知らなきゃ損する! Amazonの権利問題で勝つための実戦マニュアル
もし、似たような状況で悩んでいる誰かの役に立てればと思い、今回の実戦記録をシェアします!
基本的にAmazonブランドに関しては、権利関係の問題が発生することがよくあり、今回も知的財産権(商標など)の問題で出品ページが削除されました。
実際、何度も似たような問題に直面してきたので、これも現在進行形での戦いです。
ことの発端
以前、弊社が日本総代理店を務めていたブランドの商品ページが、知的財産権の侵害を理由に削除されました。そこで、権利証明の書類などを再提出して復活を依頼することに。しかし、Amazonからの返答は...
「証拠不足です」
基本的にAmazonブランドに関して、特にこういった権利関係については、かなり戦っていると言うか、実戦していると言うか、実践していると言うか・・
まあ、とにかく現在進行形でもやっているので・・・やり合いたくはないのでサラッと終わるようにしてみました。
メールの内容は以下。
平素は Amazon をご利用いただき、誠にありがとうございます。
出品者様の 1 つ以上の出品情報が他者の知的財産権を侵害している可能性があるとの報告を権利者から受けました。Amazon では、出品されたストアにおいて ASIN の出品情報が第三者の知的財産権を侵害することは認められていません。他者の知的財産権を侵害するコンテンツの掲載は、当サイトのポリシーに違反します。
https://sellercentral.amazon.co.jp/gp/help/521
権利者の商標を侵害している可能性があるという申し立てを権利者から受けたため、1 つ以上の出品情報を削除いたしました。
出品が誤って取り消された場合
権利者が誤って通知を送信したと考えられる場合は、権利者に連絡し、通知撤回の申請を依頼してください。撤回申請は、権利者から直接 Amazon に送られた場合にのみ受理いたします。Amazon では、転送された撤回申請や添付された撤回申請はお受けしておりません。権利者の連絡先情報をお知りになりたい場合は、notice-dispute@amazon.co.jp までお問い合わせいただきますようお願いいたします。権利者が申し立てを撤回しない場合、または出品者様から以下に記載した裏付け情報の提供がない場合は、権利者の要請に応じて出品者様の連絡先情報を伝えることがあります。
サポートが必要な場合
違反に関するご質問がある場合や申し立ての提出でサポートが必要な場合は、以下のリンクより、アカウント健全性スペシャリストにお問い合わせください。
https://sellercentral.amazon.co.jp/cu/contact-us/cmn/repeat
出品用アカウントが誤って停止された場合
アカウントが停止される原因となったポリシー違反が誤りだとお考えの場合は、アカウントが Amazon のポリシーに違反していないことを示す証拠や書類をご提出ください。内容について調査いたします。上記のアカウント健全性ページからご提出いただけます。
その説明には、以下の情報を含めてください。
-- 出品者様のアカウントが知的財産権ポリシーに違反していないことの説明。
-- 出品者様のアカウントが知的財産権ポリシーに準拠していることを証明できる情報。
この情報の提出方法
アカウント健全性の「商品規約の遵守」セクションにある「知的財産に関する苦情」に移動します。
https://sellercentral.amazon.co.jp/performance/dashboard?ref=ah_em_mpa
この商品の出品情報に関する停止記録を探します。出品の停止記録の横にある「申し立て」ボタンをクリックして、出品を再開するために必要な情報を送信します。
必要な情報を提供いただけない場合
返答がない場合は、出品は停止したままとなります。違反の記録は、出品が停止されてから最長 180 日間、または違反に対する異議申し立てが行われるまでアカウント健全性ページに残ります。この ASIN の出品情報を削除しても、違反の理由が十分に対処できないため、違反の記録がアカウント健全性ページから削除されることはありません。今回の違反やその他の出品規則違反にご対応いただけない場合、アカウントが停止される可能性があります。60 日以内に真贋の証明をご提供いただけない場合、Amazon はこの違反に関連している在庫を破棄する権利を留保します。このポリシーに違反すると、出品権限を失う可能性や、その他の法的結果が生じる可能性があります。
出品を再開する方法
出品を再開するには、次のいずれかをご提供ください。
-- 出品者様の出品が合法であることを示す、メーカーまたは権利者からの認可書またはライセンス契約。外部リンクは受け付けておりませんので、ご注意ください。セキュリティ上の理由により、添付ファイルの形式は .jpeg、.jpg、.pjpeg、.gif、.png、.tiff に限定しております。
-- 出品者様の商品がオリジナルであることと、権利者から直接購入されたことを示す権利者からの納品書もしくは領収書。権利者の連絡先情報は、このメッセージの末尾に記載しています。
