【自動車】千円のフロアマットを重ね敷きをして、数百万円を失う。
いつもご覧いただき、ありがとうございます。
車を運転するとき、フロアマットを敷いてると思います。
しかし、そのフロアマットの上に固定されていないフロアマットを重ねて敷くのは危険とのことです。
これは一般的にメーカーが作っているフロアマットの上に市販のフロアマットを敷いているというもの。メーカーのフロアマットを汚したくないという心理が働くかもしれませんが、フロアマットが運転席のフックに引っかからない限りはNGと思っていいです。
1:フロアマットは純正品を推奨する理由。
それはその車に合わせて作られているものです。運転席以外では別に問題ないのですが、運転席ではペダルを踏むため、いくら純正品のフロアマットを汚したくないからといって適合しない市販品を使用するのは危険です。
純正品のフロアマットは1台分で数万円しますが、そっちを買った方が賢明です。
2:フロアマットが原因で車が止まらない。
三菱自動車の公式サイトによると、車に合わないフロアマットは使わないで欲しいとのことです。もっと詳細を言うと以下の3つ。
・車にあったものを使い、フックでしっかり固定する。
先ほども書きましたが、メーカーのフロアマットはその車に合わせて設計されています。だから、フックの位置は違ってくるのです。
そのため、市販品でも合えば問題ありませんが、できれば純正品の方がいいと感じます。もちろん、合わない場合は使ってはいけません。
同様に、純正品であろうとも、フックに固定していなければ意味が全くないので、ちゃんと固定してください。
・重ね敷きは絶対にしない。
これはわたしも自戒の念を込めて言いますが、やってました。
フロアマットを重ね敷きすると、上のフロアマットがずれてしまい、ペダルを押してしまうことになる。
これがブレーキなら何しも、アクセルなら大問題です。ガソリン車ならエンジン音で気付くのですが、ハイブリッド車や電気自動車の場合は音が鳴らないので、気づかずに車が加速してしまい、大事故につながります。
また、ペダルの上にフロアマットが入り込んでしまうこともあるので、ペダルの位置がわからなくなり、これまた事故につながってしまうので、危険です。
・ペダルプレートの装着に注意。
これはやっていませんが、車によってはペダルプレートを付ける方もいます。これがフロアマットなどに干渉してしまうとうまいことペダルが踏めなくなり、これまた事故の恐れがあります。
このように、汚れを気にするあまり、間違えた使い方をすれば、重大事故につながり、千円程度のフロアマットが数十万、数百万を失う状況になりかねないのです。死亡事故を起こしてしまえば、さらに状況は悪くなります。
メーカー側(ディーラー含む)は運転席の下に市販のフロアマットを重ね敷きする、フックに引っ掛けてないものを使うのは推奨どころかやめてくれと警鐘を鳴らしています。三菱ですらこうやって啓蒙ページを作っているのですから、よっぽどです。
3:できれば、不必要なものは置かない方が賢明。
シートに座布団、運転席以外のシートカバーなどは運転に影響がないので、問題ないと思いますが、運転席側のフロアマットはもちろん、ガラスやインストルメントパネルの上にものはおかないのがいいと思います。
ガラスに至ってはドライブレコーダーですら取り付け位置を指定しています。さらに、他の備品の取り付けは禁止されているので絶対にしないでください。
もちろん、今は大丈夫でも、将来はダメっていうケースも出てくるので、注意は必要です。
4:エンジン音が無ければないほど危険度は高くなる。
ガソリン車なら、立ち上げた時にエンジン音が鳴っていたら、誰でも気づきます。しかし、ハイブリッド車や電気自動車は音が静かなので、運転する側も起動したのがわからなくなったり、通行者でも気づきません。(そのため、センサーがついていますし、ない場合も取り付けるのが賢明。)
近年の自動車はガソリン車であろうと静かに走行しているので、それだけより慎重な運転を試みなければならないと言うことです。
フロアマットを踏まえても、ペダルを踏んでいる、干渉しているのに気づかずに起動してしまえば、音が鳴らないので、ブレーキを外した直後に不用意な加速をしてしまい、重大事故につながりかねません。
5:今回のコラムは注意喚起のために書きました。
わたしはそれまでフロアマットが汚いからと言って、市販のフロアマットを重ね敷きしていました。重大な事故にはなりませんでしたが、ディーラーから注意を受けてびっくりしました。
しかし、最初は半信半疑でした。が、過去にペダルがマットで隠れてしまったことや、事故を起こす可能性が十分にあると言うこともあり、これはダメやなと言う気持ちが強くなった。最終的に安全を考慮して止めることにしました。
汚れたら、掃除機で吸ったり、洗濯をすればいいだけの話です。それに消耗品。
綺麗にしたいがために、安全を疎かにするのは絶対にやってはいけません。フロアマットについては国交相も調査していますので、どれだけ危険なのかが理解できるはずです。規制はかかっていませんが、やらない方が賢明です。
本日は、運転席にフロアマットを重ね敷く危険性についてお話ししました。やめてくださいね。
最後までご覧いただき、ありがとうございます。