推しのはなし 上杉謙信(Fate)とバレンタインイベント
これを書き始めたのは、2024年2月14日。
バレンタインデー。
世間一般には、家族や恋人や友達、色んな関係性の中でチョコ、あるいはそれに類する何かが贈られたり、贈られなかったりする日。
Fate/Grand Orderでもバレンタインイベントが開催され、昨年のバレンタイン以降に実装されたサーヴァントについては、新規シナリオがフルボイスで公開される、お披露目の日となった。
新規公開されるサーヴァントの中に推しがいる人からすれば、そのシナリオは、それ単体で特大のイベントである。何ならバレンタインイベント本編がおまけの扱いでもおかしくない。
何を隠す必要もない、というかもうタイトルに書いてしまっているのだけれど、長尾景虎(絆15)のサーヴァントコインを待ち続けていた(今も待ち続けている)2023年の年末に、川中島のイベントを告知する生放送で、景虎さんらしき姿が予告コマーシャルに映り込んでいるのを観て思わず涙をこぼし、そのまま別の霊基として上杉謙信が実装された時には感謝代として10万円をつぎ込み、すぐ宝具5にしてしまう(地獄を見ずに済んで良かった)程度には、かの越後の軍神を推している自分にとっても、今年のバレンタインシナリオは特大イベントになる、はずだった。
結果は上にある画像の通りである。
特大どころの騒ぎではなかった。
画像だけで何が起きたのかについては説明が済んでしまっているのだけれど、あえて事の顛末を語る、もとい死因を究明するとすれば、主な死因は「酔うているのですね、わたしが。あなたという人に――」という言葉だ。
まずはこれをご覧いただきたい。
はい。見事にぶち抜かれていますね?
「実のところ、いくら飲んでも酔うことはないんです」と、バレンタインイベントで言っていたあの景虎さんから、先ほどの言葉に至るまでの経緯。
共に過ごしてきた歳月が変えたもの。
あまりにも尊い。尊いにもほどがある。
景虎さんと謙信ちゃんの根本的な違いは、毘沙門天がどうこうというよりは、ぐだと過ごしてきた時間の違いなのだろうと個人的に思っている。川中島イベントで最強無敵の謙信ちゃんになる前、景虎さんとして同行している時には既に、その在り方、もっと言えば、ぐだへの接し方というのは、景虎さんの時とは確かに違っていたからだ。
今回出てきた「あなたに酔う」という発言は、その変化を表す最上級の言葉ではないだろうか?
何なら愛の告白に等しい気さえする。
…………。
自分の内界に招待して「あなたに酔う」「ここから出したくない」とまで言うのが愛の告白じゃなかったら一体何なんだろう……?
……あ。
もうひとつありましたね、死因。
「私とわたしのマスター」
本当にありがとうございました。
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