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ひとりで暮らすということ

つれあいを亡くして,1人で暮らす。

朝は7時、昼は12時 夕は4時。
夫に合わせて、きっちりと決まっていた食事時間だったけれども
自分の気分や体調に合わせて
好きな時間に食べる。
しんどい時寝ていても
それは,怠けてることにはならない。
夜眠れなくて
何度寝返りを打っても、トイレに行っても
誰かを起こしてしまう心配はない。

でも、このまま孤独で、死んでしまうのではないかと
不安で押しつぶされそうになる。

朝早く、娘の声を電話で聞かないと
寂しくてたまらなくなる。
毎日、3人の娘の声を聞いて
自分のこと心にかけてくれてるか確認しないと
世界で一人ぼっちに感じてしまう。

仲の良い友人も旅立ってしまって、
自由にキビキビと動けなくて
この坂の上の家では
1人で買い物さえも行けなくて
身ひとつ保つのが精いっぱい。

頭の中だけが
くるくると動く。
娘にそのくるくるを訴えると
そんなくるくる考えることじゃない
すべて手放したら、楽になるよ。と言う。
楽になるって
ボケることじゃないの?
寝たきりになることじゃないの?
わたしは、そんなのは嫌だ!

そんな母を見ていて
想像してみる。
もし、90代まで生きて
ひとりになったとき
私はどんな暮らしをするのだろう。

それより前に
わたしは1人になるのか?
つれあいを1人にさせるのか?
わからない世界が広がっていく。

#1人暮らし #老後 #最後の日々 #家族 #わからないこと








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