長ったらしいメールなので、ウチのラボの「やまだあいこ」に要約してもらうと以下の内容だそうで。
Amazonからの知的財産権に関する通知の内容と対応手順
通知の内容
「出品中の商品が他の人の知的財産権(商標など)を侵害しているかもしれない」とAmazonから警告が来ています。このため、該当する商品が一時的に出品停止となっています。
誤って出品停止された場合の確認方法
自分の商品が本当に他者の権利を侵害していない場合、まず商品に関連する商標やライセンスについて確認しておきましょう。
商品の権利者(たとえばメーカー)に連絡を取り、「誤ってAmazonに通知を送っていないか」を確認し、もし誤報だとわかれば、Amazonに対して直接、撤回の連絡を依頼します。出品者が自分でAmazonに「誤報である」と伝えても対応されないため、権利者から直接Amazonへ連絡してもらう必要があります。
自分の商品が正当であることを証明する方法
もし商品が正規のものなら、次の2つをAmazonに提出し、「商品が合法である」ことを説明します:
許可証: メーカーやブランドからの販売許可書やライセンス契約書
購入証明: 商品を正規のルートで仕入れた証拠(メーカーや権利者からの領収書など)
Amazonへの申請方法
書類がそろったら、Amazonの「アカウント健全性」のページへ行き、出品停止の記録が残っている箇所から「申し立て」を行います。該当商品が知的財産権に反していないことを証明する資料をアップロードしましょう。
今後の予防策
同じ問題を防ぐために、商標登録をしておくと「ブランド登録」が可能になります。Amazonの「Transparencyプログラム」にも加入すると、偽造品対策などでさらに安心して販売できます。
こうした対処を進めると、今後のアカウント停止リスクを減らし、スムーズにビジネスを継続できます。
要約も長い。笑
簡単に言うと、お前の作ったページだけど、権利者から知的財産権(商標など)の違反申告が来てるから消すよ。
文句があったら、ウチか、権利者に言って消してもらって。
みたいな内容でしょうか。
うぜ〜〜〜〜〜〜〜!!!!
これ以上の感想があるでしょうか・・・
ポストに書いているように、現在はすでに販売していないので、直接の被害というか、そういうのは無いんですけど、アカウントヘルスにも精神衛生上にも影響するので対応しています。
そもそも論として、出品しないなら出品削除しとけよって話ではあるんですが、この商品に出品している人もまだいたので、自分が作ったページでもあるので、そのままにしておきました。
実は以前も同じページを消されたこともあり、数日で復活出来たので、放置しておいたっていうのもあります。
11月の連休もあったので、連休明けから取り掛かることに。
とりあえず、様子見で以前、このブランドからもらっている「認可証明書 CERTIFICATE OF AUTHORIZATION」をぺって貼って送ってみました。
予想通りではありますが、普通に却下。笑
この書類だけでも、充分な証明にはなるんだけどね。
仕方がないので、ちゃんと手を動かすことにしました。
用意した書類は以下と内容について書いたPDF
CERTIFICATE OF AUTHORIZATION (2019年5月発行)
CERTIFICATE OF AUTHORIZATION (2023年8月発行)
請求書 (2023年6月発行)
内容について書いたPDFにはワードで以下について記載
Amazon担当者様
拝啓
平素よりお世話になっております。
この度、[ブランド名]に関する出品ページが知的財産権の侵害により削除された件についてご連絡いたします。
弊社は[ブランド名]について、日本国内での正規販売代理権を保持しており、出品ページの作成は正当な権利に基づくものであるため、ページの早急な復活をお願い申し上げます。
1. 弊社の代理権に関する証拠
[ブランド名]より発行された2通の「CERTIFICATE OF AUTHORIZATION」(2019年5月および2023年8月)には、弊社が[ブランド名]の日本国内における正規代理店であり、商標、ロゴ、商品画像などの知的財産の使用許可も認められていることが記されています。
これらの証明書に基づき、弊社は正当な代理権に基づき出品ページを作成いたしました。
証拠書類:2019年および2023年の「CERTIFICATE OF AUTHORIZATION」
権利内容:日本国内での販売権および商標、ロゴ、商品画像の使用権
2. 実際の取引実績に関する証拠
さらに、2023年6月に発行された弊社の請求書も添付しております。
これは、[ブランド名]の商品「商品名」および「商品名」の正規取引を証明するものです。ASINによる販売をAmazon上で行っていたことの証拠としてもご確認いただけます。
添付請求書:2023年6月発行の請求書
3. 知的財産権侵害に該当しない理由
弊社の出品ページは、正規の代理権および知的財産の使用権を持つ弊社によって作成されたものであり、知的財産権の侵害には該当いたしません。
誤った申告によりページが削除された可能性があるため、迅速にページを復活していただくことをお願い申し上げます。
