モンスター社員の高校生活
前回、モンスター社員の大学生活を公開し、結構好評だったため、今回はモンスター社員の高校生活について以下に記載致します。
はじめに
「ほぼ男子校」――そう聞くだけで、私の高校生活がどんな感じだったか察しがつく人も多いだろう。
私の高校も例に漏れず、教室には男子ばかり。
女子の数は片手で数えられるほどで、しかも、どちらかと言えば「女子っぽい男子」のほうがクラスに多かった。
そんな環境で自然と芽生えたのが、「外で女子と遊ぼう」という野心だった。
1.高校生で合コンデビュー
高校時代の僕は、すでに「合コン」という遊びの味を知っていた。
週末になると、友人たちと駅前で待ち合わせ、どこかのカラオケに集まる。
女子高の知り合いが連れてきた友人たちとワイワイしながら、お酒を飲んだり、みんなで盛り上がったり。未成年飲酒なんてお構いなしだ。
だが、その代償は意外なところでやってくる。
帰宅すると、親が一言。
「なんで酒臭いの!?」
さらに、友達が吸ったタバコの匂いまで僕に付着していたらしく、部屋中に響き渡るお説教タイムが開幕。
「全然隠せてないじゃん!」と内心呆れる一方で、「まぁ、これも青春だよな」とどこか達観していた。
2.衝撃のラウンドワン事件
合コン途中で行ったラウンドワンのゲーセンでの出来事は、今でも忘れられない。
女子数名が他校の男子にナンパされたのだ。
しかも、彼女が「え、どうしよう~」と口では迷っている感じを出しつつ、明らかに満更でもなさそうな態度を取っていた時、僕は心の中でこう叫んでいた。
「おいおい、俺たちを差し置いてそっち行くの!?」
その日以来、ラウンドワンに行くたびにその時の悔しさが蘇る。
3.心のテーマソング「CANDY GIRL」
当時の僕の口癖は、hitomiの名曲「CANDY GIRL」の歌詞の1部である「もっと楽に生きて行きたい」
合コンが失敗しようが、親に怒られようが、僕の中では「楽に生きる」が最優先。
チャイムと同時にピンポンダッシュし、成績は赤点ギリギリでかわす。
周囲から「もう少し頑張れよ」と言われても
「いやいや、人生楽しんだもん勝ちでしょ」と一蹴する毎日。
4.カンニング協会発足
赤点ギリギリだと、なぜか赤点ギリギリ人間達の結束が強まり、それが一つの勢力「カンニング協会」となった。
そのなかで、赤点ギリギリでかわしていた私が1番優秀であったため、なぜか会長であった。
目標は、会員全員無事卒業!
最終的には、私の答案を会員がカンニングし、無事全員卒業となり、卒業式では会員全員からガチで感謝されたのも、今となってはいい思い出だ。
もちろん、カンニング協会は卒業と同時に解散した。
まとめ
こうして振り返ると、高校時代ですでに「モンスター社員」の素質を持っていたのかもしれない。
努力よりも要領の良さ、真面目さよりも遊び心。
社会に出てからもその精神は変わらず、上司の目をかいくぐりつつ、いかに楽をして過ごすかを追求している。
青春のスタート地点から既にサボりの哲学が完成しつつあったのだ。