かたるひとたち『若き日の詩人たちの肖像』振り返り編その一
photo by Mikio Kitahara
この記事は、2024/5/17-19東京都新宿区戸山公演野外演奏場跡、および2024/5/25-26長野県上田市犀の角にて行われた、平泳ぎ本店第8回公演『若き日の詩人たちの肖像』(原作:堀田善衞)の公演をふりかえりを書き起こしたものです。
参加者
小川 はい、今回ありがとうございますお集まりいただき。
熊野 いえいえいえ。
小川 お時間いただきまして。
松本 はい。
小川 平泳ぎ本店のnoteの企画で前に、鈴木大倫と河野竜平の、対談みたいなことをやったんですけど、その形式をもう一回利用して、今回の平泳ぎ本店第8回公演『若き日の詩人たちの肖像』の、振り返りをやってしまいましょうという、ことでございますね。
熊野 なるほど。
小川 紹介といますか、誰に集まっていただいたかということをお話ししましょうか、まずは平泳ぎ本店 主宰の松本一歩です。
松本 はい、松本一歩ですよろしくお願いします。
小川 よろしくお願いします。
熊野 よっ。
(拍手)
熊野 これはあれですか、団体の主宰は一歩さんだけど、この企画の企画者は小川さん?
小川 一応そうですね。そしてもう一方が、熊野晋也さんでございます。
熊野 はい!熊野晋也ですよろしくお願いします。
松本 よっ。
(拍手)
小川 大変なお力添えをいただいて。
熊野 いやいやいやいや、楽しい楽しい公演をやらせていただいて。よかったよかった。
小川 熊野さんとの、我々との付き合いみたいなことを、、、あ、チョコでもなんでも食べながら。
熊野 甘いものありました。(チョコを取り出す)
小川 僕もいただきます。(たべっこ動物をとりだす)、、、熊野さんとの馴れ初めみたいなところからご紹介をして行こうかなとおもうんですけど。
熊野 こういうの、公演が始まる前にどこかでね、やるものかと思いきや。
小川 ここまで引っ張って。
熊野 ここまで、なんか雑談の中でもせず。なんかね、その、ほら稽古始まって最初の段階であるじゃないそういう雑談て、「あれで一緒だったもんね」「あ、そっからかー」みたいな、、、全くなく割とストイックに、、、
小川 稽古しかしてなかった、、、
熊野 稽古・稽古・稽古だけだったから、広報的にも、自分たち的にも、そういえばなんでここに熊野晋也は、、、?
小川 なんかすみませんね、、、
熊野 いやいやいやいや、ぼくとしてはあの、ほんとに、念願叶っての平泳ぎ本店(への出演)、と。
松本 ありがとうございます、そんな風におっしゃっていただいて。
熊野 前々から、出たいなと思っていて、もともとね唐ゼミ☆で一緒だった林麻子がでていたけれども、いつだっけあれは?
松本 2019年かな?
小川 麻子さんが出てくれたのは『SAKURA no SONO』(第6回公演 2019年、下北沢OFF・OFFシアター)、、、っていうのが平泳ぎを観てくれたはじめて?
熊野 いやいやいや!はじめてはねそのもっと前から観ているはずで。でもいいなと思うところから、自分の割と近しいひとが出て、それもなんか出演する経緯みたいのを全く聞いてなくて。「でます」「え、マジで?!あそこでんの?!」みたいなことで。彼女(林麻子)もすごく良かったし、なんでそこからずっと出たいなと思っていたから、僕としては念願叶っての、思っていたことがこんなぽっと実現するんだありがたいな、っていう形だったんだけど、、、
松本 うんうん。
熊野 とはいえ皆さんとの、、、それぞれ皆さんとの付き合いがあって、色んな形でメンバーの皆さんと、、、平泳ぎ本店との(出会い)っていうと、すごくあやふや。
松本 これはでも、話し出すと結構長くなって、平泳ぎと、というか僕と劇団唐ゼミ☆さんが出会うところまで遡ったほうがよくて。
熊野 うんうんうん。
松本 僕らが劇団唐ゼミ☆さんの中野さんとお話をするようになったきっかけっていうのが、そもそも中野さんがKAAT(神奈川芸術劇場)で働ける若い人を最初探していて、でなんかの拍子に僕に声がかかって、、、でもそれが何でか僕も覚えてないですもんね、、、あ!津内口さん(津内口淑香)だ絶対最初!
