デジタル化を理解する事で販売員のレベルは底上げされる
自粛期間でデジタルに関心が集まりテレワークやオンライン飲み等今まで馴染みのなかった言葉が身近になりました。
ですが、販売員はテレワーク出来ないしデジタルはECに任せてこれからもアナログで人の心を動かす事に注力するしあないと考えているのではないですか?
たしかに自粛期間中に店頭販売が出来ず、アナログに感じる部分もありましたが、デジタルと販売を分けているとこの先時代について行かないかもしれません。
まずはデジタルとは何かを理解しましょう。
デジタル化の一歩目
まず、接客とは相手によって内容が変わるから正解がないという言い訳をやめしょう。
たしかに正解はないですが不正解は確実にありますし、アレンジは技術ありきの話です。
例えば、入店したら「いらっしゃいませ」を言う。
これはどうでしょうか?
正解といえば正解ですがアレンジ次第では圧迫感を与えない為にあえて「こんにちは」に変える方法もあります。
ここで「帰れ!」というのが不正解なのは誰でも分かりますよね。
これをデータ化すると
「帰れ!」はNG
「いらっしゃいませ」は可
「こんにちは」は人を見て使い分ける
と分類出来ます。
この分類を販売員のレベルに合わせて当てはめれば良いのです。
新人にはまずNGワードを教えた後、誰でも一定のレベルで使える可のワードを使ってもらう。
慣れたら人によって使い分けるワードを使う。
単語をリスト化すれば一定ライン以上の接客能力を持つ販売員しか店頭にいない状態になります。
ここからがアレンジ、個性を売りにした販売員になっていくのです。
はじめからあなたの個性を大事にしてというのはレシピも与えず材料だけ渡して料理を作らせているのと同じです。
そんな料理店ありえませんよね。
接客は人それぞれという言葉が濁してしまっているだけで最低ラインのデジタル化は出来ます。
これが研修などで行われているはずなのですが、現場に立つと急に出来なくなるのは珍しくない話。
デジタルは飛び道具ではない
デジタル化と聞くと魔法のような特別なものに思いがちですが、今までやってきた事を分解してデータ(可視化)して具体的な方法を作る。
これだけでもデジタル化したといえます。
店舗のデジタル化はオンライン接客やライブ接客だけではありません。
まずは今している事をデジタル化してから次の行動を決めてもいいのではないでしょうか?
それではまた。