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アイスバスに入ったら、体でなく人生が整った件について

今回、インド時代の戦友のちなみさんにお声かけいただき、Human Potential Lab が提供するアイスバスプログラムに参加してきた。今思えば、呼ばれるべくして、呼ばれたのかもしれない。

ネタバレになり過ぎないように、オブラートには包むが、お世辞抜きで、最高だった。いくつか振り返っていきたい。

①チェックイン✅

まずもって、その場の心理的安全性が圧倒的に高い。馬鹿なこと言っても許される雰囲気で、今日心を裸にする上でのスタンス、心構えにつながったことは間違いない。

プログラムは、徹底的な内省を行い、自分の嫌なところ、逃げている部分と向き合い、ブロッカーを外して、コンフォートゾーンから飛び出すというもの。人はホメオスタシス(恒常性)が働く生き物なので、定期的に立ち止まり、自身を客体視する瞬間が必要。スタートアップFounderとしても、いつの間にか、現状維持バイアスに囚われていないか、定点観測が必要だが、周囲の投資家等からメンタリングを受けるのは違い、自己対話で徹底的に向き合い、身体感覚を伴って、体感できるので、骨身に染みる点で大きく異なる

②呼吸法セッション🧘‍♂️

これが本当によかった。ただの瞑想法かなと思って気軽に臨んだが、セッション終了後にはツーッと涙が溢れていた。深く深く自身の呼吸と向き合い、外部のノイズ(周囲の声、鳥の囀り等)をシャットダウンしていく感覚。特筆して感じ取ったポイントを3つご紹介させていただく(※何を感じ取るかは完全に個人差があるので、その辺はご了承いただきたい)

1.人生の終わりを疑似体験 ⚰

セッション途中で見えてきた景色は、自身のお葬式をしていた。そこには幼少期に亡くなった父が佇んでいた。「こっちに来るまで全力で頑張れ」という類の言葉をかけられた。次に母が佇んでいた。いつも心配性ですぐに電話、メッセージを送る母だが、その時は、何も言わずに微笑んでいた。
この辺りで少し涙腺がヤバかったが、まだ周囲にどう思われるか?という知性、理性が優っていたのかもしれない。

その後、息子ふたりと妻が現れた。何を残すことができたのだろう。今後、彼らはどのような人生を歩むんだろう。父として、夫として、素敵な人でいれただろうか。そんなことをぼんやりと考えていると気付いたら、頬を温かいものが伝っていた。

2.自身の体との丁寧な対話 🦻

深く呼吸をしていくと、時に体がピリピリする。血管が詰まって、痺れをきたすような感覚がして、少し怖い。ただ、慣れてくると、普段感じない斬新な体感覚に気付くことがある。普段は当たり前のように、呼吸をしているが、当たり前ではない。0円の空気、水という地球資源に対して、謙虚になれていたのか、感謝を感じられていたのか。そして、体は借り物で、魂を磨くための箱として使わせていただくという諸説あるが、もしそうだとしたら、借り物を丁寧に扱えていたのか。ホテルのチェックアウトの際に、シーツ、ベッドぐちゃぐちゃにして、部屋を後にするか如く、乱暴に扱っていなかったかと反省した。
ピリピリする箇所を通じて、体からのSOSを感じ取る。きちんとケアしてあげられていたのか、周囲には体が資本と知ったげに言いながら、何もできていない自分を恥じた。

3.周囲の目を気にしている 👀

自分はインド人なので、自分の心の眼をと各所で偉そうに言っているが、呼吸を整えている最中も周囲の雑音、泣いたらどう思われるか?と気にしている自分がいた。言行不一致でダサいと痛切した。利他でありたいと言いながら、他者の心の機微を気にするがあまり、自身の心を一部置き去りにしているようにも思えた。

③アイスバス

体を芯から冷やさない為の運動

元々、昨年末にUSのDraperのプログラムで、アイスバスに挑戦したことはあった。ただ、今回は上述の呼吸法を経てからであり、メンバー、場所、体調も異なる為、どのような感覚の違いを感じるか楽しみだったが、特に感じたポイントを記す。

1.水先案内人の重要性 👨

セッションをリードするレンさんの笑顔が印象的だった。恐怖、不安に寄り添い、相手と歩調を併せながら、0°Cの氷水に入水していく自分。これはスタートアップの起業家が、ストレッチの効いたミッションをアサインする時に雰囲気と類似していた。相手の気持ちを慮り、リーダーの表情、大丈夫、大丈夫という一声は、メンバーの不安を一掃する。そんな愛があり、相手に寄り添うコミュニケーションをしたいと感じた。

2.自分の根っこの部分が表出化する

全然気持ち良いっすよという強がり顔

目立ちたがりで、強がりのガッツ、根性の人間性が浮き彫りになった。真っ先に1番乗りで入らせていただくよう挙手し、ぶっちゃけ冷たいけど、自分に負けたくないという根性が錯綜する2分間だった。大体辛いことって発生時点が一番痛点が高く、そこから時間の経過と共に緩和、軽減していくことを把握した上で、精神をキープすることができた事も挑戦の経験値を振り返る上で好機だった。

