【映画】おジャ魔女どれみの映画を見に行きました。(ネタバレ要注意)
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21年前にテレビ朝日系列で放送開始した魔女アニメ・おジャ魔女どれみ(朝日放送)。4年の放送をして大団円を迎えました。その後、OVAや小説が登場し、去年2019年に生誕20周年を迎えました。
元々、東映、バンナム、テレビ朝日はおジャ魔女どれみよりも神風怪盗ジャンヌ(テレビ朝日)を推していましたが、評判が良かったのがどれみでした。
今回の映画はそれを記念して5月15日に封切り予定でしたが、やはり例のウイルスの影響で延期して、11月13日(iPhone12 mini、iPhone12 Pro Max、ゲーム&ウォッチ・スーパーマリオブラザーズの発売日と同日)に封切りとなりました。
今年はアニメ映画が豊作やと思いますね。プリキュアシリーズ(朝日放送)筆頭にチャリンチャリンした鬼滅の刃(TOKYO MX)やヴァイオレット・エヴァーガーデン(朝日放送)、美少女戦士セーラームーン(テレビ朝日)などが封切りする予定でしたが、ほとんど延びた。
主人公は春風どれみ(千葉千恵巳さん)・・・ではなく、三人の女性。
この映画は
当時のおジャ魔女どれみの視聴者が20年後、大人の女性として
おジャ魔女どれみの思い出とトラブルの解決策、
そしてモデルになったところに足を運び、これからを考える。
といういわば、当時の視聴者がおジャ魔女たちを探すと題していろんなところに足を運び、自分のこれからを考えるというものです。
実際、三人の女性を演じている森川葵さん、松井玲奈さん、百田夏菜子さんは全員平成生まれ(どれみスタート時当時それぞれ3歳、7歳、4歳)のおジャ魔女どれみドストライク世代です。
先日のグレーテルのかまど(NHK Eテレ)のトゥルビヨン女王や第一三共のCMの魔女界の女王(ゆき先生)はこの映画のタイアップとして実施されています。
15日に見てまいりましたので、わたしなりのコメントを述べたいと思います。なお、ネタバレが入りますので、見たくない方はボブ・マーレー・右!
Why Japanese people!?
1:主人公の3人の女性。
先ほどもお話ししましたが、主人公は「おジャ魔女どれみドストライク世代」です。
22歳の愛知の長瀬ソラ(森川葵さん):大学生(教育実習生)
27歳の東京の吉月ミレ(松井玲奈さん):大手商社社員
19歳→20歳の広島の川谷レイカ(百田夏菜子さん):フリーター(画家志望)
松井さんはSKE48、百田さんはももいろクローバーZのメンバーです。また、松井さんはクソセンター(めちゃイケ参照)です。w
ソラとミレはおジャ魔女どれみドストライク世代で、レイカのみ放送スタート当時生まれていないため、ビデオや動画(現在アマゾンプライムで視聴可能)で見た、とのことです。ミレは帰国子女で、海外でどれみを見ていたとのことです。
ソラはどれみ、ミレは藤原はづき(秋谷智子さん)、レイカは妹尾あいこ(松岡由貴さん)が大好きで、それぞれのイメージカラーをあしらった魔法玉(のおもちゃ)を所持しています。
2:3人の女性の悩み
ミレは商社に勤めていますが、会社になじんでいません。ソラは教育実習で失敗をしています。レイカは画家になりたいが、糞すぎる彼氏に振り回されています。
