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承認の器
褒め方と叱り方
「叱る」と「褒める」をどのように使い分けるか難しいですね。タイミングもあるし、状況にもよります。叱り過ぎず、褒め過ぎず、どちらも程度問題です。
ただ、叱ったり褒めたりする前に、あるルールを守らないとどちらも逆効果な上に関係性を損なうリスクがあります。
そのルールとは、褒めたり叱ったりする相手のことを普段から、どれだけ興味を持って観察しているかということ。
自分に興味がない上司から「君はよく頑張っているね」と言われても「おベンチャを言っている」と社交辞令にしか思えません。これは親子関係でも同じ。
普段から興味を持って子どもの言動や行動を観察していると、子どもが、何に興味を持ち、何に夢中になっているか、どんなことが嫌なのか観てとれるはずです。その事実のみを褒めたり、或いは叱ったりするということです。
例えば、「○○ちゃんはいつも△△しているよね。ママは観ていて、よく頑張っていると思っているのよ」と、普段から観ている事実のみを褒めてあげます。
そうすると子どもは「ママはいつも自分のことを観てくれている」と感じるので、親の気持ちを素直に受け入れられるようになります。これを「承認」といいます。
※ 承認とは「観察して得られた事実を言葉にして伝えること」
承認の器
叱るのも褒めるのも、その前に承認がないと、場合によっては逆効果になるという話を冒頭でしました。
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