リモートワークでアパレル店舗が必要になる3つの理由
店頭に立っていると家で仕事が出来る事を羨ましく思いますが、この状況が続いた場合この先どうなるか具体的に考えてみました。
①テレビ会議が認識に変革をもたらす
ネットとリアルの決定的な違いは自分の顔が見えるという事です。
普段の会話で自分の顔を意識しながら話す人はいないと思いますが、ネット会話は常に画面の一部に自分が映し出されます。
今までどう見られているか気にしていなかった人が毎日自分を数時間見る日々が続くとどうなるか、、、
自分の現実に気づくわけです。
自身の存在を認識する。
販売員からすると当たり前に感じるかもしれませんが、意外と自分を認識して生活している人は少ないです。
②外出=非日常
リモートワークが定着した場合、会社に行く頻度も減り外出自体が少なくなります。
今まで週5日の外出が無くなり自分の意思で外出をしないといけなくなるのです。
今までは嫌でも家から出ていましたが、これからは嫌なら家に篭れます。
出掛ける際は自分の意思で外出を選択しなくてはいけないのです。
日常だった外出が非日常の体験になるわけです。
③リアルな情報が無くなる。
外出が減るので今まで自然と見ていた他人の洋服を見る機会も減ります。
同年代の他人はなにを着ているのか、若者は、大人は、普段なにを着ているのかわからなくなります。
無意識に集積していた今着るべき服の情報源がなくなり、意識的に情報を集め今着る服を探す必要が出てきます。
急にネットや雑誌で情報を集めても自分がそれ着ても大丈夫なのか?
と不安になる。
そんなとき誰かに正解を教えて欲しい。
リモートワークでアパレル店舗が必要になる理由
外出頻度も減り、自分の現実を認識した人が誰かと会う事になった場合どうでしょうか?
非日常の体験と化した外出時に自分だけテキトーな服を着て浮いたら嫌だと思わないでしょうか?
そんな時オシャレの正解を教えられるのは販売員です。
ただサイズを出すだけの品出し係ではなく、あなたに合う洋服はこれですよ。
と教えられるプロであり、更に希薄になる人との対話を至上の体験に出来るのもプロの販売員なのです。
今まで漠然と怖かった、話しかけてくる知らない人はおしゃれのプロであり数少ない正解を教えてくれる存在になり得ます。
様々な会社がECに注力している中、今だけを見るだけでなくその先を想像し、必要とされる販売員の形を模索するのも1つの道ではないでしょうか?
それではまた。