本を読む楽しさってなんだっけ。
13歳、ライトノベルにはまった。その頃のおこずかいを全て使うくらいに本を読み込んだ。アニメ化した作品は片っ端から中古か新品で買って読んだ。授業中に暇だからと言う理由で本を読んでいた。
16歳、スマホを手に入れても本を読んでいた。ライトノベルを読むことは少なくなっていった。面白い設定だと思ってた異世界、ゲーム、転生。同じような作品がコピーのように並べられてつまらなくなった。
本は面白いと思うシリーズしか買わなくなった。
19歳、ライトノベルを読まなくなった。ライトノベルの世界から離れたのか、自分がライトノベルを読む層から離れたのか。築かれた過去に読んだ本の山。
本は自分が気になった作者、本屋の店頭のおすすめ本。
20歳、本を読むのが辛くなってきた。授業を真面目にきき、帰って課題をやる日々。本をゆっくり読む時間があるならゲームをする。
21歳、本を読まなくなった。あれだけ読みふけっていた本も本棚の飾りと化していた。買っても読まずに溜まっていく。
22歳、本を読めなくなった。毎日の忙しさ、実習、国家試験。時間を本に使うことができなくなった
23歳、本を読むことができなくなった。
本を数ページ読み閉じる。今までは最後まで読みきって満足していたはず。今は数ページでもお腹いっぱいになる。
読みたいけれど読めない。頭に入らないというのだろうか。心が壊れてしまったのだろうか
本を読むことができる人へ。いつまでも読めるとは思わない方がいい。僕みたいに心が壊れてしまったり、病気で文字が読めなくなったりするかもしれない。本は読めるうちに読んでおいた方がいい。
楽しいことは楽しめるうちに楽しんでおくこと、何事も。
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