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【第3弾】細かすぎて伝えることも汎用性も放棄した腐女子用語選手権

みなさまごきげんよう。春の光のどけき今日このごろ、いかがお過ごしでしょうか。というわけで、最近もいろいろなものにハマリつつアウトプットできていなかったので、久々に腐女子用語選手権第3弾です。

あいかわらず、
・必ずしも腐女子だけが使っている言葉、腐女子発祥の言葉ではない
・別にネットで流行ってるわけではなく私の周囲の人しか使ってない言葉も含む
ことにご注意下さい。

それにしても、なんだかいつのまにか宗教用語多めになっててびびりました。オタ活動ってつきつめると宗教になるよね……。

【BLだ!】
腐女子コンテンツを摂取しすぎたものが背負う病。腐女子コンテンツを摂取しすぎると、BLとして作られていないものに対してもいちいち「BLだ!」認定をしないとすまなくなり、最終的に周囲から「◯◯さんって何見ても、『BLでした』としか言わないよね〜」と言われるオオカミ少年状態に陥る。

例:「ひらりささんって何見てもBL認定しますよね」「でもベイマックスは本当にBLだったんだよ……」

【男女BL】
本来は男同士の恋愛を指す「BL」という言葉を逆に当てはめたくなってしまうほど、ジェンダーから自由に対等に成立しているように思える男女の恋愛を評してつかう言葉。

例:「イミテーション・ゲームのこと、寄宿学校での少年時代がマジBLだとかいう感想もわかるんですけど、あれはチューリングとジョーンの男女BLなんですよ……とにかく観て」

【罪深い】
魅力がつよすぎて、好きになるどころか気が狂いそうになり、理性をとばして散財してしまいそうな吸引力を持っているキャラや作品を表する言葉。類義語に「有罪」もある。

例:「刀剣乱舞、本当に罪深い」

【ペロい】
「萌える」に近い言葉だが、より対象の「無防備さ」「純真さ」「軽率さ」に着眼した言葉と思われる。おそらく「ぺろぺろしたい」が縮まったと思われるが、どうなんでしょうね……。たとえば、イベントでキャストがしどろもどろになってしまって可愛かった、とか、胸元が無防備な服装をしていて可愛かった、とか。「こちらからの視線に関してむとんちゃくかのように萌える言動を行う」さまに使われることが多い気がします。

例:「兼さんは本当にペロい」「最年少は伊達じゃない」「実際伊達じゃないからな……」

【バブみ】
もともとは男性向けから生まれた言葉。キャラに母性に近いを感じ、幼児退行してすべてを委ねたい気持ちを持ったときに使う。……という「自分:赤子の気持ち 対象:母親的な存在」的な使い方が正しい用法っぽいのですが、実は私はずっと「自分:母親的な気持ち 対象:赤子のような存在」として認識してました。女性では後者で使ってる人も見受けられるような……? 類語に「オギャリティ」がある。

例:「燭台切光忠さんの果てしないバブみは、本当に何なんでしょうね……」

【保護者会】
オタたちが、自分たちの好きなキャラや声優、若手俳優の今後を、(頼まれてもいないのに)憂い、「ああなってほしい」「こうなってほしい」と考えてしゃべりあう会。Twitter上で開かれたり、イベント後の飲み会で開かれたり。

【保護い】
ついつい「保護者」ヅラをしてしまいたくなるオタを多数飼っているキャラや声優に対して使う。

例:「凛ちゃん、本当に保護い……」

【信用できない】
あるキャラクターや俳優を、全面的に好きになりたいのだけど、そのキャラクターや俳優を全面的に信用してしまうと、もしかしたら女キャラとの恋愛展開や熱愛発覚が待っているのではないかと思い、いまいち踏み込めない気持ちを表した言葉。恋愛以外でも、めちゃくちゃファン対応のいいキャラや声優・俳優に対して、ついつい裏を読んでしまうときに使う。対義語が「信用できる」。

