人生のターニングポイントはワクワク感
人との関わり
私は、子どもの頃から人から相談されるのが大好きで、煩わしいと思ったことは一度もありません。生業としていた建築もステンドグラスも「個」と「人」の両局面があります。
そんなことでコーチという職業は、最も天職かもしれません。
相談には男女関係なくこちらからのアドバイスが当たり前と思っていました。建築家として独立したくらいから、プライベートでも、女性の場合は聴くことに専念し、男性は参考意見を求めるのでそれに答えていました。
建築デザインというとデザインや設計が主な仕事だと思っているかもしれませんが、実はその前段階のお客様との打合せが7割と言っても過言ではありません。
したがって建築設計事務所は計画から始まり、完成後も全てにおいて人が多く関わるサービス業です。
打合せのポイント
このように打合せに重きを置いていた私は、人に寄り添うために次のように大きく3つにお客様をタイプ分けしていました。
意見を聞かず我が道を行くタイプ
何につけても意見を求めて従うタイプ
意見は聞くが結論が決まっているタイプ
ただ、3つのタイプに属さないお客様がいます。それは、後々トラブルがあった時に責任転嫁のための保険で意見を聞いておくというタイプ。
このように打合せをしていく段階でお客様のタイプを把握し、それに沿った打合せをするようにしていました。
一方、お客様にも専門家に相談するコツがあります。
迷いは誰にでもあるし、その時に出した結論が正しいかどうかは、時が経ってみなければ分からないし、その時の捉え方しだいでどうようにも変わります。
それには制限を外して素直に「◯◯したい」という、お客様自身の気持ちに従う方が後悔がありません。素直に出した結論は、自身の経験や知識、環境に基づいて導き出したものです。
それが例え思い通りにいかなかったとしても、次に繋がるはずです。
ワクワクワーク
そうは言っても中々素直にはなれないものです。そんな時に自分で実践できるワークをひとつお伝えします。
例えば、A案・B案で悩んでいたとします。
A案・B案の二者択一でどちらか悩んだ挙げ句、A案を実行したとしてイメージします。
・先でどんな問題や課題があるのか
・それにはどのような準備が必要か
・それが成功した先には何が観えるか
それぞれをイメージしてノートに書き出し、一方のB案も同じワークを行ないます。その結果、ワークをしている時、自分の感情が動いたのはA・B案のどちらでしょうか?
このワーク、人生のターニングポイント、分かれ道で悩んだ時に実践してみて下さい。
参考になれば幸いです。
【小さな実践】
人は感情が動くと行動できる。自分にどのような感情が湧いた時に行動しているかを書き出し、自身の感情の行動パターンをまとめて検証してみる
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