熊野 ほーう。
松本 あのー津内口さんと僕、2012年のKAATのインターン(劇場運営インターン)で一緒だったんですよ。
熊野 あ、そんなところまで!そういうことなんだ!
松本 2012年の、震災の翌年のインターンで津内口さんと一緒に入っていて。でどうやら津内口さんが唐ゼミ☆っていう団体でテント劇をやっているらしいという話をその時に聞いていたんですね。それで中野さんがKAATに出入りをするようになって、若くて仕事ができるやついないかって探してて、以前KAATでインターンをやっていて、なおかつ演劇界のはじっこにいるらしいっていうんで多分僕の名前が挙がったんですよね。
熊野 なるほどねー。
松本 それで中野さんから、ご連絡いただいたかなんかで会ってお話をして、中野さんが前に乗っていた車のお祓いとかに一緒に行っていたんですよ。もともと唐ゼミ☆さんが公演をされた神社かどこかで義理立てもかねて。
熊野 うん、うんうんあった、藤沢のほうだね。
松本 そうしたイベントがちょいちょいあったりしてお付き合いがあった中で、それが2017年くらいの話で、でそのあとせんがわの演劇コンクールで私たちの団体がものすごいコケた、っていうことがあった、んですよ。
小川 ありましたね。
松本 ものすごい、ものすっごいよくない、、、創作の時点から破綻していて、それで結果も良くなくって。もう団体としても空中分解しかけたときに、中野さんがたまたまそのコンクールを観に来てくれていて「まあ作品のことはひとまず置くとして、でも俳優には力があるからまあ大丈夫でしょう」みたいなことをおっしゃって下さったんですよ。結構これが大事なことで。
熊野 うんうん。
松本 あのときはもう、人も何もかも離れていく時間だったんで、、、要は公のコンクールでつまんない作品を発表しちゃったんで、いろんな人が離れていってしまったんですよね、ふわあーと。
熊野 うん、うんうん
松本 それが旗揚げして2年目くらいで、若い団体にとっては致命傷になりかねないときに、そうやって中野さんが仰ってくださったおかげでギリギリ踏ん張れたということがあって。そのあとちょっと時期を挟んで、唐ゼミ☆さんの舞台に出演者として誘っていただいたことがあったんですね、僕とか小川くんとか丸山くんとか。
熊野 そっからちょっと間あけてだよね、コロナ禍に入って。
松本 劇団唐ゼミ☆さんの『唐版 風の又三郎』初演(2020年 新宿中央公園)の時も声をかけていただいていたんですけど、なかなかその時は、コロナ禍にぶつかったばかりで僕らも身動きがとれなくて。
熊野 言いました、そうだそうだ、言いました言いました。僕があの、だれとやりたいかって話の時に、「平泳ぎの人呼びたいです!」っていって、オファーをしてみたもののみんなことごとくスケジュールが合わなくって、これは叶わず!僕は唐ゼミ☆では平泳ぎのみなさんとは全然共演していない。
松本 だから僕の熊野さんに対する認識というのは「すごくお世話になっている中野さんの劇団の看板俳優の方」という感じだったので、実も蓋もない言い方をすると「あの看板俳優の人だ!」みたいな感じでした(笑)。
熊野 まあ外からみるとね。
小川 唐ゼミ☆さんのことはKAATでインターンをする前から知っていたの?
