【買い物】税込価格の方がスマートでいいよね。
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みなさんが価格を見るとき、どっちを見ますか? 普通は数字の大きい方を見ますよね。
ところで、その数字は税込ですか?税抜きですか?
大体のお店(主にスーパー)なんかは税抜き表示になっていると思います。
日本では2004年から総額表示(税込表示)が義務化されています。本などの一部商品は何故か現在でも雑誌を除き税抜き表示(本の処理が面倒と言われているから)なのですが、基本は税込表示です。
しかし、2014年の消費税の増税に伴い、施行される半年前から特例措置として税抜き表示を認めています。これは消費税の増税が2段階に分けられているからです。
とはいえ、2019年の10%増税と軽減税率の施行から1年半後の3月末にはその特例措置はなくなり、税込表示にしなければなりません。
そういう意味では、紛らわしいのです。
1:税抜き表示はわかりづらい。
2014年の施行から、税込表示だけだったお店は軒並み減少。税抜きと税込の併記表示、税抜き表示に分かれてしまいました。
税込表示を当時一貫して行われていたのは無印良品(書籍除く)、コスモス薬品、ヨドバシカメラ、デパート(例外あり)、すき家を除く牛丼チェーン店、アマゾンなどのネットショッピングなど一部で、大体は上記の表示です。
すき家は1年後に税込表示に戻しています。
併記でも、税込の数字を大きくして、税抜き表示を小さくしているお店もあります。デパートなんかはそういう表示になっています。
大体のお店は税抜き表示を大きくして、税込表示を小さくしているところが多かった。大手スーパーマーケット、コンビニエンスストアはこの表示です。
そして、税抜き表示の場合、「+税表示」になっているお店があった。総額義務化前はほとんどのお店が税抜き表示でしたが、隅っこに「消費税をいただきます」と書かれていた程度です。(これは今も一部あります。)
ソニー(SIE)の場合、プレイステーション時代は「税別」表記だったのに、プレイステーション4の頃は「+税」表記になっています。これはスクウェア・エニックス、カプコンやバンダイナムコエンターテイメントも同じ。(バンダイ、コナミは「税抜」表記、セガは「税別」表記。なお、バンダイは税込表示に戻しています。)
任天堂は基本「税別」表記だが、何故かHPの商品紹介は「+税」になっている。ネット通販(NINTENDO ESHOP含む)は全て「税込」表示です。
多分、税込表示をしてるお店も少なからずあるために、混同を避けるために「+税」と表示して税抜き表示を説明したかったんでしょう。もちろん、「+税」と書かれている下に税込表示の金額を示しているお店(ABCマートなど)もありますが、大体のお店は表示なし。
税抜198円の食材の場合、税込にすると213円です。これが税込198円の場合は税抜184円です。価格差で考えたら14円と安いのですが、大量に仕入れるお店にとってはこの14円っていうのは収益につながるので大きいのです。
だから、先日のセブンカフェのように「198円でお買い得」というアピールをするときに小さく「税抜」とか書かれていたらそれだけお買い得ということがアピールできるのです。
逆に、税込213円をデカデカと表示していれば、割高感を感じてしまうお客さんもいます。同じ税込で198円と示しているのとでは事情が違ってくる。数字のマジックですね。
ただし、自分が支払う金額は213円になるので、結局198円そのままの金額じゃないわけです。だから紛らわしい。
まぁ、「税抜」「本体価格」「+税」でなく、「税込213円」と小さく書いていればまだマシなんですけどね・・・
それだけわかりづらいってことなのです。
わたしは基本的に価格は税込価格の方をチェックします。税抜き表示オンリーのお店だと非常にわかりづらいので、嫌なんだよね。
2:軽減税率の弊害。
税抜き表示だけにすることによって生じるのは、支払う金額がわかりづらいだけではありません。
10%増税時に軽減税率の導入で食料品や飲食のお持ち帰り等に限り、8%の消費税がそのまま課せられます。そうなってくると、税抜き表示だけのお店はどっちが8%か、どっちが10%なのか、わかりづらいのです。
それに伴って、税抜き表示だけにしたお店も増えてしまいました。モスバーガー、吉野家や大阪王将、しまむら(2020年春)、イズミなど。(現在は税込を復活させているお店も存在します。)
表示を併記にしているお店は、税込価格の値段に変化があります。198円の8%だったら、213円、10%なら217円になります。それを合わせて載せているお店はまだいい方です。
税抜き表示の場合はどうしてるのか? というと、値札に「8%」「10%」と載せているお店もあれば、セブンイレブンやイズミ(現在は税抜税込併記)のように軽減税率を示すために「*」マークを載せているところがあります。
しかし、それすら載せていないお店も存在しているので、非常にわかりづらいんですよね・・・
今までは全ての商品が同じ税率だったので、計算もそれだけしやすかったのですが、現在は2パターンあるため、細かい計算はしづらくなっています。裏技としては全ての税率を10%にして計算したら、予算は少し余ります。予算を組んでいる方には結構辛いものがあります。
3:スマートに計算するには税込にする。
2019年の増税後にケーズデンキは併記として税込表示を復活し、ヤマダ電機(併記)とケーズ、ヨドバシ以外の大手家電量販店は全て税込税抜の併記にしています。(事実上の税込表示の完全復活)
2020年夏ごろから税抜き表示だったGEOや東急ハンズも税込表示を復活させ、2019年の春に税抜き表示に順次していたイズミも現在は税込表示を復活させています。このように、税抜き表示(大きく見せたお店も含む)だったお店も順次税込表示を復活させています。特例措置の終了まであと2ヶ月ありますが、徐々に元に戻るでしょう。
税込表示だと、足すだけでいいので、いちいち掛ける必要のあった税抜き表示と比べたらスマートです。(総額は外税精算だと多少の誤差が出ます。)
そもそも、本来は税込表示がメインなので、ルール通りになるだけですけどね。
わたしが買い物をする際は、併記で小さい文字とはいえ、税込表示をチェックします。そうやって、予算に対して価格を計算していくのです。税抜きだとわかりづらいので、さっさと元に戻して欲しいものです。
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