
『母親になって後悔してる、といえたなら』(新潮社)
2017年、イスラエルの社会学者、社会活動家オルナ・ドーナト著『母親になって後悔してる』がドイツで出版され、その後、世界各地で翻訳された。
もし時間を巻き戻せたら、あなたは再び母になることを選びますか? この質問に「ノー」と答えた23人の女性にインタビューし、女性が母親になることで経験する多様な感情を明らかにする。
2022年、日本でも翻訳され、たちまち話題に。
NHKの記者とディレクターが
日本国内の「後悔する母親」たちを取材、クローズアップ現代で特集。
放送後も1年以上取材を続け、
2024年10月に、この『母親になって後悔してる、といえたなら』を出版。
母親になることを選択するということがどういうことなのか
それでも自分は母親になることを選択するのか
取材を進める記者とディレクターが
選択を迫られる若い女性だったこともあり
取材を通して彼女たちが語る言葉には重みがあった。
「お母さんなんだから、弱音を吐いてどうするの?」
「母親なのに」
「家庭でのしつけができていない」
「お母さんの愛情が足りないのでは」
「母親の責任 努力不足」
夜泣き、病気、すべてに母親として対応は当たり前
子育てのために、キャリアを中断するのは母親
子育て、家事は母親の仕事
自分の人生が生きられない
子どもは愛しているけれども、母親であることを後悔している。
絶対に言ってはいけないと思っていた言葉
やっと社会に出た
多くの共感の声
少子化に歯止めがかからない本当の理由って
母になったに人も
母にならなかった人にも
これから母になるかもしれない人にも
そして男性にも
読んでほしい本だと思った