松本 そう、観客として観てはいなくって、たまたま高校の同級生が横国にいて、その人が学生時代に唐ゼミ☆に出入りしてたんですよねしばらく。
熊野 ほー。
松本 たぶん大学の授業で唐ゼミ☆さんの公演のお手伝いとかをしてて。その話を聞いていたので、劇団唐ゼミ☆さんのことは学生時代から知っていて、その後に大学の卒業間際にインターンで津内口さんと一緒になって、『ジョン・シルバー』とかの2010年台半ばの唐ゼミ☆さんの作品を横浜で観るようになって、その主演俳優さんっていうので熊野さんのことをずっと知っていました。
小川 へええ、遡りましたねえ。
松本 遡る!遡るとけっこう遡りますね。それで何かの拍子に「あ、たぶん同い年だな」っていうのは、なんとなくわかってたんですけど。
熊野 そうそう、そうね。
松本 たぶん同世代で年が近くって、同い年くらいだなってわかってたけど、でもなんか自分にとっては「先輩劇団の看板俳優さん」だから先輩、みたいな認識の仕方をしていました、ずっと。
小川 そうねえ。
松本 で、これ、もっと話しちゃいますけれどもね、
小川 はい、どうぞどうぞ。
松本 我々が2021年かな?商業演劇のオーディションを平泳ぎ本店のみんなで受けさせてもらう機会があって、そのオーディションの会場に熊野さんが面接官みたいな感じでいらっしゃったんですよ。
小川 いらっしゃいましたね。
熊野 面接官っていうとあれだけどね、あのー、オーディションの相手役?
松本 そうそうそうそうそう、相手役というかもう完全に審査する側の人っていう形でオーディション会場に熊野さんがいたんで、僕としては熊野さんは、なんていうか完全に頭ひとつ抜けている人、みたいな印象がいっそう強まりました!!
熊野 (笑)
松本 同世代ですけど、同い年ですけれど遠い人、でしたね、、、、、、。
熊野 出会い方がおかしかったんだな。
松本 同世代ですけど、なんかそっち側というかなんかもうなんか、、、
小川 もう仕事に出来てる人?
松本 そう!仕事にできている人、の側の人。それに比べたら僕らは野良なんで。
(笑)
松本 熊野さんと比べたらもう逆に胸を張って「我々は野良なんで!」というような感じでした。
小川 そうだったんだ。っていうのをずっと知らないままここまで来たっていう、、、
熊野 そう、それぞれとそういうのがって。僕は小川さんとは、唐ゼミ☆っていうわけじゃないけど、ほぼほぼ唐ゼミ☆のメンバーでつくった『実朝出帆』という作品で。
小川 あれは、神奈川県の、主催事業でしたよね。
熊野 そうそうそうそう、神奈川県の主催事業で、その中で神奈川県で劇団をやっている唐ゼミ☆のメンバー何人か、と神奈川出身の俳優をさらに呼ぼうっていうなかで小川さんも。
松本 あ、そうか、(小川哲也は)平塚出身だから!
小川 記憶では、その時『ボーク』(第4回公演、2018年 早稲田小劇場どらま館)の稽古中だったんだよね。でなんかどういうことかわからないけど一歩宛にだれか出演できませんか?みたいな連絡が来て。「じゃあ俺が行きます」、みたいな流れだったんだけど、奇しくも私自身神奈川出身で。
熊野 うんうんうん、それで結果的に最高の人が来た!!みたいな。企画の建て付けとしても「出来れば神奈川の人がいてくれるとよりいいな」「神奈川にゆかりのある人が出てくれたらな」っていう状況で、でもキャストが揃わないねえって話していた中で、小川さんが来て、「やた、やったあ!!」って。
小川 ありがたいはなしです。
熊野 あれは2019、2018年とかそのくらいですよね。
小川 2018ですかね。
松本 (神奈川県の)秦野でね。
小川 秦野でね。
熊野 源実朝の首塚の目の前で上演したんです。
小川 あれが僕の野外劇、デビューですね。
熊野 まあまあストロングな野外ですねあれも。
松本 寒い時期でしたねぇ、あの公演も。
熊野 3月くらい、西日に向かってやるからなかなか目を開けられなかったですね。
小川 写真見ると皆渋い顔をしている。
松本 そうか、西日が眩しいんだ!笑
小川 かっこいい顔してる。
熊野 それが、小川さんとはそこで共演をして
。
小川 で、もっと前まで遡ると松永(松永健資 平泳ぎ本店メンバー)とは?
熊野 松永とは僕大学の同期!
