喧噪の中の静寂 東京ステーションホテル 14 hiro1810 2023年3月31日 14:57 東京駅といえば、丸の内側駅舎の南北ドーム。 そのドームがある東京ステーションホテルに泊まる機会を得た。1915年(大正4)開業、辰野金吾氏の設計。重要文化財に認定されている。 白が基調のロビーは清潔かつ高貴な雰囲気が漂っていた。 ロビー大理石の床には、南北ドームをデザイン化した真鍮でできたクレマチス。花言葉は「旅人の喜び」 全長350mの長い廊下。壁はホテルの歴史を紹介するギャラリーになっている。 1945年東京大空襲にて一部を残し炎上。その後営業再開したものの、復原を果たしたのは2012年。その工事には延べ74万人が携わったと言われる。 当時の東京駅を描いた絵画 人々の様子 昔は、客室からホームが見えた。松本清張は『点と線』執筆中、その様子を見ながら時刻表のトリックを思いついたという。 長い廊下の所々に、ゆったりと休める落ち着いた談話スペースがある。 ドームに面したスペースからは、眼下に改札を行きかう人々が見える。 喧噪の中の静寂 ドームの天井を間近に見上げる 天井高3.7m。まるでイギリス王室のような清潔かつ優雅な個室 浴室はガラス張り。シャワーは、天井から降り注ぐタイプも常設。浴槽は足を伸ばせる長さ。 浴室の隣には、洗面台 部屋にも絵画 窓灯がしっくりと、遠い昔に想いを馳せる その対面に高層ビル群 廊下の角に、客が購入したアニバーサリーワインを保管しておくWINE CELLAR 数知れぬ人々を癒してきたBAR「Oak」や「Camellia」 宿泊者だけが利用することができるゲストラウンジ「アトリウム」で朝食。駅舎三角屋根の屋根裏。 シェフ自ら素材を選び抜いたこだわりの朝食。メニュー豊富なブッフェ。 アトリウムの一角には、開業当初のレンガが使われている。 喧噪の中の静寂。優雅な空間で、時を忘れて自分と向き合う。別世界を楽しむことができた一生忘れられない時間だった。 いいなと思ったら応援しよう! チップで応援する #鉄道 #東京駅 #レンガ #辰野金吾 #東京ステーションホテル #泊ってよかったホテル 14