【映画】youme アール。(映画ヒーリングっどプリキュアの感想。)【ネタバレ注意】
いつもご覧いただき、ありがとうございます。
3月20日に封切りされたヒーリングっどプリキュア(朝日放送)の映画を3月27日に見てきました。今回から色々変わってしまったので、それを踏まえて解説します。
いつものことですが、ネタバレ要素ありますので、見たくない方はお戻りください。
1:変更点。
いままでと異なります。変更点は以下の通り。
・春映画が単独映画は初めて。(オールスター映画は今年実施せず)
例年なら、この春の映画はオールスター映画を公開します。しかし、今回は単独映画。
こうなってしまった理由は言うまでもなく例のアレです。去年の春に公開予定だったオールスター映画(ミラクルリープ)は3月、5月からの10月の秋にずれ込んでしまいました。
つまり、この映画は本来去年の秋に封切る予定のものです。
ちなみに、秋映画はトロピカルージュプリキュア(朝日放送)の単独映画になります。つまり、来年にはオールスター映画は復活するかもしれません。
・来場特典はゆめペンダント。
例年はミラクルライトでしたが、今回はペンダント。
例年なら、プリキュアがピンチになった時に「頑張れ」と会場のチビッコたちが声援するのですが、これも例のアレの影響で控えざるを得ません。ミラクルリープの時も事前に用意されたものが没になり、冒頭の啓蒙漫才も簡潔にしています。(そこにキュアアースこと風鈴アスミ(三森すずこさん)がでてきた。)ただし、特典はミラクルライトでしたが、楽しみ方はyoutube動画で別途公開されました。
詳細は以下のリンクを参照願います。
今回は啓蒙漫才すらなく、テロップだけの簡潔なものになっています。
・3月27日より追加特典。
バンナムから発売されているアート色紙(308円)ですが、映画限定の絵柄が先着10万名様にプレゼント。ペンダントやライトと違い、こちらは誰でももらうことができます。ちなみにわたしはキュアグレース(パートナーフォーム)とキュアドリームの絵柄でした。
あと、アプリHELLO!MOVIEを使った音声コンテンツを楽しむことができます。こちらはYes!プリキュア5(朝日放送)のメンバーパートを音声ドラマで本編と同時に聴くことができます。
こちらは事前にアプリと該当データをダウンロードしておけば、映画本編が流れている間に音声が流れます。詳細は後で解説します。
・トロピカルージュプリキュアのミニ映画
おまけ映画として現行版がついてきます。数分の内容ですが、最終的にヒーリングとのメドレーEDで終了です。
次は本編に入ります。
2:ゆめアールとは?
花寺のぞか(悠木碧さん)たちプリキュアの四人、ヒーリングアニマルズとのどかの母・やすこ(村井かずささん)は、JR東海(表示なし)の新幹線に乗って東京駅を訪れます。東京では今、ゆめアールというのが流行っているのです。
ゆめアールはVRです。これを使えばイメージしたものが現実に映し出すことができます。実際平光ひなた(河野ひよりさん)はケーキなどを出したり、沢泉ちゆ(依田菜津さん)は国立競技場でハイジャンプをやっていました。
そのゆめアールのプリンセスはカグヤ(小林星蘭さん)と言うモデルの女の子です。カグヤはみんなの力で奇跡の花を咲かせようとメッセージを送ります。
奇跡の花は我修院サレナ(勝生真沙子さん)が咲かせようとしている花です。花を咲かせば願いを叶うことができるドラゴンボール(フジテレビ)方式です。サレナはカグヤの母で、ゆめアールの開発者です。
ただし、カグヤとサレナは実の親子ではありません。カグヤは奇跡の花の近くにいた妖精で、サレナが見つけます。サレナは実の娘のように育てます。
なお、ゆめタウンで知られる株式会社イズミとは関係ございません。w
ただし、ゆめタウン店内にあるシネコンでプリキュアの映画を見ることは可能です。光の森店(熊本)や出雲店などが該当。写真は高松店。
3:エゴエゴという怪物。
イベント中にエゴエゴ(高木渉さん)という怪物に襲われます。エゴエゴはサレナによって生み出させた怪物で、少し前に研究所から逃げ出したそうです。
エゴエゴは人々にあるゆめのつぼみを奪おうとします。(お決まりのエナジーパワーの没収)これを貯めておけば奇跡の花を咲かせることができます。そして、プリキュアに変身し、戦います。