3.体のメカニズムを知る

自分の体は、35年も付き合ってきているのに、何も知らなかったと痛感した。どこが痛くて、どうすると嫌で、どうすると喜ぶのか。一番近くで使わせていただいているのに、何も分かっていなかった。体のメカニズムを把握することで、ガンダムの操縦をするが如く、もっと最大出力をだせ、効率的に休息、メンテナンスが出来るのではと感じさせられた。

あがった後の整いは、サウナとはまた違う体感した人にしかわからない独特のリラックスタイムである。

④ 感想

1.やはり知性、理性ではなく、感性

上述の通り、最初は、賢く思われたい、強く見られたいという謎のプライドが邪魔をする、ただセッションを通じ、頭から徐々に心、腹に落としていくプロセスを通じ、感性が強まり極まっていく感覚を覚えた。そして、気付いたら、初めましての皆様の前で惜しげもなく涙していた。ただその時の感覚が、本当に愛おしく、native. (ありのままの自然体の姿)で、自分がありたい姿だなと気付けた。

2.自分のコンフォートゾーンを邪魔するものはいなかった?

コンフォート外しキャラレン太郎さん

大体、コンフォートゾーンを抜け出そうとするときに、自分の中での過去のトラウマ等が邪魔をする。そちらには行くなと。ただ、放任主義の家庭で、そのまま子供が大人になった感じの私には、邪魔をするモンスターは存在していなかったことに気付けた。むしろ、適格なタイミングで、コンフォートゾーンを抜け出し、新世界に導き、手を差し伸べてくれるナビゲーターがそこにはいた。

今までのキャリアを振り返っても、事あるごとに引き上げてくださる案内がいてくださった。その方々に改めて、感謝を述べたいし、そのような方が現れた時に、見逃さないように自身を俯瞰し、現在地点の快適状況を表すコンフォートセンサーを鋭敏にしておきたい。

また、今回割と深い内観プロセスにすぐに入れた。もしかしたら、潜在意識、深層部分にすぐにタッチできている状態≒ 本来ありたいbut 言語化が難しい姿と無意識に対話して、体現しようと努力している?と気付けたことも一つの収穫。

3.ファンは悲観的、不安はさらに悲観的に見積もる

何かしらイベントのお誘いをいただくことはあるが、どこかでそんないうほど面白くないのでは?という自分がいる。今回がそういう訳ではなかったが、ぶっちゃけ朝9時に鎌倉に行くのは多少なりとも腰が引ける部分はあったが、それをもはるかに凌駕する体験、出逢いがそこにはあった。

アイスバスに入ること( 自身の体がおかしくなる、心臓が止まるのではないという不安、恐怖)は、マイナスシナリオを多めに見積もる傾向がある。
水深2mと思い、怯えて入ったプールは、実際は足がつく
のだ。過度に恐れない「大丈夫。大丈夫。思ったことは起きない or 予想したほど悪くはない」

4.遠い人の存在は大事にする。一番近しい人はぞんざいにする

自分が呼吸法セッションで現れたのは、紛れもなく、直感的に一番大事と思う人たちだった。父母、妻、息子2人。本当に日々感謝を伝えられているのだろうか?奇遇にも、眼前に映り込んだ光景が、自身の葬式?死期に近いものだったからこそ、改めて大事にしたいことが浮き彫りとなった。
お金でも名誉でもなく、結局、家族なのである。自分の人生の棺桶に入る最後の瞬間が見えたからこそ、迷いなく、今 の生き方、目の前の意思決定ができる。一応直後に母に産んでくれて有難うとLINE通話した。( 感謝を伝えたら、最近落とした財布の事をクソ怒られたので、早めに切った。親子関係はそう簡単ではない)この感情のリマインダーをどうするのかは今後の課題である。

こんな方にオススメ👆

・自己認識しているものではなく、自らも気付けていない本当の自分に気付きたい。
・最近、知識ばっかり詰め込んで動けていない。MBA通ったり、コーチング受けたりと自己を開発していくことが好きで、さらに深めていきたい
・真我に出逢ったメンバーで、IKIGAIに近い自身が本当になりたい自分、やりたいことを気付けている組織、チームを創りたいリーダー、経営者の方
チームメンバーと創業者である自身の視座、求めるスピード感が異なり、イライラを重ね、時に本人にぶつけイライラしている方
等々の方には是非!アンガーマネージメントにアイスバスは有効である。セッション後のSlackのメッセージが別人が憑依したくらいに優しくなっていることに気付くw

次回は6月4日に、鎌倉で開催予定とのこと。詳細は、こちらから!ご興味おありの方は定員がありますので、お急ぎくださいーご満足いただけなければ、私が返金保証しますw

ゆうちゃん、ちなみさん、大変貴重な機会をいただき、本当に有難うございました🙏🇮🇳

本イベント主催のHuman Potential Lab では、ポテンシャル開発の独自メソドロジーをベースに様々なイベントを開催されておりますので、以下のハッシュタグにピンと来る方は、要チェックです!

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