「痛みを消す」から「一つの状態として残しておく」への変化
サウナ後に頭が少し痛くなる時がありました。
サウナ入り過ぎたかな?
といつもなら考える所ですがその時は、
サウナに入って緩んだ結果、
感じ取れてなかった無理が痛みとして現れたのかなって感じました。
痛みって頭痛、腹痛、腰痛、更には心の痛みと色んな痛みがありますが、
「痛みを消したい、楽になりたい」
と思うことが常でした。
痛みが出ている理由なんて考えもせず。
薬は最終手段。
その前に出来ることはたくさんあるぞ!
って感じた時から調べたり、実際に自分で試したりする中で、
「痛みは必要なもの」
と捉えることが徐々に出来る様になってきました。
その時にふと、小さい頃に見たある番組の特集が思い出されました。
「痛みを感じない子」
その子は先天的に痛みの伝達が上手くいかず怪我をしても全く痛みを感じることが出来なかったそうです。
ある日、歯が初めて一本抜けました。
両親は子供の成長を喜び、おめでとうの意味をこめてちょっとしたお金を渡しました。
次の日、
その子は自分の歯を全て自分で抜いていました。
歯を抜く=お金をもらえると思ったそうです。
初めは、小さいながらに痛みを感じない人生って素晴らしいなって思いながら見ていました。
(痛みを感じないってことは身体が強いって勘違いしていたんですね😅)
ですが最後、
血だらけの姿になってもニコニコして、
「歯を全部抜いたよ♫お金ちょうだい♪」
と言っている姿に唖然としてなにも言うことが出来ませんでした。
痛みはなにかを教えてくれています。
ストレス溜めてない?
働きすぎじゃない?
睡眠足りてる?
食べ過ぎてない?
バランスよく食べてる?
現代の生活では痛みがあってもそれを味わうことなく、痛み止めで誤魔化して次の日も仕事に行くってこともたくさんあると思います。
僕も、ひどい頭痛があっても薬を飲んで痛みを抑えて仕事している時はありました。
でも、なにより大事な自分の身体です。
痛みを消さず、痛みがあるからこそ出てくる行動を(安静にしたり、寝たりなどなど)しっかり取ることで身体は以前よりもたくましくなったりします🌱
最近はどんな痛みもじっっっとその状態の中に自分を置くことにしていますが
渦中はしんどくて、
「早く消したい!いやだ!」
ってなるけれど
(こんな書きながらなる時はあります😅)
終わるとより自然な形に帳尻が合ってきます。
痛み止めで抑えている時とは感覚が大きく違います。
痛みと向き合うことが難しい生活の中かもしれませんが、どこかで一度試して頂きたいです。