ドキュメント『ヤマフル』 試験的醸造再開 その全仕事(7) Folk Wisdom 2022年5月2日 13:46 本稿は2003年4月にサイト『九州焼酎探検隊』で公開したコンテンツの再構成版です。【2003年再蒸留 データ集】粕取焼酎「やまふる」仕込み2003 概要 鳴滝酒造株式会社 古舘 正典●3/8 仕込み ・AM9:30 外気温7℃、水温12℃、粕温度12℃ ・使用粕 精米70%普通酒粕、取得アルコール19.7度、粕歩合26.8% 粕アルコール9度、本日早朝粕放し分 ・原料粕1,020kg、水800L(汲み水歩合78%) ・汲み水温度20℃に調整、粕投入、仕上り温度15℃ ・13:30 発酵開始以下もろみ、写真データ及び品温経過表にて ・3/13 アルコール分析 14.4度 ・3/15 アルコール分析 15.0度 ・3/18 もろみ分析 メーター-6.0、酸3.7、アミノ酸16.2、アルコール16.2度 ・3/22 もろみ分析 メーター-1.5、酸3.9、アミノ酸17.5、アルコール17.3度 ・3/26 もろみ分析 メーター-2.0、酸3.9、アミノ酸18.5、アルコール17.4度 ・3/28 もろみ分析 メーター-2.0、酸4.1、アミノ酸18.7、アルコール17.4度 ・4/4 もろみ分析 メーター-1.0、酸4.0、アミノ酸18.9、アルコール17.1度 ・4/8 もろみ分析 メーター-0.5、酸4.1、アミノ酸19.3、アルコール17.1度●4/9~11 蒸留 ・AM10:00 外気温13℃、もろみ温度12℃ ・最終もろみ メーター-0.5、酸4.0、アミノ酸19.5、アルコール17.0度 ・もろみ容積1,718L、実重量1,604kg ・初釜~10釜まで、一回の蒸留につき、もろみ150kg、籾殻30kg。 ・11釜は、もろみ104kg、籾殻20kg。 ・総計、もろみ1,604kg、籾殻320kg ・末だれカット、アルコール10度~12度1回の蒸留所要時間(除く準備作業)80分。蒸気を通し始めて約20分は蒸気の水のみ流出。その後60分程度で粕取焼酎を回収。油臭の原因となる浮遊物等は、丹念に除去。 ・粕取焼酎総取得量544L・アルコール40.4度。純アル取得217.6L※汲み水歩合、1回のもろみ蒸留量、籾殻混入量、末だれカット度数は、製品の性格を決める極めて重要な要素であるので、各蔵の判断にて。『ヤマフル』の売上推移グラフ(1976~2002年)【Folk Wisdom】への転載を許可いただいた鳴滝酒造株式会社 古舘正典社長に感謝致します。 ダウンロード copy いいなと思ったら応援しよう! チップで応援する #本格焼酎 #唐津市 #粕取焼酎 #正調粕取焼酎 #鳴滝酒造 #ヤマフル