戦っている途中でプリキュア5のメンバーが登場、エゴエゴも9人にコピーを増やし、対抗します。全部倒すとエゴエゴは逃亡します。それをプリキュア5のメンバーが追っかけます。
そこでエゴエゴはブンビーさん(高木渉さん)を人質にします。プリキュア5はブンビーさんを救出しますが、捕まってしまいます。
カグヤはエゴエゴを止めるために動きますが、のぞかも協力することになります。
4:プリキュア5。(ボイスドラマパート)
夢原のぞみ(三瓶由布子さん)らプリキュア5のメンバー6人とココ(草尾毅さん)、ナッツ(入野自由さん)も同様にゆめアールを楽しもうと東京を訪れました。
東京に来たのは、女優・タレントとして活躍している春日野うらら(伊瀬茉莉也さん)が東京ファッションショーに出るため。
のぞみたちものどかたちと同様にイベントを楽しみますが、その時にエゴエゴが登場して襲いかかります。6人は駆けつけようとビルの屋上に行こうとします。時間がかかるからとゆめアールで階段を出しますが、それでも時間がかかるので、エスカレーターを出しましたが、スピードが上がりすぎてツッコミが飛びます。
なんとか屋上に上がり、変身後エゴエゴと戦います。
エゴエゴによってブンビーさんは人質になりますが、救出します。キュアドリーム(のぞみ)は「みんなに返してほしい、その代わり私たちの蕾をあげる」ということで、囚われます。
5:翌日。
翌日、キュアドリームから電話があります。ただ、それはサレナの嘘です。しかし、のどかたちはそれを信じ切って東京観光を始めます。
東京観光の時に明日がカグヤの誕生日であることを知ると、それを祝おうと考えます。そして、誕生日プレゼントを探します。
6:我修院博士(サレナ)とは?
一方、カグヤが帰宅すると誰もいません。するとエゴエゴが地下に入るのを見ると、追いかけます。追いかけた先にはサレナとエゴエゴがいます。そして、プリキュア5の6人も拘束されています。
実はサレナは奇跡の花を咲かせるためのゆめの蕾を奪おうとする真犯人。そしてエゴエゴはそれを手伝わせるために生み出させた怪人(人工生命体)それを知ったサレナは助けを求めようとします。
カグヤはのどかたちに「母を止めてほしい」というが、倒れてしまいます。
カグヤはゆめアールを作る際にエネルギーを使ったために、明日をもって消滅してしまうことがわかります。
一方サレナは東京にいる人々全員の蕾を奪おうとエゴエゴに命令。その中にはやすこもいます。やすこはのどかたちの代わりに犠牲になります。
さらに、ヒーリングアニマルズも全員囚われてしまうが、負けまいと自分たちで打ち破りのどかたちの元に戻り、変身。それがパートナーフォームです。
7:奇跡の花。
エゴエゴにより蕾を回収して奇跡の花が完成します。サレナがカグヤを救おう(消滅を阻止する)と使おうとしますが、エゴエゴに奪われ、エゴエゴは巨大化します。
カグヤは最後の力を振り絞り、プリキュア5を解放。10人でエゴエゴを倒します。
カグヤは取り戻した奇跡の花に「蕾を持ち主に返してほしい」と願い、返却します。
しかし、再びエゴエゴに襲われ、取り込まれます。その時に人間体になります。キュアドリームとキュアグレースはみんなの力でフォームチェンジ。ドリームキュアグレースになり、ヒーリングアローで浄化。カグヤは救出されます。
カグヤに予断が許されません。そこでキュアグレースは「みんなの力を貸してほしい」と呼び掛けます。呼びかけると力が集まり、カグヤフォームにチェンジ。
本来ならここでミラクルライトがでてもおかしくなかったパートですね。
みんなの力が集約されたハンマーでカグヤにぶつけます。
8:エピローグ
カメラは誰かの目線で目が覚めるようになる。それはカグヤです。カグヤは消滅することもなく、翌日の誕生日を迎えることができました。
のどかたちはカグヤの誕生日をお祝いしようとお誕生日会を開催します。プリキュア5のメンバーも駆けつけます。
また、ブンビーさんも取引先の社長のためにシュークリームを20こ購入。その取引先の社長というのが我修院社長、すなわちサレナです。ブンビーさんも一緒に行きます。
最後はのぞみが写真を撮って終了。エンディングテーマは専用。
オープニングテーマは短縮され、トロピカルのメンバーとのエンディングはメドレーでした。
9:個人的な感想。
・啓蒙漫才がなくて残念。
これはアレの影響なので致し方がない。しかし、それでもできることはあるので、次回はぜひやってほしい。
・高木渉さんの怪演。
