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スポーツ業界で仕事をするためには?〜アスレティックトレーナーの視点から〜

こんにちは。ひろむたです。私自身、いくつかのスポーツチームで仕事をしていましたがスポーツ業界で働きたいという人は本当に沢山います。しかしどのようにしたらスポーツ業界で働けるのかや、スポーツ業界ってどんなところなのかの実情を知らずにスポーツ現場で働き始める人も多いのが実情のように感じています。

 今回はそんなスポーツ業界で働きたい方に向けて、どのような形で私がスポーツ業界で仕事をするようになったか、簡単ではありますがここにまとめていこうと思います。 

 ・どのような形でスポーツに関わるか? 

まずスポーツ業界で働くために、どのような形でスポーツ業界に関わるかを考える必要があります。 簡単ですが、その仕事内容をまとめていきます。 

 ・選手 ・コーチ、サポートスタッフ(ストレングスコーチ・アスレティックトレーナー・用具係など)

 ・フロントスタッフ(広報・グッズ販売・営業など) 

・施設管理(グランドキーパーなど)

 簡単に羅列してみましたが、スポーツ業界で働くといっても本当に沢山の仕事があります。
 そしてスポーツ業界で働くためには、どんな仕事がしたいのかを考えて行動することが必要です。 何故なのか。そのことについて書いていきたいと思います。


 ・スポーツ業界で働くということ ・求人募集について。 

スポーツ業界の求人情報はいわゆる一般的な求人サイトに掲載されないケースが多々あります。

 例えば現場スタッフであるトレーナーの求人についてみていきましょう。現場に密に関わるトレーナーやストレングスコーチの求人情報は、数年前まで公にされるケースがほとんどありませんでした。
プロ野球を例に挙げると最近では日本ハムや楽天、西武などが求人情報を掲載するようになりました。しかしこのようなケースが出てきたのはここ数年の話です。 

それでは昔はどのような形で選考されてたのかというと、多くは球団内もしくは業界に通ずる人からの紹介がほとんどでした。現在でもそのような形がまだまだ多いというのが実情です。  

・スポーツ業界で働いたときの収入について

スポーツ業界というと選手や監督・コーチといった人達は多くの報酬を手に入れていることは事実です。
逆にそれ以外の人たちというと具体的な金額を知らない方も多いかと思います。 

先程の求人情報にもありましたが、トレーナー界ではこのような求人情報の中に具体的な報酬や雇用形態が記載されていないことがほとんどです。

この点の話はまたどこかで書こうと思いますが、トレーナー界では結構ありきたりな話で、いざ契約しようとするとびっくりする契約内容の所もあります。 (現在はほとんどの所が1年目は一般的な初任給での契約と聞いています) 

 ちなみに私がトレーナーとして働き始めた頃は、もっと安かったです(°▽°) 日当10,000円で高いと言われていた時代だったので、今考えると本当に恐ろしい契約だったなと。。。笑 (もちろん現在はそのような報酬では働いていません!!笑) さらにチームによっては契約書を交わさない(交すのを忘れていた)所もあり、一般社会的認識とは少し違う所があったりもします。 

フロント側ではこのような事はないかと思いますが、スポーツ業界で働けると喜んでいても、しっかり生活出来る報酬や保証を手に入れられているかなどしっかりと確認しないと詳細が分からないケースも多い事は理解しておきましょう。

 休みについて 次に休みに関して。スポーツ業界で働く上で覚悟しなければならないのは、当たり前に土日祝が休めない事です。
何故ならスポーツは週末に行われるケースが多いからです。一般社会人のような土日祝休みを希望する人はスポーツ業界で働くには向いていないと考えたほうが良いです。 

 逆にシーズン終了後はチーム活動も休みになるため他の社会人よりもまとまった休みを取れることが多いです。シーズン中は休めない代わりに、ここで休みを補填するといった形になっていると考えてもらえればと思います。 

 私が働いていたスポーツチームでは現場スタッフはあまり休みがないといった印象でした。 特にチームスポーツだと、選手が休みであってもチームオフの日に様々な業務に追われることが多々あります。
 ちなみに私の場合は、試合の翌日がオフのことが多かったのですが、その日には試合の日に怪我をした選手の診察に向かう必要があったので基本的に休みはあまりありませんでした。 トレーナー特にメディカル側で働こうと思っている人は、その点を理解しておいた方が良いと思います。

 契約形態について

フロント業務を行う人に関しては、多くが会社員であることが多かったです。場合によってはスポンサーからの出向で勤務している方も多いので、スポーツ業界のスポンサーをしている企業に勤めていることでスポーツ業界で働くチャンスを得られる可能性もあります。

 逆に現場スタッフが多くが個人事業主としての契約(いわゆるプロ契約)が基本となります。現在ではいわゆる会社員のような契約体系をしているスポーツチームも増えてきているようですが、そのようなチームは稀です。

 最後に 

ここまで簡単ではありますが、スポーツ業界で仕事をするためにはということで、仕事内容や休日、契約形態などについて書かせて頂きました。 スポーツ業界というと選手と同様に華やかなイメージを持たれている人も多いかと思いますが、その選手達を支えるスタッフの仕事は想像以上に大変なことが多いと私は感じています。 スポーツによって得られる感動や勇気を間近で感じられること、そして現場スタッフとしてチームの目標を達成した時の達成感は本当にどの仕事にもない喜びがあります。 しかしその裏側には様々な犠牲が付き物であるということを理解して頂ければと思います。 相当な覚悟がないと働くにはかなりきつい事が多々ありますが、誰にも経験出来ない達成感を味わいたい方には是非お勧めしたい仕事なので、私こそという方は是非チャレンジしてみてください!! 


アスレティックトレーナーとしての活動への費用とさせて頂きます!! 是非サポートの程、よろしくお願い致します。