#嫌われない生き方 ③社会人になってお金を稼いだら何がしたいの?
日本は今日からGW。新社会人の方はこの休日のために頑張って4月を駆け抜けてきたのではないでしょうか。
社会人になりたての頃、まずは慣れることに必死ですよね。
私が新社会人で働いた業界には9年間いました。大学院に長く通っていたので20代後半で社会人経験が0の私。今思えば何を目指して頑張っていたのかなぁ。
ふと、先日読んだ地下アイドルと高城剛さんの対談を思い出しました。その子は、まだ下積みで月5万円の月給でアルバイトをしながらアイドルの活動していました。
高城さんが「アイドルになって売れてお金がたくさんできたら何がしたい?」と聞いたらその子は
「アイドルになるのが夢だったからそれは曖昧ですね」と答えていて、それが正直な答えだなと思いました。夢に向かって走っている子が、その先のステージアップした未来を考えるのは難しいだろうな、と思うのです。
でも、その後の高城さんがこんな風にコメントしていたのです。
「5000万円溜まったらやめたい」でも、「お母さんのために家を建てたい」でも、「お金ができたら借金を返したい」でもいい。
そのイメージが強いほど売れる。だから考えていた方がいいよ。
それはとてもとても私に刺さりました。だれかのために頑張る。今ある負債をクリアして、精神的に楽になりたいという思いは原動力になります。
社会人下積み時代
その話を聞いて、昔の自分のことを思い出していました。
私は大学と大学院を合わせて9年分、奨学金を受けていたので、社会に出た瞬間から借金を返す生活になりました。最初は臨時職員で働き始めたので稼ぎは少なく、地下アイドルの女の子ほどではなかったですが、生活は切り詰めていたと思います。それこそ、私の「社会人下積み時代」だったなぁと思うのです。
借金があったので絶対に早く返したいと思い、その後、必死に勉強して正規の職員になり9年間の間で全額返し終えることができました。お金を貯金や投資に回すことはできなかったけど、「奨学金を返し、借金のある生活から抜け出せたこと」が自信になりました。
「東京貧困女子。」(中村淳彦 東洋経済新報社)に登場する奨学金を返すために、望まない仕事をする女子大生のインタビューがあり、他人事ではいられない気持ちになりました。奨学金の問題がここまでの社会問題となっています。
マイナスからの脱却
そう思うと、私はたまたまうまく返せた内の一人だったのかもしれません。#社会人1年目の私へ メッセージを伝えるとしたら「よく当時頑張ったな」と言ってあげたいです。そして、奨学金は未来の自分への投資と言えど、今よりお金のない当時の自分にとって、借金はマイナス要因でした。「マイナスからの脱却」は大きな達成感でした。
社会人1年目の方の中にも、奨学金を返す人は大変ですが、返し終えるまで頑張ってください。大きな達成感が待ってます。
それから、先ほどの質問。
「アイドルになって売れてお金がたくさんできたら何がしたい?」は
そのまま「社会人になってお金を稼いだら何がしたい?」に置き換えられます。そのイメージが強いほど自分の好きなことが仕事でできる、結果もです。だから考えていた方がいいですよ。
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