ハイブリッドとの違いは明確?!EVにしかない魅力アリ!トヨタ bZ4Xにのってみて!
今回、クラウンのついでのような形ではありましたが、トヨタのbZ4Xに乗らせてもらうことができました。人生で電気自動車を運転したのはこれが初めてとなります。テスラやメルセデスEQも気になってるんですけどね。テスラはモデル3が地味にカーシェアあるので気が向いたら乗ってるかもです。
見た目に関しては好みが分かれそう
まず個人的に斬新だと感じた見た目の部分から。フロントはトヨタらしく、大きく空いた口がありますが、EVなのですべて埋まっており、どことなくトヨタなのにトヨタっぽくなくて斬新です。サイドに関しても写真は撮っていませんが、樹脂のフェンダーがフロントのライトまでつながっているのが特徴的で、これもなかなか見ないデザインです。リアは空力でしょうか、屋根の部分に二つの突起があり、違和感はたしかにあります。リアのライトに関してもすべてLEDで、光るとカッコイイです。若干ウイング形状のような感じにもなっていますね。
見た目に関しては、総じてカッコイイといえますが、欲を言えばアリアのような未来感が欲しかったところです。
内装は若干の遊び心あり
内装には若干遊び心を感じるところがありました。まずギアセレクター。おしてN、右にひねってD、左にひねってRです。ランドローバーも同じようなモノだったような記憶がありますが、今までのジョイスティックタイプのギアでも革新的だったのに変えてくるというのが意外っちゃ意外です。またその下の小物入れ。写真だとタダのピアノブラックに見えますが、模様がついててなんだかオシャレです。
開くとこの模様が見えるようになっており、これは初めてこのクルマに乗った人は喜びそうな感じですね()
電動パーキングのスイッチやホールドのスイッチもほかのトヨタ車より大きくわかりやすく設置されているのは、スバルと共同開発なのもかかわっているんですかね?
ハンドルに関しては、最近のトヨタという感じで、デザインはイモ臭いですがボタンは多く、ゴージャスな印象はあります。着座位置が高くメーターにも干渉する位置ではないので、プリウスと違って特段気になることもないです。
内装に関してはクラウンと比べてもSUVらしい重厚な感じで、EVらしい未来感は外観ほどはなくても、いいクルマ感はしっかりあるといったところです。
ここでお詫び。乗り味に関して、ほとんど覚えてないので、あまり解説に中身がありません。印象深かった点を挙げていきますが、ブレーキのタッチやハンドルの触感に関してなど、あまり従来のトヨタ車と変わらず、なじみのあるものだったこともあってか、印象に残ってないです。
これは無難な乗り味であった、悪く言えば印象深い、EVらしいものではなかったということの裏返しということで、一つのレビューの形として受け取っていただきたいです。
印象深かったポイント① 加速がめっちゃ鋭い!!
まず印象深かった、普段のトヨタハイブリッドとは全く違うところとして、加速がめちゃくちゃ鋭いです。踏んだ瞬間にワープのような加速です。ハイブリッドだとたいていは踏む→ゆるっとモーター加速→エンジンの有効回転数まで来て最大パワー加速、というような二段加速をするのですが、EVは踏んだ瞬間に最大加速というような感じです。昔「普通の室内の電気がボワッとついたり消えたりしなくてONとOFFがはっきり分かれてるのと一緒で、EVの加速だってレスポンスがいい」という話を聞いて、頭では理解していたのですが、実際に乗って、踏んでみるとやはり驚きです。何回でも試したくなりますが、そういうのは公道ではやっちゃダメ。せめて深夜のでっかい道で回りに注意しながらやりましょう。どうしても昼間にって人は、サーキットか滑走路でも貸し切りましょう。
etron GTやタイカンのターボS、モデルSや3など、パフォーマンスEVなんて必要ないんじゃないかと思うぐらいの加速の鋭さで、体感での加速は0-100加速8秒台とは思えません。
これはかつて乗ったEVのサクラではなかった感触です。サクラはどちらかというとフィットと同じぐらいの加速感で、確かに数値よりは速く感じましたが、bZ4X程の驚きはなかったなというのが正直なところでした。もちろん価格が違うので単純な比較はできませんが、静かさ以上にEVとしての独特な加速感がしっかりあるようです。
印象深かったポイント② EVならではの乗り味
次は、印象ないと言いつつも普通のハイブリッドとは違う部分が明確だった乗り心地や静粛性についてです。
まず乗り心地。低重心であることがよくわかります。重いものは車の下にあり、それによってクルマの挙動がすごく安定していると言うことがよくわかります。
次に静粛性ですが、ここが普通のハイブリッドとは作りが大きく違う車であると感じたポイントになります。
エクストレイルepowerでは、エンジンの主張は少ないながらも踏み込んだ時にエンジン音がしますし、クラウンクロスオーバーRSではエンジンが普段の走行シーンでもはっきり主張をしてきます。このエンジン音という部分が2台の作りの圧倒的な差であり、面白いところであると感じましたが、bZ4Xはそもそも、エンジンなんて積んでないんですよね。交通の流れについていくような場面で、トヨタハイブリッドなら間違いなくエンジンがかかっているだろう踏み込みでもエンジン音や振動もなく、感覚的にはEVモードでずっと加速し続けている感じ。それによって静粛性を出しているという感じで、エクストレイルのようにめちゃくちゃ静かだと感じることはなかったです。
bZ4Xで特に特徴的だと感じたのは主にこの二点で、あとは普通の車と同じように運転できました。サイズ感的にも全然運転できる感じです(サイズ知りませんが)。
トヨタではRAV4EVを除けば初?のEVですし、無難に、親しみやすいようにいい車を作ったって感じですかね。でも、加速はEVらしく力強く。個人的にはこの思想、あってもいいと思いますが、それやるならヤリスクロスやノアヴォクあたりでEV出す時にやればいいのにね。その方がEVを普及させやすいと思います。一応この車、確か700ぐらいはすると思うんで、もっと高級に、EVらしさを追求して行っても良かったかなという感じです。そういうのは次期モデルに期待かな。
気になったところもあります
もちろん気になったところも。
まず電池持ちについて。エアコンつけた途端、航続可能距離がガタ落ちします。せっかくEVで燃料を気にせずにエアコンが使えると思いきや、航続距離はエアコンつけた途端、30キロぐらいは減ります。やっぱエアコンはいつの時代になってもエネルギー食うんですね。
もう一つ、スポーツモードがないんです。ディーラーマンと探したんですがないんです。ノーマルかエコ?だっけ?あとはスバル譲りのXモードしかないです。せっかくのEV。さらなる加速を求めて、スポーツモードは欲しいところです。
気になるところはこれくらいで、ほんとにいい車です。あとは売り方ですよね。KINTOのみというのはなかなか手を出しづらいというような消費者もいるのではないでしょうか。EV化が確定するまでトヨタは慎重派な姿勢を崩さない予定なんでしょう。
まとめ
低クオリティな記事になってしまって、すいません。精進します。まあトヨタ車、ルーミーみたいなのからクラウンまで色々のりすぎて、「トヨタ設計のトヨタ車の中では」ほんとに心象が統一されているんですよね。マーケティング的にはポジショニングがうまく行ってる捉えることもできますが、ブレーキからハンドルから、良い方向に統一されてます。
それはそうと、bZ4Xの後ろ姿、かっこいいですよね。奇抜なものが増えたトヨタの車の中でも、しっかり存在感があります。これを、EVが普及していき、普段の街乗りでもたまに見かけるぐらいの頻度まで親しみやすくなる日は来るのでしょうか。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。スキやフォローお待ちしてます。
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