静寂に包まれて 春国岱
地図を見て
いつかは訪れたいと願っていた「春国岱」
釧路からレンタカーで120㎞
野鳥の王国 春国岱
蚊が多く発生する時期だったために
「アカエゾマツの森」に進むことは断念
その代わりに
第一浜堤での風景を堪能した
木道の左が、風連湖。右側には草地を挟んで根室湾が広がる。
寄せては返す波の音と
耳をかすめる風の音
第一浜堤を進んでいくと
やがてカラマツの立ち枯れ
風連湖上には
タンチョウ
オジロワシ
アオサギ
ウミネコ
カモメ
いつまでも身を置いていたい
閑寂の風光
気づくと、日の入り時刻
雲間から夕陽が差す
その夜、湖畔の宿で不思議な体験をした
ふと夜半に
誰かに起こされたように目を覚ました
小さな窓のカーテンを開けると
街灯なのか月明りなのか、
怪しい色を帯びながら
道端の草木たちが
強風に激しく揺れている
日中の穏やかな風景を思うとき
人間の前で押さえていた何かが
噴き出したように荒れ狂う自然の脅威を感じる
見上げた空には、無数の星たち
見たことのない星々のきらめき
東の果てで
求めていた畏怖感
やがて空は雲に覆われた
「民宿 風連」
明るいダイニングからは、風連湖を臨む 贅沢
昨夜の不思議な体験をした小窓
翌日は、秋空の春国岱
春国岱
またひとつ
my energy ができた
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