振り返ることは、人生を味わうこと。【振り返りエヴァンジェリスト#1】
2019年も終わりを迎えようとしていますね。
1年を振り返り、新年に向けて決意を新たにする「節目」を前に、
今日は「振り返り」について書いてみようと思います。
というのも、先日こんなイベントに参加してきました。
主催者はオア明奈さん。
僕が尊敬する、そしてCRAZYのファンになりインターンを始めるきっかけになった社員さんの1人です。
尊敬する人に影響を受けやすい僕は、
彼女のnoteを読んだこともあり、その記事をブックマークして
インターン開始後から日報という形で「振り返り」にトライしていました。
Evernoteを活用し、毎日のフォーマットを決めて取り組んでいたけれど、
イマイチ納得のいく振り返りができない。だから続かない。
そんな日が続いていました。
ちょうど最近、成長実感や明確な目標を持てずに人生に危機感を抱いていたこともあり、
自分の人生を変えるきっかけにしたい!くらいの強い気持ちで
(実際CRAZY CASTのクリスマスパーティーをキャンセルして)参加して、
期待通り(それ以上!)の学びを得ることができました。
そこで、この学びを忘れないうちにまとめて、
”振り返りエヴァンジェリスト”として広めたい!という想いから今回のnoteを書くことに決めました。
「振り返り」をすることの意義
(↑明奈さんのnoteより引用)
まず最初に語ってくれたのは、振り返りをすることの意義。
このスライドにあるように仕事や人生に様々な効果はあれど、
個人的に印象的だったのは
「振り返りの一番の意義は自分の人生を生きている感覚を持ち続けられること」
「”自分の人生でよかったな”と思う瞬間を積み重ねて今を生きてきた。その1つが振り返りだった」
という言葉でした。
自分で自分を認めて、感情が溢れる瞬間を増やす。
自分の意志で今があるということを自分で承認して、人生の点を線につなげていく。
振り返りはCRAZYの大切にしている「祝い」を自分の人生に対して行うことなんだな、と個人的にもとても納得。
振り返りを通して、自分の人生を味わうことができる。
そんな感覚をもらいました。
自己肯定感を上げること
成長余白を見つけること
成果を出す原動力になること
見失いがちなゴールを見定めること
どんな人も人生を豊かにできるメソッドがこの「振り返り」だと断言できます。
「振り返り」のポイント
とはいえ、意味があると分かっていても、
やってみることも継続・習慣化することも難しいのがこの振り返りです。
そこで振り返りの5つのポイントを整理していきます。
(↑再び引用)
①褒めること
振り返りを継続するため、自分の人生を承認するためにまず何よりも大事なことがこの褒めることです。
自分のことを褒めたり、強みを客観視することってとても難しいことで、
むしろ「振り返り」というと良くなかったこと・改善点にばかり目が行ってしまい、気持ちも盛り上がりにくいですよね。
そこで、ポイントは
・とにかくよかったことをたくさん見つける。
できたこと、工夫したこと、成長したこと、どんなことも徹底して褒める。
・仕事のレビューをするときも必ず「できたことから」伝える。
・自分で褒めるのが難しかったら、上司や仲間に「自分のいいところを教えて!」と褒めてもらう。
とにかく褒めて褒めて、振り返りが楽しみになるくらい褒めまくりましょう。
②見返す/④貯める
せっかく頑張って打ち込んだ仕事も、
せっかく始めた振り返りも、
その場限りで流してしまうのはとてももったいないことです。
そして、僕がハマっていた罠はここにありました。
毎日ただ1日を振り返って褒めたり反省したりするだけでなく、
それを週次、月次、3ヶ月、半年、1年間と「節目」を作って棚卸しすることがとても重要でした。
1日では実感できない変化や成長も
日々の学び、印象的な出来事やもらった言葉も
中長期で見ればたくさん出てきます。
忙しない時間の中でも自分が確実にステップアップしている。
日々の出来事が点と点でつながって今の自分を形成している。
そんなことも実感できるのがこの「見返す」ことかなと思います。
そして、具体的に何をどう見返すの?というポイントですが、
まずは「実績を見返す」ことがいいと思います。
Googleカレンダーや手帳など、これまでにやってきたことやスケジュールがわかる資料を引っ張り出してきて、
「今月は◯◯をこれだけやったな」
「この時期はこんなことがあったな/自分はこんな状態だったな」
ということを書き出すことで、当時の出来事や感情も思い出されてくると思います。
すると自分の仕事や生活の癖・特徴も自然と客観視できたりしますよね。
そして、振り返りを書き出すツールを決めて貯めていくことも大事になってきます。
例えばEvernoteで毎日or週次の気づきを貯め、
月次や年次の振り返りは毎年同じスプレッドシートにまとめるなどすることで
いつでも振り返りを一括ですぐに見返せるようになります。
③具体で
物事を漠然と振り返ってしまったり、ただ起きてしまったことに悩むだけではPDCAは上手く回せません。
ただ「◯◯ができなかった」という事象を振り返るだけでなく、
”なぜ”それが起きたのかという【要因】や、どうすれば上手くできたのかという【成功イメージ】・【改善行動】を具体的に考えていくことがいい振り返りのポイントになっていきます。
僕もこの「具体で」も苦手だなあ…と感じていたのですが、
・Whyを3回重ねて要因分析を深掘りする
・自分の性格や人間性に帰着すると解決/改善が難しいので、具体的な行動の癖や思考のパターンに帰着させる
ことをアドバイスいただきました。
⑤楽しむ
褒めることに加えて、自分へのご褒美として楽しみながら振り返ることも非常に大事なポイントになってきます。
例えば
パソコンを置いて、一人旅をしながら1ヶ月の振り返りをノートに書き出すとか、
日常から離れたお気に入りのカフェやホテルで、静かに1年間の振り返りをするとか。
自分を満たすつもりで、お気に入りの場所を決めて、非日常の楽しみとして
振り返りを楽しめたらいいんじゃないでしょうか。
ちなみに明奈さんは毎年末の同じ日に絶対に予定を入れない日を決め、
毎年同じお気に入りの場所で1年間の振り返りをしているそうです。
ここまでが、振り返りをすることの意義と
振り返りのポイントをまとめた前半パートです。
・褒めて、楽しむことで自分を愛しながら継続する。
・貯めて、見返すことで自分の人生の変化や成長を味わう。
・そうすることで自分の意志で生きている自分の人生を承認し、祝う。
これが振り返りの真髄です。
ここまでたくさん書いてきましたが、具体的なやり方やフォーマットとして明奈さんから学んだことはまだまだあります。
ということで、次の記事では学びを踏まえて作った自分なりの具体的な振り返りの方法を
・日報のフォーマット
・月次の出来事の振り返り
・人生を棚下す「LIFE LOG」
の3点で紹介していきたいと思います。
講座を受けたばかりで、月次の振り返りやLIFE LOGはまだ実践できていないので、
それを実践した上での所感も含めて書いていけたらと考えています。
年内に書き上げるぞ!