三人の共通点は「おジャ魔女どれみの視聴者、ファン」であることです。三人は鎌倉のMAHO堂のモデルとなったとある建物で出会います。その後、連絡を取り合い、岐阜の白川郷(どれみの祖父の田舎のモデル)、奈良、京都(修学旅行先)などへ足を運びます。どれもおジャ魔女どれみにゆかりのある場所です。
とある場所でレイカはある人物と出会い、号泣します。その後にミレが失礼な発言をしてレイカを怒らせます。ミレはソラの自宅に足を運んでどれみのビデオを見た後にレイカのいる広島・尾道に行きます。
そこから糞過ぎる彼氏・久保聖也(浜野謙太さん)と別れて東京のミレの自宅に居候し、画家(当初は復元画家)になるための大学の勉強やバイトに励みます。
和解した二人とソラの3人で奈良と京都に足を運び、そこで大宮竜一(三浦翔平さん)と出会い、ソラと大宮はいい関係になります。その後二人になったときに・・・(この後は実際見てくださいね)
一方、会社になじまないミレ。上司とのトラブルで閑職に異動したが、結局喧嘩別れして退職。後輩の矢部隼人(石田彰さん)も心配しますが、結局辞めてしまいます。また、矢部の協力もあって、レイカは夢に向かって進んでいきます。
3:細部のこだわり。
ここはわたしの個人的な見解。わたしが気になったのはスマホと鉄道。登場人物のスマホは以下の通りみたいです。
ミレ:iPhoneX、XS、11、12(カメラ2基で確認できる)
ソラ:Androidのスマホ(下の戻るアイコンがあるため)
レイカ:iPhone6、6s、7、8(SEはベゼルが黒のため除外)
なお、魔女界の女王(ゆき先生)も第一三共のCMでスマホを所有してることが確認できる。機種はレイカと同じiPhone6~8シリーズ。
また、ソラが所持してるどれみのビデオはブルーレイ。時代を感じますね。
他に頻繁に鉄道で旅するシーンが出てきます。名古屋駅、高山駅、奈良駅、京都駅、広島駅、尾道駅など。鉄道では新幹線のN700系と特急気動車キハ85系が登場します。すべてJRの駅と列車がモデルですが、JRは協力していないため、ロゴはありません。ただし、近鉄は協力しているため、堂々と「近鉄線」が(近鉄の)京都駅で表示されています。
なお、近鉄の特急(30000系・ビスタEX)に乗車したときに大宮に出会います。大宮もどれみのファンで、瀬川おんぷ(宍戸留美さん)が大好きです。大宮のエスコートで奈良、京都を観光します。
4:おジャ魔女どれみの魔法
おジャ魔女どれみの世界では以下の魔法は禁止とされています。
・死者を蘇らせる魔法
・病気や怪我を治す魔法
・人の心を変える魔法(対象者に好意を抱かせる、記憶の抹消、緊張感の緩和など)
ペナルティは「死者を蘇生した代わりに使用者が死ぬ」、「病気や怪我を治療した場合はそれを代わりに使用者が引き継ぐ」など。第1シリーズでおんぷは頻繁に禁断魔法を使っていたため、100年の眠りに陥りかけています。(お守りが壊れたため)
以上、ウィキペディアより引用。
ただ、これはあくまでおジャ魔女どれみの世界で、今回の映画は現実の世界。魔法があるわけではありませんし、上記の魔法もできません。
しかし、三人はそれぞれどれみ、はづき、あいこの呪文とマジカルステージをおまじないとしてかけて、色々行動を起こします。(行動の内容は実際にご覧ください)
これは、当時の子供たちのおジャ魔女どれみごっこを大人が自分に迷いが生じたときに唱える呪文として演出したと思いますね。
5:最後にどうなるの?
