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🐈秋谷りんこさん

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2023年に創作大賞・別冊文藝春秋賞を受賞され、2024年春に『ナースの卯月に視えるもの』で小説家としてデビューされた秋谷りんこさんの記事をマガジンにしております。 端的に言っ…
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記事一覧

『ナースの卯月に視えるもの2絆をつなぐ』発売日です!

いよいよ本日、拙著『ナースの卯月に視えるもの2 絆をつなぐ』発売日です!!! デビュー前から、そして一巻の刊行時から、応援して支えてくださったみなさまのおかげで、こうして二巻を刊行するにいたりました。本当にいつもありがとうございます!! 二巻も、引き続きイラストレーターのかないさんに表紙を描いていただきました!!デザインは、野中深雪さんです!!卯月かわいい♥めちゃくちゃかわいい!!猫ちゃんもいるし!!最高です✨本当に素敵に仕上げていただきました! 「二巻を書きましょう」

作家デビューに年齢は関係あるのか?

だいたい週一くらいで更新していこうと思っているこの「あたふた日記」ですが、ちょっと気になることを耳にしたので、急遽記事を書いています。 それは、小説家としてデビューするのに年齢は関係あるのか、ということです。 「自分が中年になってきて、小説家デビューを目指しているのにまだ叶っていない……どうしよう、時間がない」 そう仰るご意見を聞きました。正確な前後の文脈がわからないので、もしかしたらこういう意味じゃなかったのかもしれません。本当に物理的に時間がないのでしたら私の話はまった

エッセイの背景に透けて見える人たちへの配慮、どこまでするのか問題。

先日、エッセイが何かわからない、という記事を書いたところ、たくさんの方に読んでいただきました! ありがとうございます。 noteでもXでもコメントをいただき、普段交流のない方まで届き、「私は、エッセイとは〇〇だと思う」といったエッセイ論を語ってくださり、書いてよかった! と思いました。また、たくさんの方のお話を聞いて、とても勉強になりました。今度エッセイを書くときは、みなさんから伺ったことを参考に、より深く考えながら書くことができそうです(ほんとかな?笑)。 それで、エッ

エッセイって何ですか?

エッセイがわかりません。 エッセイって、何ですか? 調べてみると 何で調べても、だいたい、同じようなことが書いてあります。 自由で気軽……書きやすそうですよね。 noteにもエッセイがあふれています。 わからないと言いつつ、私もnote内のエッセイのコンテストで評価していただいたこともありました。#挑戦している君へ というコンテストではグランプリをいただいたし、#未来のためにできること では入賞して文藝春秋に掲載していただきました。そのときは、エッセイってなんだろう? 

Amazonに書影が反映されたので!noteのホーム画面に追加してみました✨すてき!!#ナースの卯月に視えるもの2絆をつなぐ

小説の、視点について

小説を書くとき、何人称何視点で書くか、という問題がありますよね。みなさん、自分の書きやすい視点があると思います。 私は一人称視点で書いています。書きやすい、というのもありますが、残念ながら三人称視点が苦手、というのもあります。 今回の記事は「私が視点についてわかりやすく説明する記事」ではなく、私が「わからないことをつらつらと書くだけ」です。みなさまのお役には立ちませんが、私の悩み……と思っていただければ幸いです。 どうして今さら視点の話をしているのかと言いますと…… デ

『ナースの卯月に視えるもの2絆をつなぐ』書影が公開されました!