松本 そうそうそうそう(笑)。
熊野 ほんとに偶々おなじ大学にいて、たまたま入るつもりのなかった演劇研究会で、入ったんですけど結局。
松本 (横浜市立大学の)海星館ですよね。
熊野 海星館という演劇研究会に入り、1年目はほぼほぼ部室に入り浸っていたので、もうなんか、よくない大学生の典型、授業にいかずサークルの部屋でごろごろしてる、家にもあんま帰らず。
松本 (笑)。
熊野 で松永とは一緒に演劇をやっていたので、そのあと僕は唐ゼミ☆のほうが活動が多くなっちゃったから、大学に行く時間が激減して、たまに顔を出すだけで海星館の公演はなかなか関われなくなっちゃった。
小川 大学生となると13,14年前とかになるんですか?
熊野 もっとじゃない?15,16年前、、、
小川 、、、越しに松永と共演、商業演劇で共演することになった、と。
熊野 『閃光ばなし』(キョードー東京 2023年)で、ほんっとにたまたま一緒になって、それが大学生ぶりの共演、、、?大学のサークルのスタジオで演劇をやってたところから、急にすごく立派なスタジオで、セットも仮組がちゃんとされてるところでやって、なんか感動したね!
松本 (笑)。
熊野 でさらに、松永もずっと平泳ぎ本店という劇団で演劇をやってるのは知ってたから、連絡もほとんどとってなかったんだけど、今回彼のホームでもまた共演をすることになり。
松本 ええ、ええ。
熊野 だから、皆さんとはそれぞれ、わりと色んなところで共演をしていたけど、やっと平泳ぎ本店でやるという。なかなか遠かったね。
小川 僕はね、(客席から熊野さんが)演技をしてるのを観ていて、「わあすごい人だな!」って思ってたから、「え、熊野さんが平泳ぎに出るの?」みたいに、熊野さんが出演するというのを聞いたときに思ったんです。
熊野 あ、ほんとですか。
松本 だからちょっと、僕からしてもちょっとしたサプライズというか、もともと平泳ぎ本店から俳優が6人出るっていっていた中で、丸山君(丸山雄也 平泳ぎ本店メンバー)が急遽別の舞台に出ますっていって抜けちゃったんですよね。
熊野 いや(大きな舞台に出演することは)大事だよ、大事大事!
松本 あいつはあっち(商業の舞台)に行って、あの戸山公園の野外演奏場の六角形の空間に対して5人しか俳優がいないっていう状況になってしまって。
熊野 それは問題だね。
松本 それで頭を悩ますわけじゃないですか。新たに出演してもらう俳優を探すにしてもいろんなファクターがあるわけじゃないですか。団体にとって初めての野外劇公演であることとか、平泳ぎ本店の創作方法として演出家を立てないで集団創作でつくる公演だったりもして、ちょっと特殊ではあるんですよね。だから誰でもいいわけじゃなくて、そこで私たちのことをよく知ってくれていて、かつ、そこに乗ってくれる人、有機的に乗ってくれる人じゃないと、これはうまくいかないだろうなっていうのがあった中で、前の商業演劇の現場とかで熊野さんとご一緒させていただいていたことと、あともう一個大きい要素があって。
熊野 うんうん。
松本 熊野さんが出てた舞台がね、むちゃくちゃ大当たりしてるんですよ、年明けに!『長い正月』っていう作品だったんですけど。
熊野 観に来てくれてありがとうございました。
松本 それも『閃光ばなし』っていう商業演劇の作品で一緒だった石崎竜史さんがやっている劇団で、こまばアゴラ劇場の最後の時期の公演で、その公演がめちゃめちゃ大当たりしている、と。その公演で熊野さんが一人の俳優としてものすごく存在感を放ってる、っていうのを目の当たりにして、、、
熊野 うんうん。
松本 うらやましかったんですよ、単純に、すごく!