この映画で特に目立ったのが高木渉さん。エゴエゴとブンビーさんの2役で、エゴエゴはまともなのに対し、ブンビーさんはギャグだらけの平常営業でした。居合わせたた時は高木渉ショーでしたね。
多分ブンビーさんのところはアドリブだらけだったんでしょうね。
・全般的に本編でのギャグは少なめ。
シリアスな展開が多いのか、本編でのギャグは少なめです。
ひなたはちょっとギャグありましたが、アスミの天然はありませんでした。本編でのギャグ成分はボイスドラマで補完したんだと思いますね。
ボイスドラマの序盤はギャグ満載でいつものプリキュア5です。特にりんちゃんこと夏木りん(竹内順子さん)のツッコミは安定しています。
・副音声のボイスドラマ。
この試みは面白かったですね。実際準備さえしておけばオフラインでもアプリを起動することができるので、本編が流れる時に聞くことができます。時間は35分。プリキュア5がいないパートで音声が流れます。
また、エンディングで先述のブンビーさんのシュークリームのパートがありますので、最後までアプリを閉じたらいけません。
ボイスドラマは多分DVD化された際は副音声で対応するかもしれません。あとは1年以上後になるでしょうけど、動画配信した時の対応がどうなるか見ものです。
2周目特典といい、興行成績を上げようと考える東映サイドの努力なのかもしれません。ちなみに、わたしが公開初日に行かずに、27日に行ったのはこの2週目特典とボイスドラマがあるため。
・ボイスドラマの注意事項。
事前にアプリおよび該当データのダウンロードをすることを推奨しています。こうすればWifiだけのiPadなどのタブレットでも実際本編が流れている間に聞くことができます。
ちなみに、わたしの場合iPhone12 Pro Maxでの節電モードで電池マックスから10%減っています。(それだけ電池がしょうもするかもしれませんので注意です。なお、この映画の上映時間は90分(冒頭CM含む))
また、BluetoothイアホンでもOKですが、電波や電池残量の都合上有線を推奨しています。特にiPhone7以降は別売りのヘッドホンジャックアダプタが必要になります。わたしはカーステ用に導入していたので問題なし。価格は1,100円。
さらに、iPhone12発売以降出荷されたiPhoneSEやiPhone11はLightningのイアホンが付属していないので、別途購入が必要。上記のヘッドホンジャックアダプタとヘッドホンやイアホンかLightningイアホンを購入しなければならないので非常に不便。同様にヘッドホンジャックがないAndroidやiPad Pro(第3世代以降)、iPad Air(第4世代)も同様に必要になります。(例えばXPERIA1IIは不要ですが、XPERIA1は必要。)
・本編ではのぞみ以外のプリキュア5のメンバーは目立っていない。
本編でのプリキュア5のメンバーはあまり目立っていません。そのため、ボイスドラマで補完している感じはしましたね。これはブンビーさんも例外ではありません。
プリキュア5といえば、りんちゃんのツッコミのキレですが、本編では影を潜めています。
ただし、美々野くるみことミルク(仙台エリさん)が戦闘中にミルキィローズからミルクに戻ってバトルするという珍しいシーンがあります。
ヒーリングメンバーもアスミやひなたもそこまで目立ってなかったような。(それでもプリキュア5のメンバーよりかは目立っています)
超ドS芸人で羊羹厨の秋元こまち(永野愛さん)とイジられキャラの水無月かれん(前田愛さん)を含め、5のメンバーやブンビーさんはクセが強すぎるため、目立ちすぎると逆に主役であるヒーリングメンバーを食ってしまう危険があるからでしょうね。
10:最後に。
今回はちょっとシリアスな展開が多かったですね。(お笑い成分が少なめ)その分、カグヤとサレナの関係やブンビーさんは見ものです。
個人的にプリキュア5のシーンを増やしても良かった気がしますが、そうなってしまってヒーリングメンバーが目立たなくなるのも問題ですね。ただ、アスミの大ボケとりんちゃんのツッコミは見たかった。w
啓蒙漫才がなく、テロップで対応とか、例のアレによる影響は大きく出ています。収束した際は元に戻ることを願っています。次回は秋の映画なので、今後の動向も期待しましょう。
本日は映画・ヒーリングっどプリキュアの映画の感想を述べました。
最後までご覧いただき、ありがとうございます。