配信用ジャケット

09_-_ごちそう音頭

平魚泳
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※試聴版。オリジナル版(03:18)は購入後に視聴可能。

東京に6年ほど住んで、井之頭公園でも代々木公園でも自由な音楽を規制されるようになり、
世相が変わってきたのを肌で感じて、
「日本がどれほど大きいのか、はたまた小さいのかを実感したい!」
と思い立ち、アパートを引き払い、自転車で西へ西へ「身の程ツアー」と個人的に名付け、
半年ほど旅をしました。2007年でした。

ずっと電車の車窓から気になっていた
「あの森に入ってゆく小径の先へ行ってみたい」という欲求や、
ホタルと一緒に公園のあずまやで眠る、なんていう夢が叶う経験をすまして、
旅人アイデンティティを満たした後、
秋、屋久島から千葉の実家への帰り道。

僕は旅人というよりも音楽家で在りたい。

そんな想いが強くなり、行き道に出会った人に再会してもしばしば、諍いを起こしてしまいました。今思えば己の自己をとらえきれず生まれた歪みをそのまま縁ある人たちに投影してしまったように思います。
本当に、これらのご恩は、これから出会う人たちに返していきたいと思っています。

そんなこんなで12年ぶりに千葉の実家に帰り住み、覚悟を持って、
バイトも、音楽以外の旅もしない。
ライブの話がないときは公園と家でひたすら勉強と練習。
夜は千葉駅の路上でタイコを叩く。
その無許可の公演に全力を注ぐ。

この気持ちは、流れ流れて今、大分の田舎で暮らすことになろうとも
継続中です。
アホだと思います。
日々アホらしくなる気持ちの揺れを整えるため、
心のハーモニーがゼロビートになって
現実世界がすぅーと澄み渡るときが来るまで、
踊って(ちのみちをとおして)、発声練習して、メトロノームくんとタイコでグルーヴして。

いちばん大切なこと♪。

音楽をやらない人たちは、一体どんな時間の過ごし方をしているんだろう?
と、不思議に思ったってことは、僕がやればいいのですね。
他人はは違う感覚だなんて不思議・・・。


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ようやく、この曲が降りてきたいきさつを・・・

そんな千葉の実家でニートしてるとき。
いつものように千葉駅まで1時間の道のりをタイコかついで自転車漕いでました。
自転車漕いでいる時、鼻歌で「ごみかしら?ごちそうかしら?」と出てきました。

通りがかりの公園に自転車を止めて、メモ帳に詩を描きました。

何をすべきかなんて、自分で決めるんだ。
自分の人生なんだから。
世の中の移ろう価値観なんてものを頼りにしていたら
幽霊みたいになっちゃうよ。

ほら!僕もよくわかるよ。
僕がそうだから。
あっちっ側に価値観を明け渡したら
あっという間に幽霊みたいな自分になっちまう。

タイコを叩くんだ。
善い想いを、生みだす気持ちで歌うんだ。

今日の1日を、ゴミにするのも宝物にするのも、
僕が決めていいんだ。
決めなくてもいいんだ。

ただ、いろんな気持ちが在るってことが
豊かに生きるコツだと思うんだ。

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ごちそう音頭

ゴミかしら ご馳走かしら ゴミかしら?

美味そうに食べる奴がいる
不味そうに捨てる奴もいる

ゴミかしら ご馳走かしら ゴミかしら?

羨ましそうに見てる奴がいる
仕方なく食べている奴もいる

世間の風は 暖かくも冷たい様にも吹く
ゴミかしら ご馳走かしら ゴミかしら?

大事そうに隠す奴がいる
気づかずに食べちゃう奴もいる

気になって眠れない夜がある
何一つ変わらない日々を行く

ゴミかしら ご馳走かしら ゴミかしら?
世間の風に吹かれてはまたひとつ
己を知る

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https://note.mu/hirasakana/m/m2f34b79d1a86
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※noteで可能な限りの1番高音質"192kbpsのMP3"でダウンロードして聴いていただくことが出来ます。アルバム「ひとつ」12曲は全曲併せてmixマスタリング共に時間をかけて仕上げています。お手持ちの再生機器で愛聴していただけたら幸いです。

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