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刺し子…近所のおばあちゃんではなく、クチュリエ先生に習う 【ゆるりhandmadeな暮らし#29】

刺し子を始めてみました。ほんとは違うクラフトをやろうと、ちょっとずつ道具や材料を揃えていたのですが、やっぱり製作の時に出るゴミが捨てにくいとか地球を汚すだけなのでは?なんて思いが巡り、結局は布と糸に帰ってきた感じです。陶芸をやってた時にどうしても捨てにくいものが出てきてしまい、自分の中のイメージをカタチにしたい強い思いがある時なら勝手にプラマイゼロでわたしだってエネルギーを生み出してる!なんて変な理屈こねてられたのですが、手すさびの手仕事は断然地球にやさしいほうがいい。まあ、コタツでできる手仕事に惹かれた、というのもありますね。


なにかルーティンでできるクラフトはないものかな、と、しばらく彷徨ってました。昨年夏からマクラメにハマってましたが、必要なものを一通り作り終えてしまい、用途もないまま編むのも虚しくなってしまいまして。ちょっと老眼も入ってきてるので、麻紐のマクラメ編みぐらいのおおらかな手仕事で、出来上がった作品を自分自身が必要として使いたいモノはなんだろうか、と思案。次々糸を変えたりする刺繍や織物系もオートマティックでできないので却下。図案通りに進めないと大変なことになる編み物も瞑想のようにはできないだろう。うーむ…そして消去法でたどり着いた「刺し子」です。

今まで2度ほど刺し子をしてみたことがあります。1度目は友人のお母さんが持ってた大量の図案付きサラシと刺し子糸をいただきました。2度目は自分で本とキットを購入しました。が、いずれも挫折…。簡単単純なようで、細かいところの仕組みがよくわからないのです。加えてその頃刺し子の良さをそんなにわかっていませんでした!数年前に刺し子をしている友人がくれた布巾がそれはもう美しくて、こういう日本の伝統クラフトはやっぱりいいな、と刺し子に対する見方が変わりました。その友人に久々に連絡して教えを乞うことも考えたのですが、わたしは思い立ったらすぐ始めたいタチで…(⌒-⌒; )


余談ですが、小学生の頃、わたしは友達の着てるお母さんお手製のカーディガンが素敵だったらお願いして編み方を習いに行って、おやつに出してもらった手作りのミルクキャラメルが美味しかったら、頼み込んでミニ講習会を開いてもらったりしてました。小学生何人か集まって友達のお母さんから受けるモノ作りレッスン、楽しかったあ〜。我が母に限らず、よそのお母さんにもいろいろ教えてもらってたんですよね、感謝です。そんなふうにモノ作りの師匠が近くにいると心強いのですが、ご近所さんのお顔を思い浮かべてみても、残念ながら刺し子を教えてくれそうなおばあちゃんにヒットしません…(>_<)



さあそこで登場するのが、キットよりはお高いけど、教室通うよりお値打ちであろう「クチュリエ」。回し者じゃあないですが、届いたキットで早速始めてみたら、これが、すごーくわかりやすい解説書もついてて、めげずにスキル習得できそうなのですよ。

この縫い始めと縫い終わりの解説なんかも、とっても親切。今まで本やキットで「最初と最後は重ねて縫いましょう」とありましたが同じところ二重に縫うの?糸を絡ませるの?なんて疑問だらけでしたが「小さくすくって、その上から印通りに。裏の糸を絡ませないように」とかゆいところに手が届きまくりです。独学は嫌いじゃないんですけど、疑問が疑問のまま残ってしまいがちなので、そこを解消してもらえるとスッキリ前進できます。


そして基礎を始めたばかりなのに、早くも上級者向きの作品を作りたい気持ちになっております。

これはこれでいいレッスン形態ですね。モノづくりの学び方も多様化して、今はzoomもあるし、通信講座もあるし、理想は近所のおばあちゃん先生だったけど、クチュリエ先生がいたら続くかな?

お付き合いありがとう

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