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つれづれな草 ~たまご酒と酒カスの話

梅酒と梅干で、祖母の話が出たので、もう少し思いで話をさせてください。

もちろん、未成年でお酒を飲むのはダメですが、私が風邪をひいたときとか、祖母は良くたまご酒を作ってくれました。

トロトロのたまごに、砂糖で甘くしたお酒は、ひと口飲んだだけで、胸が熱くなって、それだけで風邪も治りそうな感じでした。

たぶん、アルコールは飛ばしてないかったっと思います(笑)

ちなみに、たまご酒の効果は分かってないそうです。

たぶん、昔はたまごが高価で、栄養満点というイメージがあったから、飲むと体の温まるお酒と一緒にしたんだと思います。

俳句では、たまご酒も季語になるんですね、冬の季語だそうです。

酒カスは、祖母が作っていたわけではありません(さすがの祖母も、そこまでできません(笑))。

買ってきたのを、祖母が他の料理に使っていました。確か、奈良漬けを作っていたような……

この奈良漬も、すごく美味しかった。

で、酒カスは、たまに私が『おやつ』としてもらってました。

ホントは、アルコール分が少し残っているので、子どもが食べるのはダメなんでしょうが。

酒カスに砂糖をつけて食べると、美味しんですよね。

お酒の香と砂糖の甘さに、一袋食べる勢いでした。さすがに、食べすぎだと怒られましたが。

祖母との思いでは、ほかにも色々あったのですが、どうしても食べることの話になってしまします。

特別美味しいというわけではないのですが、それこそお店で出される料理のほうが美味しいのですが、ふと思い出すと、無性に食べたくなる料理なんですよね。

私の中では、思い出の味が、『お袋の味』ではなく、『祖母の味』です(母の料理も、祖母の味付けを真似ていましたので、やっぱり祖母の味になるんですよね)。

もう祖母の梅酒や梅干、たまご酒を食べたり飲んだりするのは無理だけど、久しぶりに酒カスを買ってきて、祖母を思い出しながら食べようかなぁ~と思う、晩夏です。

すみません、なんかお酒の話ばかりになってしまって……

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