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「全体への視点」と「細部への視点」

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24・7・18
絵について
「全体への視点」と「細部への視点」
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1日のルーティーン感が強くなってきてるので新鮮味をプラスしたいヒロです(1日終わるのが早すぎる)

「大局観」という言葉がありますが、全体を俯瞰して見る視点のことです。

人間の視点はひとつなので、細部を見ていたら全体の流れが見えてきません。

それは絵も同じで、細部を描いていると絵全体を見ることが疎かになってしまって、細部はよく描けているんだけど絵全体で見た時にバランスが悪くなることがあります。

こういった記事で書く内容についても、「全体と細部」について考えるのは重要だと最近考えています。

絵を具体例として見ながら、最近考えている全体と細部についての考えを書いてみたいと思います。




▼「全体」の方が優先される


例えば昔に描いたこういった絵があります。

この絵はイベントでスケッチしたものですが、「細部」は描いていないけど何があるのかはなんとなくわかるかと思います。

棚があって、2人いて、左の人は手を上げている。棚にはポスターのようなものが置いてある。

こういった「なんとなくわかる」というのは普段の生活の中での僕らの実感のはずです。

道を歩いているとたくさんの情報がありますが、目に見えるもの全てのディテールを見ているわけではありません。

通常人間は「見たいところしか見れない」のだと思います。

絵を描くというのは実は「よく見る」ということとすごく近い行為です。

一部分を描こうとする時にデジタルツールならその一部分を拡大して描写しますよね。それは人間の「よく見る」という行為にかなり近いはずです。

だからよく見て描こうとするほど「一部分」にフォーカスがあたってしまいます。

だけど、これはもう言い切ってしまいますが、作品は「細部よりも全体の方が重要」です。

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「絵について」と「仕事について」の記事を週2回お届けします。 ///////////// 日本では社会に出てから自分の好きなことを学び直す…

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