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Q5:年末年始、親や親戚から結婚の話をされたり、幸せそうな年賀状を見たりするのがつらいです…。

A5:たしかにつらい時期ですが、その「つらさ」を分析することは婚活を一歩進める機会にもなります。

年末年始は、シングルのひとにとって、とりわけ複雑な思いで過ごす時期です。親や親戚から結婚について言われたり、年賀状で幸せそうな夫婦・家族の様子を目にしたり。「結婚していない」ということに、必要以上に負い目を感じてしまいがちな時期とも言えます。

そんななか、一つ試してみてほしいのが、そのとき心の中にある「つらさ」は具体的にどういう気持ちから来ているのか、分析してみるということです。

冷静になって、その「つらさ」を分析すると、おそらくその「主成分」は「焦り」「嫉妬」「劣等感」「(親への)申し訳なさ」といったものになるかと思われます。

「つらい」年末年始は、自分の気持ちを再確認する機会

シングルの身にとって「年末年始がつらい」ということは、自暴自棄になった経験があるのでとてもよくわかるのですが、大事なのは、それを「つらい」という負の感情だけで終わらせずに、前向きなものに転換することです。

どうして「つらい」のかを冷静に、客観的に分析することで、あまり直視したくなかった自分の気持ちが浮かんでくるでしょう。でもその「つらさ」を放置すれば、残念ながら毎年同じ苦しみを味わうことになります。

少し勇気を出して自分の気持ちと向き合えば、結婚に対する自分の気持ちを再確認する、貴重な機会にもなりえるのです。

分析することで、先が見えてくる

その分析においてまず確認しておきたいのは、「自分はほんとうに結婚したいのか」ということ。何を今さら、と思うかもしれませんが、ひとと比べて「結婚していないこと」に対してコンプレックスを感じ、それが「結婚したい」という錯覚につながっている場合もあります。また、「周囲のために結婚しなければ」という意識が強く、自分の本心が隠れてしまっている場合もあります。

冷静に考えれば「やはり自分は仕事を頑張っていきたい」とか「シングルで、趣味などで充実した毎日を送るほうが自分には合っている」などと気づくこともあるでしょう。いまの時点では結婚願望がそれほどない場合でも、将来的にその仕事や趣味での出会いがきっかけで結婚に至る可能性もあるかもしれません。

もちろん結婚したいと思っているならば、それが「なるべく早く」なのか、あるいは「いずれは」なのか、という点もあらためて考えてみましょう。それによって、今年一年の過ごし方が大きく変わってきます。

すぐにでも動き始めるのか、あるいは仕事など他のことを優先して動くのかを考えて婚活のスケジュールを具体的に組むことは、婚活における大事な一歩となります。

結婚願望の有無、程度がどうであれ、分析することでこの先どう進むかが見えてきて、ただ漫然とあった「つらさ」は少し楽になるはずです。

「結婚して親を安心させたい」≠「親の望むように婚活をする」

結婚したいと思う背景には、おそらく多くのひとが「親を安心させたい/喜ばせたい」という思いをもっているかと思います。年末年始は家族と一緒に過ごす時間が長く、より家族を意識するため、実際正月の休み明けは、結婚相談所への問い合わせが増える時期です。

そこで一つ気をつけていただきたいのは、親のためにも結婚したいという思いであっても、婚活するのはあくまでも自分であって、最後に決めるのも自分であるということ。

結婚相談所に親子で説明を聴きに来るパターンは多いのですが、入会後も親同伴で相談に来るケースが見受けられます。とくに、母親の希望に従って活動を進めている娘さんは心配です。親を大切に思うことはもちろん素晴らしいことですが、実際に結婚生活を送っていくのは自分。

親同伴で婚活をするようなタイプでないひとも、親を意識するあまり、結婚に対する自分の希望を見失っていないか、時々振り返ることも必要です。


 

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