大学勤務の実情と感想
こんにちは。ひろむたです。久しぶりになりますがnoteの更新です。
私は今年4月より縁あって大学のアスレティックトレーナーとして勤務を始めました。昨年度までほとんどチームスポーツに関わっていたこともあり教育機関での仕事は今回が初めて。
そんな私に与えられたミッションは、アスレティックトレーナーとして出来る学生へのサポート体制の構築でした。
4月から約半年の間、新型コロナウイルス の影響がありながらも現在ではやっとアスレティックトレーナーらしい仕事も少しずつ行えるようになってきました。
今回は4月から新たに始まった大学勤務の実情や勤務してみての感想などをまとめていこうと思います。
将来大学でのトレーナー勤務を考えられている方に何かしら参考になれば幸いです!!
大学アスレティックトレーナー勤務の実情
①勤務時間
勤務時間ですが、法令通りの1日8時間勤務。チームスポーツでのトレーナー勤務が長かった私にとっては、始めての定時という概念の中で仕事をしています。
ちなみにチームトレーナー時代は1日平均10時間前後は勤務していたので、私としては時間が過ぎるのがあっという間というのが正直な感想。
1日8時間の中で、学生サポート/施設管理/部活動の先生方へ来館者の報告などをしっかり終わらせる必要があるので、仕事は意外と多いなと感じています。
(私が仕事が出来ないため、時間が少ないと感じるのかもしれませんが。。。笑)
②勤務スタッフ
勤務しているスタッフですが、基本はアスレティックトレーナー(AT)/ストレングスコーチ(SC)1名ずつの計2名です。
とある有名大学(R大学)であればAT4名、SC5名という充実した体制です。
しかし今年度から学生サポートの取り組みを開始したこともあり、この人数は仕方ないですが、将来的に沢山の同業者と協力して学生をサポートしたいと感じる次第です。
仕事内容
以下に私自身の仕事内容を簡単にまとめます。
①アスレティックトレーナー/治療業務
アスレティックトレーナーなので本業はアスリハを始めとするリハビリテーション、怪我の評価やテーピング、そして鍼灸マッサージ資格を使った治療が主となります。現在の学生サポートのメインは術後のアスリハです。治療ももちろん行いますが、基本は学生達にセルフケアを促し、定期的な治療は私自身が必要と判断した場合のみに限っています。
②トレーニングジムの施設管理
今回はチームトレーナーではなく大学のアスレティックトレーナーとして勤務しているのでその他の仕事もあります。
その中の一つが普段仕事をしている大学のトレーニングルームの施設管理です。
施設管理の仕事とは何かというと、
・施設利用クラブの管理(利用申請の受付対応/入退館時対応など)
・施設の清掃/メンテナンス(SC系の道具は、 SCに管理を一任しています。)
・来館者管理
主にはこの3つになります。イメージとしてはスポーツジムの受付業務と清掃員を掛け持ちしていると考えて頂ければ良いのかなと思います。
③救護対応
アスレティックトレーナー業務に重複する所がありますが、健康管理室(小・中・高の保健室のようなもの)が閉室後、部活動の緊急時対応をATと救急救命士が担当しています。実働はあまりありませんが、外傷系の対応はATの私、それ以外の対応は救急救命士と分業する形で対応しています。
大学に勤務してみての感想
ここからは私自身が大学に勤務し始めての感想になります。あくまでも個人的な意見ですので、その点はご了承の上読んで頂けると幸いです。
①現場との大きな違い〜教育的指導の重要性〜
大学に勤務して一番に感じたのは、学生に対する教育的指導の重要性です。
今まで私はスポーツチームでの勤務が中心でしたので、選手のためにスタッフとして何をすべきかを考えることが重要でした。
しかし大学はあくまでも教育機関であるため、学生に対する教育的指導に重きを置く必要があります。
もちろん治療やリハビリを処方するといった当たり前のアスレティックトレーナーとしての仕事が基本ですが、学生達にアスレティックトレーナーのサポートを受けるためのルールや時間の厳守、後片付けなどサポートを受ける前に人として何をすべきかを教育するのも大学のアスレティックトレーナーとして重要な仕事です。
私は幸運にも前職でも教育的指導を依頼されていたのでスムーズに仕事入れていますが、教育的指導に慣れていないトレーナーさんにとっては最初大変な仕事ではないかと思います。
②大学アスレティックトレーナーとしてのメリット〜様々なスポーツの学生と関わり〜
大学アスレティックトレーナーとして働き始めて1番のメリットと感じたことは、やはり「様々なスポーツの学生との関わり」です。
チームトレーナーとなると特定の競技のみの選手対応となることが多いです。私自身としては、将来的には後身の指導にも関わりたいと思っており、特定の競技だけでなく様々な競技の選手を見れるようになることが重要だと常に考えていました。
やはり大学スポーツという事もあり、沢山のクラブがあります。そのような環境の中で様々な選手達を見れる環境があるのは大学スポーツならではだと感じています。
私自身今までサッカー・テニス・バレーボール・ラグビー・野球のトレーナー経験がありますが、大学に来て新たに格闘技系(レスリングなど)・バスケ・水泳などの学生を現在見ています。
様々なスポーツの学生を見れる環境は、今後の私自身の成長そして将来の後身の指導に必ず役に立つと考えています。今与えられた環境に感謝をして、日々スキルアップしていきたいと考えています。
私が勤務している大学はまだまだこの体制になって1年目。これから沢山大変な事もあるかと思いますが、試行錯誤しながら頑張っていきます。
是非同業者、または同じように大学で勤務されているトレーナーの皆さんにもご意見など頂けたらと思っています。
最後まで読んで頂き、ありがとうございました!!