ご多忙のところ恐れ入りますが、何卒ご対応のほどよろしくお願い申し上げます。
敬具
普通であれば、これで通るんだけど、まだ、足りない、クレクレちゃんらしく、以下の文章が来ました。
平素は Amazon をご利用いただき、誠にありがとうございます。
情報のご提供ありがとうございました。一部不足している情報がございましたため、現時点で出品を再開することはできないと判断いたしました。出品を再開するには、出品された商品が正規品であることを証明するために、以下の書類のいずれかをご提出ください。
-- 申し立てのあったコンテンツを使用する権利を出品者様が保有していることを示す、権利者からの認可書またはライセンス契約。書類は以下の基準を満たしている必要があります。
-- 書類に権利者の名前と住所が記載されていること。
-- 書類に記載されている出品者様の名前と住所が、出品用アカウントの情報と一致していること。
-- 書類により、出品者様のブランド名で権利者の知的財産を使用することが明示的に承認されていること。
-- 出品様の出品商品がオリジナルであり、権利者または正規の販売代理店から直接購入されたものであること、および権利者が主張する商標を侵害していないことを示す納品書もしくは領収書。書類は以下の基準を満たしている必要があります。
-- 通知の日付よりも前の日付であること。
-- 書類に記載されている出品者様の名前と住所が、出品用アカウントの情報と一致していること。
-- 書類にメーカー、販売業者、または小売業者の名前と住所が含まれていること。
-- 納品書もしくは領収書の日付以降に売り上げた商品数をカバーする十分な注文数量が記載されていること。
-- 権利者から Amazon に直接送信される申し立ての撤回。権利者の連絡先情報は、出品者様にお送りした出品停止の通知に記載されています。
権利者の連絡先情報は、このメッセージの末尾に記載しています。
出品が誤って停止された場合
この措置が誤って講じられたとお考えの場合は、その理由をお知らせください。出品者様の説明には、出品された商品が正規品であることの裏付けとなる上記の書類と併せて、出品情報がブランドの知的財産を侵害していない理由を含めていただく必要があります。
この情報の送信方法
知的財産の問題に関するご連絡が発生した出品者様の出品に対して Amazon が講じた措置について、出品者様が申し立てを提出する場合は、アカウントの健全性の「商品規約の遵守」セクションにある「知的財産に関する苦情」に移動します。
https://sellercentral.amazon.co.jp/performance/dashboard?ref=ah_em_mpa
申し立てを行う商品の出品の停止記録を探し、その記録の横にある「申し立て」ボタンをクリックして、出品を再開するための申し立てを提出します。追加情報を提出する際は、停止記録の横にある「申し立てを表示」ボタンをクリックします。「追加情報を送信」ボタンをクリックして、出品を再開するために必要な情報を送信します。
必要な情報をご提供いただけない場合
返答がない場合は、出品は停止したままとなります。違反の記録は、出品が停止されてから最長 180 日間、または違反が解決されるまでアカウント健全性ページに残ります。この ASIN の出品情報を削除しても、違反の理由が十分に対処できないため、違反の記録がアカウント健全性ページから削除されることはありません。今回の違反やその他の出品違反に対応しない場合、アカウントが利用停止になる場合があります。
ため息しか出ない…!
今回のように、Amazonでの権利関係や出品ページの停止に巻き込まれると、心底疲れますよね。
しかも、すでに販売していない商品で、特に損害も出ていないのに、アカウントヘルスや精神衛生には大打撃…。
それでもやっぱり、Amazonで販売を続けていく以上、無視するわけにはいきません。
何度もAmazonに証拠書類を提出してみるものの、返ってくるのは「まだ足りません」というお決まりの返答。
書類も既に出し尽くしているし、正直どうしたらいいのか途方に暮れます。でも、ここで諦めるわけにはいかないんですよね。
そこで、僕は今回の対策を通して身につけた対応法を、より多くの皆さんにお伝えしたいと思いました!
ここから先は、有料の詳細ガイドとして、僕が実際に行った「本気の対策」をまとめました。
Amazonでの権利関係の対応や商標権の侵害対応に悩んでいる方、ぜひ参考にしてみてください。
このガイドの内容
Amazonブランド登録や権利関係のプロとしてどう対応したか?その後の対応策
実際にアカウントスペシャリストに送った文面と、その考え方
保持していないブランドからの侵害報告への対応の仕方と文例
商標権侵害に関する改善テンプレート
解決に向けて動くうえでの具体的な手順とテンプレートを提供しています。僕自身が試行錯誤した過程をリアルに記載しているので、同じようなトラブルに遭ったときに必ず役立つはずです。
ぜひ、応援の意味も込めて、このガイドをお買い求めいただけたら嬉しいです!
ここから先は
Amazonギフトカード5,000円分が当たる
この記事が気に入ったらチップで応援してみませんか?