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神は良いものしか子に与えない?(では父の哀しさは何故?)

聖書に、
「自分の子供に良いものを
与えない親はいない」
とあって、牧師にそう諭された。

だから、神は必ずあなたにを良いものを
与えてくれる、と。

が、しかし。
親が子供に悪いものを与える例を
私は目の当たりにした。

父が若いころ(私が10才くらいのとき)
何かのパーティがあった。
父の実家がおもちゃ屋をしていた時期で
父は、景品を実家に頼んだ。

が、景品の中身は売れ残りの
古いおもちゃばかりだった。

まわりの子供たちが、
「こんなん要らん」
「古いわ」
と言いまくっているのを聞いて
私は父が哀れで泣きそうになった。

父の実家はどういう頼まれ方を
したのかは知らない。
もしかしたら、すごく安い値段で、
あるいは無償で頼まれたのかもしれない。

が、景品がしょぼかったら
父が恥をかくことだけは
わかっていたはずだ。

無理なら断ればいい。
父も違うところで手配しただろう。

自分の息子が景品に配るおもちゃに
売れ残りを詰めた親がいるのだ。

私は牧師にその話をしたが、
ごまかされた。

現実を見ろよ、牧師。

私の怒りと悲しみは聖書の言葉で
余計にふくれあがった。

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