20241109 陽のひかり
アルバイトやなんかでいろいろな場所で働いてみる中で、基本的に大きな窓があって、外の光がよく見える場所の方が自分のパフォーマンスが高くなるということに気がついた。外の光が入ってこない場所だとなかなか時間感覚というか1日の感覚がつかめずに、なんだかどんどん塞ぎ込んでしまうような気がしてよくない。
▼大きな窓があって、朝一番に換気をしながら掃除をして、温かい(夏は冷たい)コーヒーを飲みながら必要最低限の荷物で部屋の中のスペースを大きく保ち、事務作業もできるしその気になればストレッチやヨガもできるし、という場所があると本当にいろいろと捗る。なかなかそんな場所には出会えないけれど。何しろ都内はあんまり場所がない。
▼半ば工場みたいな場所で、窓がない部屋で単純作業ばかりやっていると本当に気が滅入ってくるので折を見て勝手に外に出て休憩している。太陽の光を浴びて、なるべく新鮮な空気を吸いながらでないとうまく働けない私はほとんど植物だと言っても過言ではない。空気と日光、それに適当な栄養と水さえあればまあだいたいのものは勝手に成果をあげるだろうと思う。
▼前に働いていた場所は都内の一等地の高層ビルの上の方の階で、仕事はどうでもよかったけれどもとにかく見晴らしがよかった。東京の街と、天気がいいと横浜の方までも見渡すことができた。仕事そのものはどうでもよく、どちらかというと悩みやストレスの方が多かったけれども職場からの眺めがよかったという、ほとんどその一点だけで続けることができていた。
▼夏の間に山の上、利賀村にいて野外劇の準備をしている間は1日のほとんどを外で過ごすことになり、そうなるとたしかに自然と近くて調子はいいのだけれど、突然の雨や蚊やオロロなどの虫の襲撃、夏の強い日差しや高い気温といった自然環境にほぼノーガードで野晒しというのも結構タフで、考えものだなぁ、と思う。
▼劇場や稽古場だと完全暗転を効かせるために窓がなかったり、あるいはそもそも地下につくってあったりすることも多い。演劇と窓、太陽の明かりというのはあんまし相性がよくないようである。でもやっぱり外が好きで、日光が好きなのでいずれ稽古場兼アトリエを構える時には大きな窓から思い切り日光が採れるようにしたいなぁと思う。
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野外で自由に演劇を上演できるようにするための所作台をつくりたい。」
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平泳ぎ本店/Hiraoyogi Co. 第8回公演
戸山公園野外演劇祭参加作品
『若き日の詩人たちの肖像』
2024年 5月17日(金)ー19日(日)
各日18時30分開演(17時45分受付開始・開場)
※雨天決行
於:戸山公園(箱根山地区)陸軍戸山学校軍楽隊 野外演奏場跡
https://g.co/kgs/Ksc4VNJ
【公演詳細】
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