ミレは仕事を辞めますし、レイカは芸術大学に進学するために猛勉強します。また、ソラも教育実習で出会った発達障害の子供との出会い、実習の失敗を糧にあることを考えます。ミレも矢部といっしょにあることをかんがえます。このあたりは完全にネタバレになりますので、実際ご覧ください。最初に出会ったあの場所もヒントです。
6:声優について。
先日、以下のコラムを公開しました。
主役の三人や大宮、久保はテレビタレントです。演技については問題ないと思います。
そもそも、おんぷを演じてるルンルンこと宍戸留美さんもアイドル(90年代のアイドル氷河期時代のアイドル)のため、テレビタレントとしても出ています。(その後、おんぷ役で声優としても有名になる。)
テレビタレントの声優起用は頻繁に「色眼鏡」で見てしまうことが多く、わたし自身も気にはしてましたが、そこまで問題になることではなかったですね。百田さんは静岡のご出身ですが、レイカは広島弁をしゃべります。ちなみに、宍戸さんは広島のご出身で、広島のお好み焼き屋さんのお客さんも演じています。
また、ミレの取引先の人物を厚切りジェイソンさんとKダブシャインさんが「ひょっこり」演じています。w
だから、厚切りジェイソンさんのギャグを最初に入れたのです。w
劇中ではもちろんしませんよ。
また、制作局の朝日放送を含みANNのアナウンサーが登板しています。朝日放送は川添佳穂アナウンサー。他はメーテレ(名古屋テレビ)、KHB(東日本放送)、新潟テレビ21、静岡朝日テレビ、HTBテレビ(北海道テレビ)、広島ホームのアナウンサーや番組出演者が少し出ています。
制作局の朝日放送は今回の映画では関与していません。また、キー局のテレビ朝日のアナウンサーも登板していません。
7:別の役で出るおジャ魔女どれみの出演者。
おジャ魔女どれみのメインキャスト陣は出ますが、そこまで出ていません。本編ではビデオ他に出ています。
また、先ほどの宍戸さんのように他の役でチョイ役として出ています。特に奈良でマジカルステージのおまじないをした後に出てくる父親と娘二人が・・・
父親の担当は望月祐多さん。恐竜戦隊ジュウレンジャー(テレビ朝日)の主人公のレッド(ティラノレンジャー)や仮面ライダーJの主人公で知られています。現在は芸能界を引退し、岡山県で梅やはちみつを生産している農家としてご活躍中です。ただ、イベントには定期的に登場し、ドラマにもご出演されてるそうです。そんな望月さんはどれみと妹のぽっぷの父親役で、今回も登板しています。
8:スタッフ再集結。
今回の映画はおジャ魔女どれみ生誕20周年記念として作られたものです。東映の関弘美さんや脚本の栗山緑さん、デザインの馬越嘉彦先生やゆきゆきえ先生。音楽の奥慶一先生。監督の佐藤順一さんも登板しています。つまり、オリジナルスタッフ再集結。
ちなみに、奥さんはスペクトラムのメンバーで、どれみ以外では明日のナージャ(朝日放送)や禁じられたマリコ(TBSテレビ)などを担当しています。
そして、スペクトラムではキーボード担当。スペクトラムといえば「SUNRISE」が有名です。スタン・ハンセンのテーマとして知られています。
また、とんねるずの生でダラダラいかせて(日本テレビ)のお決まりのBGMとしても知られています。www 定岡正二さん(へなちょこサダ)や勝俣州和さんはこのBGMにのせて石橋貴明さんにいつもボコボコにされます。w
そのため、いたるところでテレビ本編同様主人公の3人がギャグ顔になることが非常に多く、爆笑できるシーンがあります。このあたりはテンポもよくなるのでいいですよね。
9:主題歌。
テレビ本編第1シリーズの「おジャ魔女カーニバル」を使用。オープニングは今回のためにアレンジを施し、原曲も流れます。しかし、どこで流れるかは実際ご覧ください。
エンディングはおんぷの宍戸さんが歌う新曲です。
色々見てきましたが、肝心の部分は割愛しています。劇場でご覧ください。
わたし自身、当時のリアルタイムで見ていましたので、ギャグなどは相変わらずやなぁと思いましたね。それと同時に、どれみ視聴者の一人として懐かしんでみました。どれみたちは断続的に出てきますが、どれみでなく、視聴者を主人公にしたのはそのためだったと思いますね。
ですから、おジャ魔女どれみを見ていた当時の視聴者(20代~30代前半、いわゆる平成生まれ)には懐かしく、今のチビッコには新鮮に見れると思います。どれみの当時の視聴者が主人公であるため、ここからおジャ魔女どれみという番組を見るのもいいと思います。緻密に作られて、すごく面白くてほろっとする番組です。
どれみたちって1年中半袖だよね。寒くねーか?w(冬場、外ではちゃんとコート着てますよ。)
アマゾンプライムなどで視聴可能ですので、映画と併せてごらんになられてはいかがでしょうか?
ちなみに、三人は飛騨牛を食べますが、
どれみはステーキを食べられません。w
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