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美しい手、芸術的なうどんを紡ぐ女たち

YouTubeで勝手に流れてきた動画なのですが、467万再生ですって。黙っていられないというか、感動です。涙が出ます。美しい動画で、それでもって元気をもらえる。私も美しく働かなきゃと。

87歳という年齢は料理できない人だらけだと思っています。台所に立つことをやめている人が多い気がします。認知機能低下が認められる場合とか、心配性な子供がいる場合はガスの契約を止める人にも複数出会ったことがあります。

80歳過ぎて台所に立って自炊できる人っていうのは個人的には幸福だと思っています。

おばあさんの手はむくんで、指は変形もしているんです。でもその手は絶え間なく働き天ぷらという作品を創作し続けているのです。「リウマチでね、この手が気になって、何にもできなくなっちゃった」なんて言う高齢者は仰山います。おばあさんは違います。その手で包丁を握りナスを美しく切り、手の感覚でてんぷら粉を作り、揚げ物を揚げていきます。皆さん、揚げ物は難しいですよ。私には難しいです。丁寧にえびや野菜を揚げ続けるおばあさんの姿をみて、87歳のこういう姿っていうのは理想であり稀有であり奇跡であり、もう圧倒された。宮崎駿作品も描けないおばあさんの姿ですわ。

おそらくは血の繋がらない3世代の女性たちが、うどん屋を営むために黙々と朝から働く姿は何とも美しいです。美しい動画です。うどんも天ぷらも、提供される食品すべてが丁寧で美しかった。

細かく刻んだネギ、つゆにふりかける胡麻、殻を割ったうずらの卵、たまらないです。

そして、主軸はうどんです。うどんを作る工程を惜しみなく見せてくれるのですがただただ惹きこまれます。製麺する女性(お嫁さん)は大黒柱ですよね、お店の。横浜から岡山まであのうどんを目当てに早急に旅に出なくてはならないって思いました。

去年、娘に根負けして岡山の「おもちゃ王国」へ行ったんです。一泊二日の弾丸ツアーでした。倉敷で美味しいうどんに出会って、夫も娘も私も美味しくて驚いたんですよね。ふらっとうどんを食べる文化が岡山にはあるのかな?ファーストフード感覚でべらぼうに美味しいうどんに出会って。15時頃なのにお客さんがひっきりなしに出たり入ったりしていて。

今年もおもちゃ王国行ってもいいぞ。うどんのために。

倉敷にうどん屋さん、美味しかったです。このショート動画はよく、美味しさを表現できていて、こちらもまた行きたいわ。

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