描くもの、と最近考えていたことが相まって線画を描くのに苦労しています。

だけど以前関わった仕事の絵を見た時に「これでいいんだよな」と改めて思いました。

「考えすぎて描けない」のが一番避けたいので、自分の考え方を矯正するための記事です。




▼細かい構造のことを考えすぎている

僕の理解ですが、現代の漫画アニメなどの表現は「印象主義」の考え方の延長にあるんじゃないかと考えています。(ここで使っている印象主義という言葉は学術的に正確ではないかもしれませんが、伝わりやすいと思うのであえて使います)

僕は印象という言葉を「感じ」という言葉に置き換えて使っていますが、絵の鑑賞者は最初に絵全体を見てなんとなくの「感じ(印象)」を絵から得て、それに興味があれば鑑賞を続けて細かいところを見ます。

線画を描くのにも目的がいくつかあるはずなのですが、僕の場合は特に「視覚化の一番最初」として線画を使用します。

例えばこれまでの仕事だとこんな線画があります。



「雪の中にあるロッジ」を「おだやかな感じ」で描いたものです。

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「絵について」と「仕事について」の記事を週2回お届けします。 ///////////// 日本では社会に出てから自分の好きなことを学び直す…

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