日々、種を蒔く
「日々、種を蒔く」
日々?毎日蒔いてどうするの?と言われそうだ。
たが、人生も仕事も日々、種を蒔くことが必要だと思う。
仕事で説明してみよう。
日々、子どもたちと関わる。
いろいろな場面、いろいろな場所で。
そのときの小さな関わりが、のちの大きなことにつながる。
授業が終わったとき、ある生徒が質問に来た。
とても簡単な質問。
わずかな時間で終わった。
次の授業でも質問に来た。
これもとても簡単な質問。
また、わずかな時間で終わった。
そのとき蒔いた。
「勉強がんばっているね」
それからも、よく質問をしに来た。
授業でも、積極的に発言するようになってきた。
そのときに蒔いた。
「○○さん、最近よく手を挙げるなあ」
質問ではなく、授業の内容以外のことも話しかけてくるようになった。
自然と、こちらもツッコミを入れたり、子ども側からツッコんできたり。
テスト期間中の放課後。
質問日とし、質問がある生徒が廊下で待つ先生に質問をする時間が設けられた。
しばらくすると、その子が友達を連れてやってきた。
「どこを質問しようかな〜(笑)」
「こら!質問を無理に作るな!」
この生徒は今でもがんばっている。