手紙 第五話「人生100年時代」(仮想現実)
お久しぶりです。
高木南の婆さんです。
昭和初期生まれの婆さんが
まだ生きているのか?と
思われますでしょうが、
そこは、ほれ、霊になっても
文字は書けるのですよ。
とは言っても、人生100年時代、
私にもとっくに、ワクチン接種
終わりましたよ。
3回目は、もう必要ないと思いますが。
人生、何があるかわかりませんね。
私にも、娘がおりましたが、
この子についての話は、またいつか。
少しだけ触れるとすれば、
運命というのは、不思議なものですね。
私は父以上に、自分の娘のことを
思い出すこはないのです。
あの子はどこからきて、どこへ行ったのか。
そんな風に感じている自分から
解放されたのは、そう昔でもないのですよ。
解放・・・本当に長い間、辛かったのよ笑。