『○意思決定の仕方』

物事を決めるのに掛ける負荷は、
出来るだけ軽減するべきだ。

人生とは「決断」の連続であり、
私達は、毎日物事の判断を迫られる。

しかし物事を「決断」をするには
心身に大きなストレス負荷が掛かる。

なぜなら選ぶ選択肢によっては、
「未来」に大きな影響を与えるからだ。

そして「判断基準」も多岐にわたる。

人は膨大な情報が溢れる中で、
適切な選択をするために思い悩む。

しかしこの過程がとても面倒くさい。
そして、非常に疲れてしまう。

今回の記事では、どうすれば
物事を決めるのが楽になるのか、
「決断の仕方」について考えたい。



「○意思決定の過程について」

まず意思決定には幾つかの過程があり、
それを理解することが大事だ。
大まかに言うと、以下の流れになる。


「○目的の確認」
・そもそもの目指すべき方向性

「○情報収集/整理」
・正確な判断材料の確保
・リアルタイムのスピード感

「○展開の予測」
・大まかな展開の予測(※断定は難しい)
・具体的な詰め(※できれば理想的)

「○選択肢の設定」
・判断基準の絞り込み
・性質の見極め
(カテゴリ/真偽/善悪/正否/有効性)

「○判断/決断」
・明確な意思による選択肢の決定





「○各項目の詳細」

上記のアプローチ方法を解説したい。


「○目的の確認」
まず、そもそもの「目的」を再確認する。
結局のところ何を目指すのか
理解していないと道に迷うからだ。


「○情報収集/整理」
また意思決定をするには、
まず「判断材料」が必要になる。

それはつまり「情報」のことであり、
「正確性」が重要になってくる。

また正確性が落ちては本末転倒だが、
「スピード感」もまた重要な要素になる。

一言で「情報」とは言っても様々だが、
例えば以下の「種類」が存在する。

・情報源/信用性
・情報の性質/カテゴリ
・情報の要点/全体像

とても全てを語りきるのは難しいが、
とても奥の深い分野である事は間違いない。



「○展開予測/選択肢の設定」
正確な判断材料が揃ったら、
次に予測をすることになる。

物事が最終的にどうなるのかは
もちろん分からない。

ただ「縦の振り幅 ↕ 」というものは、
ある程度予測する事が出来るはずだ。

それが自然と対策へと繋がり、
つまりは「リスク管理」に直結するのだ。


また「プラス/マイナス」

常に表裏一体であることを意識する。

物事の展開が「プラス」になれば、
それはそれで良い。

大事なのは「マイナス」になった時に、
どう「プラス」に変換して解釈するかだ。

仮に「マイナス」な結果に見えても、
見方ひとつで「プラス」に変えられる。

それが出来れば100%ではなくても、
かなり心理的な負担を減らせるのだ。

その為に日頃から視野を広げておき、
柔軟に考える癖をつけておく必要がある。



「○判断/決断」

選択肢の是非を判断して、
ようやく「決断」が出来るのだ。

ここで気持ちの迷いが出るかどうかは、
「〇目的」「情報」「選択肢」「展開予測」
といった、準備過程の精度による。

どこまで正確に読めるかが大事なのだ。

またダメだった場合における
柔軟性のある対応も重要になってくる。

物事を決める上での土台としての
そうした前提条件が揃っていないと、
最後の覚悟が決まらないのである。

逆に言えば、相応の確信がある時は、
スムーズに意思決定が出来る。

つまり物事の内容や大小に関らず、
自分の考えに自信があれば迷わないで済む。

そして、どんな結果でも
自然と受け入れることが出来る。

その結果に至るまでの過程に対して、
自分自身が本心から「納得」して
「自信」を持てるかが大切なのである。



「○まとめ」

意思決定には、以下の点が大事

目的の確認
情報収集(正確性/スピード感)
展開の予測(先見性)
選択肢の設定(振り幅/リスク管理)
判断/決断(自信/納得)

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