熊野 (爆笑)
松本 あの公演には『閃光ばなし』で一緒だった菊池さん(菊池夏野さん)とかも出てたじゃないですか。っていうなかで、「あ、声かけていいいんだ!」って思ったんですよ。
熊野 あ、そういう(共演者としての)繋がりのなかでね。
松本 同世代の中でこういう風に頼れる人がいるんだったら、もうなんか、なりふり構わずに声をかけて、力を貸してもらえればいいんだ、って思ったんですよね。
熊野 『長い正月』は、ほんとにカンパニーメンバーみんなもびっくりするくらい素敵な作品に、愛される作品になったから、、、
松本 だってもう活字になってますからね!『紙背』っていう、批評と戯曲が一緒になってる素敵な本があるんですけれども。
熊野 ありがたい、なりました。
松本 そうして熊野さんに対する、一種の縁起のよさみたいなことをすごい感じていたということもあったんです。「この人が出ている作品は面白いのだ」ということを感じさせる、圧倒的な演技のよさと言いますか。さらにもともと同世代だというのもあって、ぜひご一緒できないかなと思いつめて、いそいそと熊野さんに出演依頼のお話をしに行きました。その間平泳ぎの誰にも何も言わずに。
熊野 あ、そうなんだね。
小川 そう、結構ぎりぎりで(熊野さんが出演するって)聞いたかなあ。
熊野 へええ。
小川 「熊野さんだから…」みたいな、あのいつもの、、、
熊野 いつもの、あの感じね、ちょっとこっちから話をしようとしても会話のトーンが合わないあれね。
(爆笑)
小川 ちょっと早めの時期から「(野外劇には)誰か呼ぶの?」って聞いたら松本は「ま、いずれわかるから、、、」って。
熊野 「楽しみにしとけ」みたいな?
松本 満を持して、じゃないですけど、ある程度私の中ではあたりがついていたというか、「この作品は絶対に熊野さんに出てもらったらいいんだろうな、、、!」っていう予感があったんですね。それでちょっとずつ話を持っていって、熊野さんにご快諾いただいたような格好ですね。
小川 ありがとうございます。
松本 気持ちよかったですよ、だから。「熊野さんにご出演いただくことになりました!」って平泳ぎ本店のslackに書いて、ッターーーン!!って送信した時の気持ちといったらありませんでしたね!!
熊野 みんなにね、どうだっああて。
松本 「そーらよ!」「熊野さんだよ!!!」、と。
熊野 でもそれは、そういう風に思っていただけたなら、嬉しい、ほんとに。僕は僕で唐ゼミ☆にいながら、中野さんとか、室井先生がいて、唐さんがいてっていう、唐さんの時からつながってる熱量に、押されてきただけだから。そこと違ってこう、自分と同じ歳の人達で、自分たちが原動力になって走っていて、それで実際に作品を観に行ったら、やっぱみんなこう修行してきてるから、それぞれ能力が高いんですよね。それぞれの俳優の能力がしっかりしている。自分はそれこそ俳優としては野良で、気づいたら中野さんたちに拳銃持たされて「いけ!!」って追い立てられてるみたいなものだったから。
松本 (爆笑)。
熊野 「あの、、、発声とかは、、、どうしたらよいでしょうか?」「台詞をちゃんとやれば、出る!!!!」「ああ、、、」みたいな感じだったので。
松本 (爆笑)。
熊野 それで都度都度ね、舞台に必要なことがあれば自分で習得していく、っていうなかで演劇をこれまでやっていたから。平泳ぎの人たちにしても、たとえば通っていた養成所とかでなにかある一つの体系だったものを学んできているっていう力強さっていうのはあると思っているから、そういうものと、自分たちでやるっていう原動力のもとでやってる姿を、見ていたからずっと憧れというか、すごいなあと思ってる中での出演だったから。いいですねお互いに良いなと思ってる中で。
小川 両想いだった。
熊野 両想いでした。
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その2につづく
◆日本全国の73名の方々から535,000円の応援をいただき、資金調達が無事に終了しました。ありがとうございました!!
【平泳ぎ本店 クラウドファンディングについて】
「一枚の舞台の床が、才能のゆりかごに。
野外で自由に演劇を上演できるようにするための所作台をつくりたい。」
◆本日もご清覧頂きありがとうございます。もしなにかしら興味深く感じていただけたら、ハートをタップして頂けると毎日書き続けるはげみになります!
◆私が主宰する劇団、平泳ぎ本店/Hiraoyogi Co . では向こう10年の目標を支えて頂くためのメンバーシップ「かえるのおたま」(月額500円)をはじめました。
メンバーシップ限定のコンテンツも多数お届け予定です。ワンコインでぜひ、新宿から世界へと繋がる私たちの演劇活動を応援していただければ幸いです。
→詳しくはこちらから。https://note.com/hiraoyogihonten/n/n04f50b3d02ce
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