【26】ポーカーの世界大会WSOPに参加してきた vol.1
趣味であるポーカー(テキサスホールデム)を
はじめて早いもので10年が経った。
仕事の兼ね合いでカンボジアから日本へ一時帰国の
タイミングがあったので、この機会を利用して
アメリカはラスベガスで行われる世界最大のポーカー
大会であるWSOPに参加してきた。
WSOPに参加するのはオンライン開催を除けば
実に4年ぶりでワクワクしている。
大会は5/31-7/18と約1ヶ月半に渡って開催され
ライブイベント88個。
オンラインイベント12個。
計100個のイベントで構成された世界最大の大会だ。
ポーカーの大会はお金を払えば基本的には誰でも
参加することができ、参加費は安いもので$400から
1番高いもので$250,000まである。*米ドル(USD)
安いイベントほど人気で参加人数が多い傾向にあり
$400のイベントにはなんと10,000人以上もの
参加者が集まった。
名誉あるメインイベントの参加費は$10,000で
優勝すると賞金はなんと$10,000,000(約13億円)
にもなる。
まさにアメリカンドリームだ‼︎
ポーカーはギャンブルではなく知的スポーツとして
位置付けられており、スポーツという枠では最も賞金
の高い競技となる。
当然ながらプロと呼ばれるプレーヤーが存在し
アマとプロの実力差は明白だ。
ギャンブルではないが、運の要素も絡むため
毎年同じチャンピオンが誕生する訳ではなく、
そういう意味ではアマチュアプレーヤーにも
チャンスがあるのがポーカーの醍醐味で、まるで
一攫千金のお祭りのような感覚でWSOPに参加する
人も多い。
ポーカーにはキャッシュゲームと呼ばれるものと
トーナメントと呼ばれるものが存在するが、
今回取り上げているWSOPはすべてトーナメントと
呼ばれるもので、参加者全員が同じ参加費を支払い
同じチップ量からゲームがスタートする。
自分の持ちチップがなくなってしまうと敗退となり
様々な駆け引きの中で最後の1人(優勝者)を決める
までゲームが行われる。
賞金は1位だけがもらえる訳ではなく、大会にもよるが
だいたい上位15%くらいの人に賞金が分配される。
中でも*最後の9人(ゲームによる)に残ると
ファイナルテーブルと呼ばれる卓で決勝戦を行う。
*ポーカーは殆どの場合9人1卓でゲームを行うため
最後の9人に残るともらえる賞金額は跳ね上がる。
参考までに今年のWSOPのメインイベントの
賞金(ペイメントストラクチャー)がこちらだ。
参加費は$10,000(約130万円)
今年の参加人数は8,663人だった。
最後の1人を決めるまでにかかる日数は
なんと10日間で、1日に約12時間ほどプレイする。
入賞ラインである1,300人程に絞り込まれるまでに
まるまる3日を要する過酷な戦いだ。
1,300位から入賞で$10,000の参加費に対して
$15,000の賞金が手に入る。
そしてご覧のとおり順位が上がるにつれてどんどん
賞金額が上がっていくのだ。
1,300人は参加人数全体のちょうど15%にあたる。
ちなみに…
1,301位の人は参加費を払い3日間懸命にプレイして
結果何も貰えないという極めて非情なゲームでもある。
僕は6/29に現地ラスベガスに到着して
7/10の便で日本に戻るスケジュールを立てて
その期間に行われる幾つかのイベントに参加した。
2022年6月現在
日本からラスベガスへの直行便はないため、
アメリカのどこかの都市(ロサンゼルス、シアトル、
サンフランシスコ)またはハワイの経由でラスベガス
へと向かうのが一般的だ。
ロサンゼルス空港は混み合うことが多いため
僕はシアトルを経由してラスベガスへと向かった。
シアトルは空港もキレイで混雑もなく、トランジット
の時間も短いため我ながらナイスチョイスだった。
シアトルからラスベガスまでは2時間半くらいだった。
そして4年ぶりのラスベガスに到着。
以前はマッカラン国際空港という名前だったが
最近名称が変わったらしい。
ラスベガスの空港は遊び心満載で、
空港の中にスロットマシンがズラリと並んでいる。
実際に賭けることも出来るから面白い!
日本では絶対にあり得ない光景で
空港に着いた瞬間からワクワクさせられる。
空港からはUberなどのシェアライドサービスを利用し
ホテルへと向かうのが一般的だ。
ホテルのピックアップサービスもあるだろう。
空港からストリップと呼ばれる中心部までは近く
約15分ほどで到着する。
↑こちらが今回の滞在ホテル
なぜこちらを選んだかというと今年からWSOPの
会場がこのホテルになったからだ。
この時期のラスベガスは日中気温が40度を超え
湿度は10%ほどしかない。
歩くだけでとんでもない暑さ(痛い)にも関わらず
汗はあまり出ない。
湿度が低すぎるためで、
体内の水分はすぐに吸収され何より乾燥が酷い。
夕方4時半にも関わらず43度の日もあった。
もともと砂漠の上に街を造ったために
室外はとても生存出来る気候とは言えない。
そのため少し割高だったが
ホテルは会場と同じところにして
なるべく移動を避ける滞在にしようと考えた。
どうせ滞在中はポーカーと部屋の往復になるため
結果として正しい選択だった。
つづく…
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