「百億の昼と千億の夜」萩尾望都さん(マンガ感想文)(*ネタばれ注意)
いやー、しょうもない本より、
ずっといい。
神は、破滅を開発する者って。
いや、神、じゃなくて、
創造主が、ね。
神っていうのは、知的生命体に
破滅を信じさせるもので、
来世への法を説く者。
でも、すっごいマイナス思考やん、
どーせ、世の果てが来るんだから、
次の世で、幸せになろうなんて。
次の世で幸せになれんなら、
なんで、今世は無理なんよ。
今まで感じてきた、
世界創造の矛盾をうまく
扱っている。
そして、阿修羅が、破滅に向かう人
であるっていうのは
GOODやね。
シッタールダも、ユダも。
そして、プラトンがオリオナエっていう、
アトランティスの生き残りって
いうのもすごい。
歴史上の悪役は、
たいがい神に操られてるだけ。
で、善者の方が(キリストは悲惨)、
神の犬ってとこ?
でも、どうして、シッタールダが善で、
キリストを悪としてとらえてるんだろう。
二人は同じ種類やと思うんやけど。