デビュー作『ナースの卯月に視えるもの』の続編『ナースの卯月に視えるもの2絆をつなぐ』の書影が公開されました✨ 1巻と同じく、イラストレーターのかないさんに手がけていただき、とてもかわいらしく素敵な表紙になりました✨ そして……卯月が猫を抱っこしています😺😺💗そのあたりもふくめて、書籍の刊行を楽しみにしてくださると嬉しいです!! 発売日は11月6日です! よろしくお願いします🙏 #ナースの卯月に視えるもの2絆をつなぐ

カドブンにて拙著『ナースの卯月に視えるもの』ご紹介いただきました!ありがとうございます!! https://note.com/kadobun_note/n/n7bb7dcf7cbe3?sub_rt=share_pw

久しぶりのお散歩〜失敗談付き

先日、霜月透子さんの記事を見てましたら、坊ちゃん文学賞のご紹介がありました。アナウンスありがとうございますm(_ _)m どこに応募したら良いのかわからず、ずっとカンガルーの母さんみたいにおなかの袋に入れていたショートショートがありまして。過去の受賞作とそこまで作風は外れていないのかなと無謀な判断をして、応募することに。(もちろん私の筆力はかなーーーり受賞者様より劣ります。) 郵送受付もしていて原稿用紙の縦書き横書きも自由なんですね、坊ちゃん文学賞は。張り切って縦書きで手

小説:掃除機バトル【4447文字】

 掃除機をかけていたら誤って夫を吸ってしまった。「あ」と思ったときにはもう遅く、夫はスティックタイプの掃除機にするりと吸い込まれ、ゴミを収集しておくスペースに小さく収まった。休日にどこへも行かず、パジャマのままでソファでだらだらし、お菓子を食べながらテレビをザッピングして、家事を手伝う様子もない夫を、邪魔だと思ってしまったからだろうか。夫のいなくなったリビングは、静かで快適だった。終始テレビの音がしていることもなければ、お菓子の食べかすが気になることもない。清潔で静かで快適だ

掌編小説:トンネルの人【5194文字】

親友の話をしよう。 彼女は、美咲という名前。私とは高校生からの友達。童顔だけれど妙に大人びた目つきで、とても美人。いつも世間の住み心地の悪さを嘆いていた。 私の麻衣という名前を、「まい」とひらがなの発音で優しく呼ぶ人だった。 両親がいつも喧嘩ばかりだったみたい。あまり根掘り葉掘り聞くのも嫌だから詳しくは知らないけれど、強気なわりに泣き虫な美咲は、時々一人で泣いていたみたい。泣き腫らした目で学校に来ることもたまにあった。人に弱みを見せない、強がった子だった。 美咲は恋愛

雑記:「一番好きな作家は村上春樹さんです」以外を聞かせてくれ。

まず最初にことわっておくが、これは村上春樹さんを批判したり、村上春樹さんファンを批判したり、村上春樹さんの作品を批判したりしている記事ではない。 そのことだけはわかってほしい。それをわかってくださった方だけ、読んでください。 村上春樹さんファンで、「なんか読んだら不快になりそう」という方は、ご遠慮ください。 村上春樹さんファンに対して批判的なことを言うのはご法度。とわかったうえで書いています。これは、批判ではありませんので。 ***** noteをはじめて10ヶ月く

日記:無断転載の件

先日は、無断転載の件でお騒がせしました。ご協力くださった方々、心配してくださった方々、みなさんに感謝いたします。 経緯を説明しますと、6月12日月曜の午前9時頃に、フォロワーさんがTwitterのDMで、あるアカウントの記事を添付して「これ、秋谷さんのバックアップアカウントですか?」とお知らせしてくれました。そこには、私が創作大賞に応募した作品がまったく知らないアカウントで投稿されていました。トップ画像も同じで、タイトルも同じ。完全な丸写しでした。投稿した日にちは「2日前」

創作大賞、中間選考通過しました!応援ありがとうございます✨

note創作大賞の中間選考通過作が発表されました! 「老人ホーム デスゲーム」 「正義を貫く覚悟はあるか」 「ナースの卯月に視えるもの」 ありがたいことに、3作品、通過させていただきました! 審査期間中に、読んでくださり、スキ♡、コメントくださったみなさま、本当にありがとうございます!今回は、スキ数での足切りがある?なんて話もありましたので、ひとえにみなさまの応援のおかげです🥺本当にありがとうございます! 次まで進めるかどうかはわかりませんが、中間選考を通過できただけ