例:「ペダミュ出てる北村諒さん、Twitterのヘッダーをヨスガノソラ(ギャルゲー)のイラストにしているところが、信用できそうで、逆に信用できない……くっ……でもそんなところも好き……」

【トライアスロン】
水泳・自転車ロードレース・長距離走の3種目を連続して行う耐久競技「トライアスロン」にひっかけて、Free!や弱虫ペダルといったスポーツアニメ複数に同時あるいは連続してハマっている腐女子のさまを指す。

例:「Free!、弱ペダ、ハイキューときて、ついにダイヤにハマってしまいました……もはやトライアスロンどころじゃない……」

【刀狩り】
刀剣乱舞にドはまりし、すべての刀剣男子をそろえるためにゲームを懸命にプレイしている腐女子のさま。あるいはそのうえ、全国各地で実際に公開されている、刀剣男子ゆかりの日本刀たちを見に遠征している腐女子のさま。

【つながり芸】
推し声優のライブ中に腕を組んでうなずきながら鑑賞したり、ライブ後に思わせぶりなツイートをして彼女面ごっこをすること。ちなみに声優の島崎信長さんは、鈴木達央さんのライブの後に、「楽しかった〜!」とだけツイートし、ファンを騒然とさせたことがある。

【夢芸】
アニメやマンガの画像、2.5次元舞台の写真などに夢小説的なツイートをそえて、まるでそのキャラの彼女や知り合いのようにふるまうこと。夢芸もつながり芸も、仲間内でやってるぶんにはめちゃくちゃ楽しいけど、事情を知らない人が見るとマジキチ認定されるので注意が必要だ!

例:(ペダステ千秋楽にキャストがツイートした写真をRTした後のとあるオタのツイート)
「インターハイの3日目 私熱出して行けなかったの悔しかった
でもね、試合が終わってすぐのみんなの集合写真、こっそり送ってきてくれたよね
嬉しかったよ
やっぱり今でも優しいねハヤト」

【ラマダン(断食月)】
2.5次元舞台などの公演期間に全ステ(全公演参加)するために、その前の出費を極力抑える期間のこと。

例:「Aさん、今度のイベントよかったら一緒行きませんか?」「ごめん、今ラマダン中なの……」

【◯◯神社】

2.5次元舞台において、本来2次元のキャラクターを演じている俳優の再現度、演技があまりにもすごすぎて、本来3次元世界に存在しないはずのキャラクターそのものが顕現しているように見えるほどに素晴らしいさま。倫理子さん発祥(参考)。

例:「鈴木拡樹さん最高だった……荒北神社だった……他の人たちもすごかったけど」「ペダステというのはひとつのペダステ神社のなかに複数の神社を内包した最高の世界なんですよ……」

【ピューリタン(清教徒)】
さまざまなメディアミックスが展開されている作品において、それらの存在を認めつつも、あくまで原作に軸足を置いてファン活動を行うさま。他のメディアミックスを排除するようになると、「原理主義者」になるため注意が必要。

例:「ハイキュー、ついに舞台化発表されましたね……」「原作のピューリタンとして絶対に舞台見ないつもりなんですけど、『1回だけ』って言って劇場に行って『ハイステ最高!』と叫ぶ未来が想像できて震えています……」

【偶像崇拝禁止】
原作のあるマンガやアニメにおけるあるキャラが好きすぎて、その作品がメディアミックスする際に、推しキャラがどうしても変化してしまうことを許容できず、そうしたメディアミックスに否定的な態度をとってしまうめんどくさいオタク。

例:「Nさん、ハイキュー好きだから、舞台化喜んでるのかと思ってた……」「だってツッキーを童貞じゃない俳優がやるんでしょ? そんなの許せない……月島蛍については私の宗教が偶像崇拝を禁止してるから……」

というわけで、舞台ハイキュー、私は楽しみです。

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ひらりさ
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