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地方移住リモートワーカーになってから2ヶ月目のレポート

どうも、ひらしん ( @hirashin_on ) です。
前回に引き続き地方移住レポートを書いていきたいと思います。


前回は、おもに、もともと住んでいた中野区と、新たに移住してきた新潟市の比較をしてきました。
今回は、仕事環境の変化にスポットを当てつつ書いていきたいと思います。


2ヶ月前まで。オフィスワーク時代

僕が都内に居た頃は、週5日×8時間のフルタイムの正社員として働くことがほとんどでした。副業や、転職時の有給消化時にスタートアップを手伝ったりすることはありましたが、基本的には年に120日以上は通勤電車に揺られていました。

ITエンジニアだったので他業種と比べると朝遅い方だったと思います。「11時までに会社にいればいい」というところが多かったです。一番はやいところでも9時30分でした。また、実はガッツリ定時の会社の経験はあまりなく、多くがフレックスタイムまたは裁量労働制を導入しており、厳密にタイムカードを切るような経験は高校生の頃スーパーでレジ打ちと品出しのアルバイトをしていたときくらいです。

この頃は朝7時〜8時代に起きて、家を出る時間とは別に、出来る限り会社に遅く行って、夜の帰りはそれに比例して遅め、家に帰ると2〜3時間程度何かをして寝るだけ、という時間の使い方でした。

この頃おもに考えていたことといえば、「"メンタル"と"時間"と"お金"」のチマチマした両替です。

例えば、GoogleMapで家から職場まで最速のルートとして出てくる路線が「中央線快速」だった場合、めっちゃ混んでるのでメンタルがやられます。
そこで「移動費がちょっと高くなり、移動時間が十分ちょい長くなる代わりに、ゆったり座われる東西線を利用して、そこで本を読もう」みたいな通勤経路PDCAを一人で回していました。

僕の脳内では、多少のお金と時間を払って、メンタルと勉強時間を購入する見事な決済トランザクション処理が走っていて、それは間違いなく両替事業としてペイしていました。
多分、似たようなことを考えて、自転車通勤したり、タクシーに乗ったりと、日々の通勤手段を工夫している方はかなり多いんじゃないかと思います。

また、会社にギリギリ間に合う時間の2時間前くらいに家を出て、カフェで仕事とは全然違う作業をしていたりすることも多かったです。朝シャンしたあとすぐに家を出て、そのままカフェにいってモーニングコーヒーを飲んだときの「乾燥した顔が、湯気で潤う」あの感覚は、今でも忘れられませんね。結局会社には5分10分遅れることも多かったです。

思い返すといろいろ工夫したり取り組んでいたりしたオフィスワーカー時代だった気がします。

現在。リモートワーカー時代

リモートワークと一言でいっても多種多様だと思います。基本的にオフィスワークをしている会社が一部の社員に一時的に許可をするものから、業務委託契約の契約内容に出勤や勤怠に関する記述がないので、全くルールといったものがない、というものまで。

僕はリモートワーカーになるときに15社くらいから話を伺いましたが、「リモートワークは生活習慣の乱れとの戦いなので、朝会、夕会、定例、ランチ会議など積極的にコミュニケーションをとる機会を作っています」というガチガチ監視スタイルの会社と、「リモートワークは優秀な人同士の性善説の上で成り立っているので、当事者の自由意志にまかせている。なんの問題があるというのだね」という完全両手離し議論放棄スタイルの二極化をしていると感じています。

僕の個人的な意見としては、どっちもあんまり好きじゃないので、この間くらいに落ち着いている現職を選びました。契約形態やら勤怠の打ち方なども細かく調べ上げ、入社後も微妙にルール改正の提案をして、今はかなり労働環境としては居心地の良い状態になっています。

オフィスワーカーの頃のようなチマチマした両替思考は完全になくなりました。「目の前の小一時間を効率的に生きていけば何かにたどり着くだろう」というボトムアップ的な思想から、「そもそも何になりたいんだっけ」から考え始めないと余暇の時間の使い方に迷うトップダウン式の思想に変わってきました。

リモートワーカーになることによって「イライラする」時間はほぼなくなりましたが、代わりに「何かに思い悩み、考えふける」時間は相対的に増えたような気がします。この時間を心地よいインテリジェントな時間と思えるかどうかによって良し悪しが変わるのかな、と思っています。

僕はというと、この時間、あんまり好きじゃないです。
僕は基本的に「やることもないし、やりたいこともない」が根底にある人間なので「何をすべきか」問われても答えが出ません。
中学二年生くらいから考えても全然出てこないので死ぬまで出てこなさそうです。


そんなこんなで、オフィスワーカーからリモートワーカーになって二ヶ月。生活の面でかなり向上をしている気はしますし、支出は減っているけれど心はリッチになっている気はします。
オフィスワーカーに戻りたいと思うことは一生無いでしょうが、リモートワーカーになってもリモートワーカーなりのPDCAを回し続けることになるだろうなと思います。

次回のレポートは12月になると思うので、新潟はめっちゃ寒いんじゃないかと思います。そのあたりの新潟特有の交通状況についてのレポートになるんじゃないかなぁ?まだわかりません。




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